[明日へのノート]
やはり防災訓練しかない
編集部 -
こどもの日の午後、石川県能登で震度6強(珠洲市)の強い地震が起こった。珠洲市では深夜に震度5強の揺れが襲い、6日夜にはさらに激しい雨にも見舞われた。能登半島では2007年にも震度6強の地震が起きており、昨年来、地震が続いていることもあって不安が高まっているという。
増える「学校の統廃合」
編集部 -
この春、妻の田舎の小学校が廃校になった。ちょうど姪(妻の弟の子)が最後の卒業生となった。妻の実家では親族のほとんどがこの小学校の出身で、帰省するたびに小学校時代の友人や保護者の思い出話に花が咲く。地域の人にとっては馴染(なじ)み深い、歴史のある学校である。
年相応に成熟する老人に
編集部 -
つい最近の出来事だ。急いで駆け込んだ電車の中で、いつものように背負いカバンを脱いで荷棚に載せてほっとしていると、前に座っている若い女の子がじっと筆者の顔を見詰めている。何かなと思っていると「どうぞ座ってください」と言って、さっと立ち上がるではないか。一瞬戸惑ったが、頭を下げてから荷棚のカバンを下ろし、空いた席に座らせてもらった。
患者を不安にする手術説明
編集部 -
右足の痛みがひどくなった妻が、かかりつけの整形外科に行った。腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症との診断で鎮痛剤、ブロック注射の治療を受けたが、それでも改善しない。「大きな病院で手術を受けた方がいいだろう」と言うので紹介状を書いてもらった。市立病院での検査の結果、やはり手術を受けることになった。
紳士的な野球人は素晴らしい
編集部 -
WBC第1ラウンド、3月11日のチェコ戦に登板した侍ジャパンの佐々木朗希投手が4回、チェコのウィリー・エスカラ選手の膝に死球を与えてしまった。当初、倒れ込んで痛みを堪(こら)えていたエスカラ選手だったが、佐々木投手が脱帽し、謝罪の姿勢を示し、一塁手の山川穂高選手も帽子を取って謝罪した。エスカラ選手も一塁に進み、ライトのライン沿いに全力疾走で「元気だよ、大丈夫だよ」とアピール。喝采を受けた。
「多死社会」を生きる
編集部 -
2040年の頃に高齢人口がピークを迎える。年金・医療・介護などが逼迫(ひっぱく)すると予測され、「2040年問題」と言われている。生まれた数の約3倍近い人が亡くなる「多死社会」の到来である。
檀家減らさぬお寺の苦労
編集部 -
通勤途中のお寺の一角に「樹木葬」を銘打つ霊園ができたことは昨年8月、この欄で紹介した。当時、150基余りの埋め込み式墓石のうち、契約者は3件だったが、数日前、立ち寄ると、家名が刻まれた墓石は11基に増えていた。
考えさせられた「これからの人生」
編集部 -
私事で恐縮だが、昨年秋ごろから体調を崩していたため、およそ半年ぶりの本欄担当となる。この数カ月、日常生活には不便を強いられ、疲労がたまるため仕事量も抑えざるを得なかった。これまで大きな病気もなく「自分は健康だ」と勝手に思い込んできたせいか、かなり気持ちが落ち込んだ時期もあった。
日本人の箸文化に思う
編集部 -
箸にもいろいろある。高級料亭で供されるもの、お祝いで贈り物にする一膳数千円から数万円の箸。コンビニや一膳飯屋で供される割り箸まで、ピンからキリまである。特に、正月は親戚一同が集まったり、新年会でちょっと良い店に通うとなると、着るものから振る舞いまで気になってしまう。
文系と理系に区分すること
編集部 -
年明け、文科省は理系人材育成に向けて数千億円規模の基金を創設し、理工農系の学部を増やすために3000億円を活用する方針を決めた。今後、79万人規模のIT人材の不足に備えて、文系の多い私立大学に理系学部の新設や転換を促す戦略である。
超高齢化を映す温泉入初
編集部 -
長く単身赴任を続けている筆者はお正月、久しぶりに妻の住む山口県でのんびりと過ごした。神戸の有馬温泉では、2日に入初(いりぞめ)式を行うのが伝統だそうだが、筆者も温泉入初を行った。
親の願いと“お受験”
編集部 -
幼少期から大学受験まで、“ノホホ~ン”と育ち、勉強より遊んだものだ。高校受験も寸前までテニス部の活動に参加し、大丈夫かと冷や冷やする親から「勉強しろ!」と厳しく叱られたものだった。



