[上昇気流]
【上昇気流】(2022年7月15日)
編集部 -
11月に十三代目市川團十郎を襲名する市川海老蔵さんが主役・団七九郎兵衛を演じる「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」を東京・銀座の歌舞伎座で観(み)た。元禄11(1698)年冬に大坂長町裏で起きた殺人事件を基にした芝居だ。
【上昇気流】(2022年7月14日)
編集部 -
「虹の中雨飛び水晶岳聳ゆ」(岡田日郎)。俳句カレンダー(俳人協会刊)7月の面に掲載された夏を代表する句で、作者は山岳俳句の第一人者だ。その日は朝、北アルプスの野口五郎小屋を出発した。
【上昇気流】(2022年7月13日)
編集部 -
シェークスピア作『リア王』。グロスター伯爵が自殺する場面で観客が笑う。「無性に腹が立つ。人が死のうとしているのがそんなに可笑しいか」と、主役のリア王を演じた俳優の山崎努さんが『俳優のノート』(文春文庫)という本の中で怒っている。
【上昇気流】(2022年7月12日)
編集部 -
安倍晋三元首相の死を悼む声が世界各地から寄せられている。米国のブリンケン国務長官はアジア歴訪の帰路、予定を変更し弔問に来日した。台湾では総統府に半旗が掲げられ、蔡英文総統が日本台湾交流協会台北事務所を訪れ献花した。
【上昇気流】(2022年7月11日)
編集部 -
東京から東海道新幹線に乗って浜松を過ぎた辺りから、田畑間の空き地に以前は見られなかった太陽光発電のソーラーパネルが設置されているのを何カ所も見掛ける。小規模だから施設用か家庭用か。再生可能エネルギー事業が拡大している証しであろう。
【上昇気流】(2022年7月10日)
編集部 -
「冷房の頭の痛きまで効きて」(金川ふみ子)。外出して、あまりの暑さに途中で喫茶店などを探してしまう。クーラーの風に当たると一時的に気分が良くなるのだが、徐々に冷気の強さに鳥肌が立ち、いたたまれず店を出ることが多い。
【上昇気流】(2022年7月8日)
編集部 -
「イナフ・イズ・イナフ」――。「もうたくさんだ」という意味の英語で、日本人にもその感じがよく分かる。スキャンダルの相次ぐ英国のジョンソン首相に抗議し、保健相を辞任したジャビド氏の言葉だ。ジョンソン氏を辞任表明に追い込んだ政府関係者や国民の声でもある。
【上昇気流】(2022年7月7日)
編集部 -
ロシアの反体制指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は、モスクワ東方の「ロシアで最も恐ろしい刑務所」で獄中生活を送り、プーチン大統領の肖像の下に座らされているという(小紙7月3日付)。
【上昇気流】(2022年7月6日)
編集部 -
危機管理の対象となる「危機」の共通点は①予知することが極めて難しく、突然にやってくる②予想の規模を超えている③平時の考え方では対応できない(志方俊之・帝京大名誉教授)。
【上昇気流】(2022年7月5日)
編集部 -
映画「男はつらいよ」で、寅さんが旅先から東京・柴又の「とらや」に電話をかける場合、旅館か公衆電話からのことが多い。公衆電話であれば、今はなくなった赤電話かピンク電話である。
【上昇気流】(2022年7月4日)
編集部 -
メダカは戦前から戦後の一時期、都会人の手軽な観賞魚として不動の地位を占めていたようだ。以前、千葉県成田市の熱帯魚などの卸・小売の業者に、先代の話として戦時中のエピソードを聞いたことがある。
【上昇気流】(2022年7月3日)
編集部 -
猛暑が続いている。いつも夕方から夜にかけて読書をするために利用している近郊の駅前の喫茶店は、ここ数日、満員に近く混んでいる。そのため、ほかの店を当たらなければならないほど。
【上昇気流】(2022年7月2日)
編集部 -
暑い、暑いとぼやく日が続くと、天気予報もさることながら「でんき予報」が気に掛かる。でんき予報とは電力使用の予測のことで、供給力との比率を示し、停電の恐れがあれば節電を促す。東京電力のホームページにある。
【上昇気流】(2022年7月1日)
編集部 -
東京電力管内で4日間続いた電力需給逼迫(ひっぱく)注意報が、昨日午後6時に解除された。節電の協力などによって乗り越えられたと、経済産業省は述べている。とはいえ、厳しい暑さの中、きょうから9月30日まで全国的に節電要請に入る。
【上昇気流】(2022年6月30日)
編集部 -
地中海世界は古代文明の揺籃(ようらん)の地だった。幾つもの文明が折り重なって築き上げられた文明圏。ギリシャ人が植民地を広げ、ローマ帝国によって統一事業が成し遂げられた。
【上昇気流】(2022年6月29日)
編集部 -
人間は評価する存在だ。だが、評価される存在でもある。作家の松本清張(1992年没)は批評家を嫌ったが、清張の小説にも多分に作者なりの批評(評価)が含まれている。批評の働きが全くない小説はそもそもあり得ない。
【上昇気流】(2022年6月28日)
編集部 -
気象庁は九州南部、東海、関東甲信の梅雨明けを発表した。いずれも平年より2週間以上早く、関東甲信は観測史上最も早い梅雨明けとなった。梅雨の期間は平年は1カ月以上あるが、今年は東海が13日間、九州南部が16日間、関東甲信が21日間だった。
【上昇気流】(2022年6月27日)
編集部 -
日本最古の巡礼路で約1300年の歴史を持つ西国巡礼。その十番札所で京都・宇治市にある三室戸寺(みむろとじ)に参ってきた。寺伝によると、宝亀元(770)年に光仁天皇の勅願で創建され、皇族や貴族の崇敬を集めた。
【上昇気流】(2022年6月26日)
編集部 -
新聞に地元のホタル祭りのチラシが入っていた。もはや祭りは終わったが、記憶に焼き付けられたのは、新型コロナウイルス禍で祭りがしばらく休止していたからだった。3年ぶりだという。



