[2022北京五輪・パラリンピック]

ノルディック複合日本団体、念願のメダル獲得

 先輩3人がつないでくれたメダル圏内の位置。アンカーを任され「すごくプレッシャーがあった」と言う最年少の山本は、ドイツ、オーストリアと2、3位を争う展開に。激しいラストスパート勝負で力を振り絞って3位を確保すると、叫びながら両腕を挙げた。

羽生結弦選手が練習、ロック3曲で舞う

 北京五輪のフィギュアスケート男子で4位だった羽生結弦(ANA)が17日、大会の練習リンクで滑り、過去のショートプログラム(SP)で使用したロック3曲で舞った。羽生は「見ていただくからには全力でやりたいなと思って、きょうは楽しいものを詰め込みました」と笑顔で話した。

カーリング日本女子、悔し涙のち喜びの涙

 後悔の涙は、乾き切る前に喜びの涙に変わった。1次リーグ最終戦に敗れたロコ・ソラーレだったが、スウェーデンが韓国に勝ったことで準決勝に滑り込み、「今世紀最大のサプライズ」。セカンド鈴木の明るい声が響いた。

悲願達成に父・愛徳さん「応援ありがとう」

 スピードスケート女子1000メートルで17日、金メダルを獲得した高木美帆選手(27)。個人種目での悲願達成に、出身地の北海道幕別町では関係者が喜びを爆発させた。父愛徳さん(64)はうっすらと涙を浮かべ、「全国から応援をいただき、本当にありがとう」などと語った。

中国本土限定招待の観戦客、声援を送る

 北京冬季五輪で10日、男子スノーボードクロス決勝に声援を送る観客。

カーリング日本は米国破り5勝目、4強へ前進

 最終戦に1次リーグ突破の望みをつないだ。ロコ・ソラーレの日本が米国を撃破。連敗を2で止め、スキップの藤沢は「落ち込みそうになった時もチーム全員で最後まで勝ちを信じていた」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

フィギュア女子、坂本花織がフリーに向けて練習

 フィギュアスケートは17日夜に女子フリーが行われる。2大会連続代表の坂本花織(シスメックス)は、15日のショートプログラム(SP)で79・84点の自己ベストをマークし3位につけた。メダルを獲得すれば、この種目の日本勢では2010年バンクーバー五輪で銀の浅田真央以来となる。

【社説】北京五輪と薬物 納得できぬ参加継続容認

 北京冬季五輪に参加しているフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ選手(ロシア・オリンピック委員会=ROC)がドーピング違反による暫定資格停止処分を解除された問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が参加継続を認めたことが大きな波紋を呼んでいる。

北京五輪、「戦争不要」とウクライナ選手が抗議

 北京冬季五輪に出場したスケルトン男子のウクライナ代表選手が、ロシア軍集結による緊張の高まりに抗議する一幕があった。滑走前、テレビカメラに「ウクライナに戦争は要らない」と記されたポスターを示した。

【社説】北京五輪 チャレンジ精神を称えたい

 北京冬季五輪はきょうで10日目。日本勢はこれまでのところ金メダル二つを含む10個のメダルを獲得している。後半戦の活躍にも期待したい。

上昇気流(2022年2月12日)

北京冬季五輪の開会式で聖火リレーの最終走者の一人が無名のウイグル人女子選手だった。これには世界中が驚いた。ウイグル人は中国共産党政権による「ジェノサイド(集団虐殺)」のただ中に置かれている。それを敢(あ)えて起用し「融和」を演出する意図が丸見えで「ジェノサイド五輪」を逆に印象付けた。

上昇気流(2022年2月11日)

「全部を出し切った」。熱戦の続く北京冬季五輪で、94年ぶりとなる大会3連覇を狙った羽生結弦選手。結果は4位に終わったが、悔いはないといった表情が印象に残った。

脳裏に刻み込まれている50年前の2月の出来事

 6日夜に行われた北京冬季五輪のジャンプ男子個人ノーマルヒルで、小林陵侑選手が優勝した。ジャンプでの優勝は1998年の長野五輪以来、24年ぶり。ノーマルヒルでは72年札幌五輪の笠谷幸生選手(当時は70メートル級)以来、実に50年ぶり。その日も2月6日の日曜日だったという。

【社説】北京五輪開幕人権 弾圧黙認の大会にするな

北京冬季五輪がきょう開幕する。五輪憲章に照らせば、中国がこの「平和の祭典」を開催するにふさわしい国であるか疑問だ。中国の人権弾圧を世界が黙認したとの印象を与える大会にしてはならない。

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