[上昇気流]
【上昇気流】(2022年9月16日)
編集部 -
読書の秋である。最近の古書価の暴落は、本好きの人にとっては歓迎すべきことだ。しかし安価な分、ついつい買ってしまって、気流子のようにいわゆる「つんどく」状態となる本も少なくないだろう。
【上昇気流】(2022年9月15日)
編集部 -
韓国とはどのような国なのか。調べ始めたのはソウルオリンピックの数年前のことで、その後たびたびこの国を取材で訪れてきた。そして一冊の歴史書が歴史を見る目を開かせてくれた。
【上昇気流】(2022年9月14日)
編集部 -
ロシア軍が占拠し軍事拠点化しているウクライナ南部のザポロジエ原発。今回査察した国際原子力機関(IAEA)は、外部電源喪失の可能性や疲労の極みにある現場の技術者らの健康状態に言及し「壊滅的事態が起きかねない」と警告した。
【上昇気流】(2022年9月13日)
編集部 -
大相撲の力士のまわしの色がカラフルになり、今やそれが当たり前になっているが、昔はほとんどが黒だった。「黄金の左」で鳴らした横綱輪島が鈍い金色のまわしを締めだしたりした頃から一気に多彩になった記憶がある。
【上昇気流】(2022年9月11日)
編集部 -
「名月や畳の上に松の影」(其角)。夕焼け前のやや青みを帯びた空に丸い月が白く見えた。昨日は中秋の名月だったが、気流子が見たのは満月になる直前。爆音が聞こえたので見上げると、ヘリコプターが月の上を飛んでいたのである。
【上昇気流】(2022年9月10日)
編集部 -
朝夕は涼しくなったとはいえ、夏とも秋ともつかない日々の中で、きょう中秋の名月を迎える。陰暦8月15日の満月のことだが、それが9月上旬だと秋のイメージが湧きづらい。
【上昇気流】(2022年9月9日)
編集部 -
昭和58(1983)年だから今から40年ほど前になるが、小紙で記者クラブについて掘り下げる「記者クラブ その機能と功罪」という連載記事を掲載した。その取材で出会ったのが、毎日新聞OBで警視庁担当キャップなどを務めた“伝説的事件記者”佐々木武惟さん(故人)だ。
【上昇気流】(2022年9月8日)
編集部 -
今年は7月前に猛暑となり、一時は梅雨明けが宣言されたほどだった。関東地方の梅雨入りは6月6日で平年並みだったが、梅雨明けは速報値で6月27日と発表された。その後、確定値では7月23日となった。
【上昇気流】(2022年9月5日)
編集部 -
潜水艇を使って日本周辺の深海調査を行っている名古屋大学などのグループが、房総半島の南東から続く小笠原海溝で、日本人としては初めて水深9801㍍の深海に到達した。快挙だ。
【上昇気流】(2022年9月4日)
編集部 -
そろそろ秋の気配を感じる季節となった。虫の声もセミが少なくなり、夕方からは秋の虫、コオロギなどの声が聞こえてくる。日中はいまだに暑いことが多いが、朝夕は涼しくなっている。
【上昇気流】(2022年9月3日)
編集部 -
「とんとん とんからりと隣組」――。これをメロディーで口ずさめる方はなかなかの年配者だろう。もう少し若い世代であれば「ド・ド・ドリフの大爆笑」はどうだろう。前者は昭和初期の戦時歌謡「隣組」、後者はコント集団「ザ・ドリフターズ」のテレビ番組オープニングソング。原曲は隣組だ。
【上昇気流】(2022年9月2日)
編集部 -
ソ連最後の最高指導者で東西冷戦を終結に導いたミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領が亡くなった。ロシアのウクライナ侵攻に対して、自身が創設した「ゴルバチョフ財団」が「人命に勝る価値はない」として、和平交渉を求めていた。その死は、民主派の衰退を象徴するようにもみえる。
【上昇気流】(2022年9月1日)
編集部 -
福島県猪苗代町に中ノ沢温泉がある。安達太良山の西側のふもとで標高740㍍の高原地帯。西の山々は裏磐梯で、二つの山の間を国道115号が南北に走り、猪苗代町と福島市を結んでいる。
【上昇気流】(2022年8月31日)
編集部 -
文部科学省は、デジタルや脱炭素など、成長分野を担う理工系人材の育成強化に取り組む大学や高等専門学校を支援し、学部や学科を再編する時の初期費用などを援助するという。数千億円規模の基金創設の方向で、壮大なプランだ。
【上昇気流】(2022年8月30日)
編集部 -
来月27日に行われる安倍晋三元首相の国葬に際し、政府は各省庁に弔旗掲揚や黙祷(もくとう)による弔意表明を求める閣議了解を見送る方針を固めたという。哀悼の意を示す閣議了解は、2020年の中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬などでも行われてきた。国葬で行わないというのは筋が通らない。
【上昇気流】(2022年8月29日)
編集部 -
現役で芸歴最長の落語家だった三遊亭金翁さんが93歳で亡くなった。昨年11月には川柳川柳さんが90歳で亡くなった。お二人とも晩年まで高座に上がって笑いを取っていたので、急に寂しくなった。
【上昇気流】(2022年8月27日)
編集部 -
「白河の関越え」が今週、話題になった。夏の高校野球で宮城県の仙台育英が覇者となり、優勝旗が初めて東北にもたらされたからだ。新聞紙上には能因や西行ら名だたる歌人の関にまつわる和歌が紹介されていたが、この人の名がなぜかなかった。



