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イランの核保有「全力阻止」 米・イスラエル首脳が共同宣言

中東を歴訪しているバイデン米大統領は14日、最初の訪問国であるイスラエルでラピド首相と会談し、イランによる核兵器保有を決して認めず、阻止のためにあらゆる力を行使する用意があるなどとする共同宣言に署名した。

香港、愛国教育で共産党の正統性浸透

1日に中国返還25周年を迎えた香港では、記念式典で習近平中国国家主席が「中央による全面的な統治権を堅持し、愛国者による香港統治を実現しなければならない」と述べ、中国共産党の指導による優位性を前提に一国二制度を長期にわたって変えない方針が明確化した。とくに愛国教育は「公民科」教育で中国本土への修学旅行が積極的に推進され、中国共産党の正統性を浸透させる実地見学を重視している。

バイデン米政権 中国の迂回輸出疑惑を不問に

バイデン米政権が、中国メーカーによる関税回避が疑われる東南アジア諸国からの太陽光関連製品の輸入に対して、2年間にわたって新たな関税を課さないことを決めたことが波紋を呼んでいる。中国企業による太陽光関連製品をめぐっては強制労働の問題が指摘されるほか、中国依存を深めることへの懸念が広がっている。

新しい国創りへ本分果たせ

選挙戦最終盤に安倍晋三元首相が凶弾に倒れる不測の事態が発生した第26回参院選が10日投開票された。自民、公明の与党が改選過半数を確保し、両党に日本維新の会と国民民主党を加えた、いわゆる改憲勢力が非改選を含め、参院で改憲発議に必要な3分の2以上の議席を確保した。

ブラジル、安倍元首相死去で3日間の服喪へ

ブラジルのボルソナロ大統領は8日、安倍晋三元首相が銃撃事件で死去したことを受け、同日からブラジル全土で3日間の服喪を行うことを宣言した。全国の公共施設などで半旗が掲げられる。

元首相への銃撃事件に衝撃 米国 在任中「安保政策に劇的変化」

安倍晋三元首相の銃撃事件に米国でも衝撃が広がった。ホワイトハウスは8日の声明で、「日本の安倍晋三元首相に対する暴力的な銃撃について聞いてショックを受け、悲しんでいる。われわれは報道を注視し、元首相の家族や日本の方々に思いを寄せている」と述べた。

安倍元首相が死去、67歳 遊説中、銃撃受け

自民党の安倍晋三元首相が8日、銃撃を受け死去した。67歳だった。首相は参院選で遊説先の奈良市を訪れていた際、背後から銃撃を受け、病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。

露軍ズメイヌイ島撤退の背景 トルコが取引、穀物ルート確保?

ロシア軍が、ウクライナ侵攻開始日に占領した黒海の要衝ズメイヌイ島から撤退した。ロシアは、ウクライナからの穀物輸出のための人道回廊設置という「善意の印」による撤退としているが、背後にトルコとの取引があった可能性が指摘されている。ロシア国内に目を向ければ、戦争の長期化を見据え、議会で事実上の「戦時経済体制法」の審議が進み、連邦保安局(FSB)など治安機関が反対派摘発を強化している。

イスラエル、11月に総選挙 ベネット連立政権、1年で解散

ネタニヤフ前首相を退陣させることを目標に結集したベネット首相率いる8政党による連立政権は、昨年6月に発足してから、わずか1年で解散した。今年11月1日に、ここ3年半で5度目となるイスラエル総選挙が行われる。最大野党の右派リクードを率いるネタニヤフ氏の政権復活なるかが注目されている。

キリスト教徒の結婚式 イスラエルから

先日、アラブ系イスラエル人でキリスト教徒の友人の結婚式に出席した。結婚式はホテルのチャペルで行われた。これまで、ユダヤ教徒やイスラム教徒の結婚式に参席したことはあったが、キリスト教徒の結婚式は初めてだった。

沖縄県、年度末に図上訓練実施へ

中国の台湾侵攻の可能性が排除されない中にあって、台湾有事の際、沖縄の離島住民などを避難させるシミュレーションを行うことは不可欠な情勢になっている。沖縄県議会や県が主催する有識者会議では、住民避難の具体的な議論が行われており、今年度末にも図上訓練が実施される見通しだ。

