⑦円安進行、資源高で値上げラッシュ
ロシアのウクライナ侵攻により、原油や小麦など資源、農産物の国際取引価格が上昇。一方、外国為替市場では日米金融政策の方向性の違いから急速な円安が進行、10月には32年ぶりに年初より35円以上安い一時1㌦=151円台に。
資源輸入国である日本ではエネルギーや原材料の輸入価格高騰に拍車が掛かり、食料などの生活必需品で年間に2万品目を超える値上げラッシュとなった。
⑧原発活用へ舵、建て替え推進
岸田政権は電力の安定供給と脱炭素化推進のため、原発を最大限に活用する方針を決めた。火力発電所の相次ぐ廃止などにより、夏と冬には電力需給が逼迫(ひっぱく)懸念から政府は広く国民に節電を要請。ロシアのウクライナ侵攻で火力発電所の燃料である液化天然ガス(LNG)の調達不安も強いためだ。
東京電力福島第1原発事故を受け凍結してきた建て替えなども進める。
⑨知床で観光船沈没、死者・不明26人
4月23日午後1時15分ごろ、北海道・知床半島沖を航行していた観光船「KAZU I(カズワン)」が消息を絶ち、その後沈没した。乗員・乗客26人のうち20人が死亡、6人が行方不明となっている。
船前方のハッチと窓から浸水し、沈没した可能性が高いとみられている。当日は強風、波浪注意報が出ていた。海上保安庁は、業務上過失致死容疑で運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(59)らの捜査を続けている。
⑩ヤクルト村上、最年少三冠王
プロ野球で、ヤクルト5年目の村上宗隆内野手が日本選手最多の56号本塁打を打ち、打率3割1分8厘、134打点で三冠王に輝いた。18年ぶりに史上最年少の22歳で8人目の達成となる。
7月31日の阪神戦から8月2日の中日戦の2試合にわたり、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打も。パワーだけでなく柔軟さを併せ持つ打撃が光り、勝負を避けられて四球となる場面も多かった。
国内
①安倍元首相、銃撃受け死亡 国葬を実施
②旧統一教会への批判報道過熱、政局化
③反撃能力保有へ、安保政策転換
④サッカーW杯で日本がドイツ、スペインを破り決勝T
⑤参院選で自民大勝、改選過半数
⑥五輪汚職で組織委元理事ら逮捕
⑦円安進行、資源高で値上げラッシュ
⑧原発活用へ舵、建て替え推進
⑨知床で観光船沈没、死者・不明26人
⑩ヤクルト村上、最年少三冠王
<番外>
・コロナ猛威続く、感染2000万人超
・民法改正、成人年齢18歳に
・北京五輪、日本メダル数冬季最多



