[地球だより]

三方よしのレモングラス精油  インドネシアから

アロマセラピーなどでおなじみのエッセンシャルオイルは、植物から抽出される精油だ。インドネシアはその精油の輸出で世界第4位だ。レモングラスや生姜(しょうが)、クローブなど40種類以上の植物から精油が作られている。

夏時間には左右されない イスラエルから

24日からイスラエルは夏時間に移行した。10月下旬までの間は、1時間早く1日の活動を始めることになる。

ごみ山積みでも強気のパリ フランスから

今、パリを観光で訪れる人々は、町中に山積みされたごみの山と悪臭に遭遇する。政府の年金改革への反対派がごみ収集を不可能にしているからだ。この状況はフランス全土に広がる。これで、テニスの全仏オープン、カンヌ映画祭、自転車のロードレース、ツール・ド・フランスと続く国際イベントは大丈夫なのか。9月にはラグビーのワールドカップ、来年夏にはパリ五輪が開催される。

空港職員に求められるプロ意識 フィリピンから

かつて世界最悪の称号で知られていたマニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港で、職員による不祥事が立て続けに発生し、旅行者を震撼(しんかん)させている。

郷愁の思い満たす1杯のラーメン ブラジルから

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のダルビッシュ有選手が都内のラーメン店を訪れたという記事を読んだ。「日本に帰ってきた時にしか体験できないこと」ということだったが、その想(おも)いがラーメンに向く気持ちは、ブラジルに住む筆者にも分かる。

押し寄せるLGBTの波 韓国から

NHKワールドTVで韓国でも放映中の大河ドラマ「どうする家康」に、家康がそうとは知らず同性愛者(レズビアン)を側室に迎えた場面が出てきたが、ジェンダー問題で日本以上に保守的だった韓国では同性愛を巡る苦悩や葛藤はもっと深かったに違いない。実話ではないが、19世紀末に書かれた小説『方翰林伝』にはレズビアンの主人公が登場する。勝手な想像だが、著者不詳になっているのはこの種のテーマがタブーだったからだろうか。

ウクライナ人女性が「ありがとう」 スペインから

マドリードに住むウクライナ人女性から感謝の言葉をもらった。突然のことだったので大変驚いた。

ユダヤ人救済を祝う「プリム祭」イスラエルから

ユダヤ暦アダル月14日に当たる3月7日、イスラエルの祝日の中で最も華やかでにぎやかな「プリム祭」が全国各地で行われた。

電車でマスク着用は罰金? オーストリアから

オーストリアでは3月1日から市電や地下鉄などの公共交通機関に乗る時のマスク着用義務はなくなった。そして6月末までに全ての新型コロナウイルス危機対策は終了し、コロナ下で実施されてきた予防接種、検査、投薬は、通常の医療システムに統合される。

街頭演説がない選挙運動 フィンランドから

3月2日、国会議員の任期満了により、総選挙に向けて各党の選挙運動が始まった。来月2日には、新たな200名の国会議員が選出される予定だ。

多発するスキミング被害にご用心 米国から

クレジットカード大国である米国で、カードから情報を盗み取るスキミング被害が急増している。データ分析会社によると、米国では昨年、被害に遭ったカードは一昨年の5倍の16万1000件以上だった。その総額は、年間1億㌦以上にもなるという。

韓国の地図には北朝鮮が入る? 韓国から

先日、知人たちと会食した時に韓国の地図が話題になった。ある中年女性が言うには「昔、小学校で先生から『わが国を略図で描くと33と描けばいいんだ』って習った」そうだ。「33」とは何のことか聞くと、朝鮮半島の黄海沿岸を北から南まで線でなぞらえると「3」の形になり、反対側の日本海沿岸を北から南まで同じく線でなぞらえても「3」の形になる、だから「33」だと言う。少し大ざっぱだが、言われてみるとその通りだ。

凍結した道の歩き方 モンゴルから

ウランバートルの道は、急に都市化を進めてしまったせいか、現地の気候に対応できていない気がする。冬は氷が張って滑るし、夏は雨が降ると排水設備が整っていないのであっという間に洪水状態となる。

ソロモン王の王冠の花 イスラエルから

朝の日差しが暖かく、イスラエルにも新緑の香りが感じられる季節がやって来た。 砂漠色だった山や丘には一面に緑のじゅうたんが敷かれ、放牧された牛たちが柔らかな新芽をはんでいる。アーモンドの花が日本の桜のように満開だ。菜の花の黄色が心を弾ませ、所々に鮮やかな赤いアネモネの花が映えて目を引く。

女性教師刺殺の衝撃 フランスから

フランス南西部サンジャンドリュズにあるカトリックの私立高校で、スペイン語の女性教師が、授業中に生徒に刺され死亡する事件が起き、フランス全土に衝撃を与えた。

デング熱で学んだ早期受診の大切さ ブラジルから

先日、夜中にいきなり寒けに襲われた。翌朝には38度を超える熱が出たため、新型コロナウイルス感染を疑い、安静にすることにした。体の節々も痛くなっていたが、新型コロナに以前感染した時と似たような症状だった。

バレンタイン楽しむ都会の若者 ネパールから

2月14日は言わずと知れたバレンタインデーの一日。ネパールはヒンズー教文化圏ということもあって、一昔前は意識されないものだったのが、90年代から都会の若者の間で広まりを見せたという。

満員電車の連帯感 イスラエルから

つい先日、テルアビブからエルサレムまで高速鉄道に乗った。車内は、東京のラッシュアワーを思わせるほどの混みようで、英語でいう「缶詰のイワシ」状態だった。

カラスは民主主義の「敵」オーストリアから

オーストリアの国民議会が先月12日、改築後再オープンした。新議会の特徴は屋根のドームがガラス張りで議会内が明るいこと。国民議会の公式サイトにはガラス張りのドームについて「わが国の政治の透明性を象徴するものだ」とその意義が説明されている。

スパイクシューズは必需品 フィンランドから

わが家では冬、車のスパイクタイヤと同様、靴がスパイクシューズとなる。雪が降り、その雪が踏み固められ、あるいは、雪が解け始めた後に気温が下がり、路面が凍結している日には、靴底にスリップ防止用のスパイクを必ず装備する。

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