独カトリック教会 脱会者が急増 聖職者の性犯罪 最大の理由

独ローマ・カトリック教会司教会議(DBK)が6月27日、ボンで公表した「2021年教会統計」によると、35万9338人の信者が昨年、教会から脱会した。20年比で約62%の大幅増だ。脱会の最大の理由は、聖職者の性犯罪問題とそれを隠蔽(いんぺい)してきた教会指導部への不信だ。

埼玉/上田、維新票の動き警戒する公・共 【連載】’22参院選 注目区を行く(6)

「埼玉を一つ一つ変えてきた自信がある」6月25日、影一つない昼下がりの浦和駅前。誰よりも日焼けした顔の無所属現職・上田清司がビールケースの台に上った。衆院議員を10年、埼玉県知事を4期16年務めた実績を挙げながら、74歳とは思えない力強い声で訴えた。

東京 残る1議席めぐり激戦続く 【連載】’22参院選 注目区を行く(5)

史上最短で梅雨が明けた東京選挙区。連日の猛暑の中、総勢34人が6議席をかけて熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げている。

欧州首脳に世論分断圧力 ウクライナ危機、長期化で支援に温度差

スペイン・マドリードで30日に閉幕した北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は、フィンランド、スウェーデン2カ国の加盟申請を受け入れ、ロシアを最重要な具体的脅威と位置付け、同機構の軍装備の強化やアジア太平洋地域の中国の脅威を共有して閉幕した。

神奈川 自公堅実、一本化不調響く立民 ’22参院選 注目区を行く(4)

「最も全国から注目され、激しい選挙が行われている」自民党現職、三原じゅん子の応援に駆け付けた首相の岸田文雄は6月24日、JR川崎駅前で神奈川選挙区の現状をこう表現した。この日は党神奈川県連会長の小泉進次郎も来援。選挙カーの上に3人が並び立つと、猛暑にも関わらず駅周辺の歩道や連絡通路は観衆で埋め尽くされた。

北海道「2議席」めぐり自民・立民激突 ’22参院選 注目区を行く(3)

 「『一日でも早く国政に復帰して』という激励を受け、衆院選1区から参院選に転じた。何としても国政へ送ってほしい」こう叫ぶのは、自民党新人の船橋利実。6月22日の公示日、久しぶりによく晴れた初夏を彩る札幌大通公園での第一声演説会には道内選出の自民国会議員の他、日本維新の会(参院議員)の鈴木宗男と公明党(衆院議員)の稲津久が応援に駆け付けた。

沖縄 オール沖縄に陰り、自民総力戦 【連載】’22参院選 注目区を行く(2)

「共産党は沖縄選挙区を最重要選挙区と位置付けている。『オール沖縄』の皆さんと勝利を目指す」公示日の22日夕、県庁前で開かれた「オール沖縄」が推す無所属、伊波洋一の「出発式」。中央政党から唯一出席した共産党書記局長の小池晃は、反基地や反自衛隊のスローガンが書かれたプラカードを掲げた支持者らにこう訴えた。全国に先駆けて梅雨明けした沖縄は炎天下で、支援者は黄色の鉢巻きを身に着け、直射日光を避けるように日陰に集まっていた。

京都 維新参入で危機感強める立共 【連載】’22参院選 注目区を行く(1)

「京都のことは京都で決めよう。京都には大阪の改革はいらない」イメージカラーの青いネクタイを締め、真っ黒に日焼けした福山哲郎が声を張り上げた。2議席をめぐって過去最多の9人が立候補した京都選挙区で唯一の現職。昨年11月まで立憲民主党幹事長を務めた福山の横には、代表代行の逢坂誠二と最高顧問で元首相の菅直人が並び、厳しい表情で手を振る。批判の矛先は京都に現れた新勢力、日本維新の会だ。

フィンランド・スウェーデンNATO加盟問題【ウクライナ危機 識者に聞く】

トルコにはウクライナ危機が起きた黒海地域の大国の一つという強い自負がある。また、ウクライナ危機以前、ウクライナともロシアとも関係は比較的良好だった。NATO(北大西洋条約機構)加盟国という立場から、基本的には欧米、ウクライナ寄りの立場である。

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