防衛・沖縄

疑問符つく反基地の平和教育 元教員・上原義雄氏

戦後は、「1食抜きでもいい、裸足(はだし)になってもいい、イモを食べる生活でもいいから、一日も早く祖国に帰りたい」という声が全島に広がっていて、沖縄教職員会を中心に祖国復帰運動が大きな県民運動として高まった。

沖縄県知事選野党候補、今月にも決定へ

選挙イヤーの沖縄。9月4日の沖縄県知事選に向け、県政野党の自民は今月内にも候補者を選定する方向となった。知事選に次いで行われる県庁所在地・那覇の市長選では、現職の城間幹子市長が不出馬を表明。保革両陣営の候補者選びの動きが活発になっている。

【国境警報】中国海警2隻 領海に侵入

沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で9日、中国海警局の「海警」2隻が日本の領海に侵入した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は今年7回目。

格差是正から優位性発揮へ 元沖縄県副知事・牧野浩隆氏

1964年に琉球銀行に入行したが、復帰当時は通貨交換の窓口で働いていた。沖縄の復帰前の法定通貨は米ドル。集まったドルを束ねて日本銀行に渡す時には寂しさはあった。

沖縄県宜野湾市 SOLA学園で不当な解雇・減給

沖縄本島中部の宜野湾市に所在する専門学校SOLA学園(野村美崎理事長)では、2年前に理事長が交代して以降、教職員の退職が相次いでいる。十分に授業を実施できず、学園存亡の危機に陥っている。学園の経営陣に何が起きているのか。関係者らに話を聞くと、理事長のずさんなワンマン経営の実態が浮き彫りになった。

反対運動乗り越え 県民が理解 沖縄県隊友会初代会長・石嶺邦夫氏

子供の頃の夢は陸軍将校になることだった。中学教員として働いていた当時、旧軍出身の学校指導主事と懇意になったが、この人物が素晴らしい人格の持ち主で、自衛隊に入ったきっかけになった。「一緒に(自衛隊に)行くか」と背中を押してくれて、昭和32年に鹿児島の陸上自衛隊に入隊した。

自信つけさせてもらった 元沖縄県知事  仲井眞 弘多氏

1972年5月15日、沖縄県は日本に復帰した。祖国・日本への復帰はどう映ったか。50年を経て現在の沖縄をどう評価するか、そして将来のあるべき姿とはどのようなものか。政治、経済、文化、教育、防衛など各分野のキーパーソンに復帰の思い出と過去50年の総括、今後の沖縄の在り方をそれぞれの立場で語ってもらった。

【国境警報】中国空母が沖縄・宮古間通過

防衛省は2日、中国海軍の空母「遼寧」など計8隻が沖縄本島と宮古島の間を南下し、太平洋に向けて航行したと発表した。遼寧の同海域通過は昨年12月以来で10回目。同省が哨戒機などで警戒監視を続けた。

復帰50年 無形民俗文化財の危機 那覇でシンポジウム

奄美大島から沖縄・与那国島にかけての島々、琉球弧などには数百年にわたって受け継がれてきた無形民俗文化財が数多く存在する。しかし、琉球国時代から続いてきた固有の信仰や民俗行事は、少なからず後継者不足などを理由に姿を消しつつある。沖縄の本土復帰50年を機に、保存継承の在り方が問われている。

中国海軍艦艇1隻領海侵入 口永良部島西方

防衛省は27日、鹿児島県の口永良部島西方の海域で、中国海軍の測量艦1隻が日本の領海に侵入したと発表した。中国軍艦による領海侵入は昨年11月以来で、5度目。日本政府は外交ルートを通じて中国側に懸念を伝えた。

沖縄縦貫新幹線の整備を

沖縄県の長年の悲願であった祖国復帰が1972年5月15日に実現し、来る5月15日には50周年という節目を迎える。

知事選の前哨戦 沖縄市長選が告示 24日投開票

沖縄県の第2の都市、沖縄市の市長選が17日に告示され、新人で玉城デニー知事ら「オール沖縄」勢力が支援する前市議の森山政和氏(73)=立民、共産、社民推薦=と3期目を目指す現職の桑江朝千夫氏(66)=自民、公明推薦=が立候補を届け出た。24日に投開票される。秋の知事選を占うものとして注目される。

空自緊急発進3月は54回 対中国34回 対露20回

防衛省はこのほど、領空侵犯の恐れがある外国機に対する航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)が3月は54回だったと発表。そのうち、対中国機が34回、対ロシア機が20回だった。

緊急発進1000回超 過去2番目 中国機が7割-昨年度

防衛省は15日、領空侵犯の恐れのある航空機に対する自衛隊の緊急発進(スクランブル)が、2021年度に1004回と過去2番目に多かったことを明らかにした。前年度比279回増で、1000回を超えるのは16年度以来。特に中国機が増えており、同省は警戒を強めている。

日本海で巡航ミサイル試射 ロシア軍 日米牽制か

ロシア国防省は14日、海軍太平洋艦隊の潜水艦2隻が巡航ミサイル「カリブル」の発射演習を行い、日本海上の標的に命中したと発表した。タス通信はミサイルは日本海海域から発射されたと報じた。カリブルはロシア軍のウクライナ侵攻でも使用されている。

陸自第15ヘリ隊 急患空輸1万件達成

陸上自衛隊第15旅団(沖縄県那覇市)が実施している離島などからの緊急患者空輸の件数が6日、1万件に達した。沖縄県が日本に復帰した1972年に陸自が創設されて以来、継続されてきた同任務は、県民の自衛隊への信頼を得る要素となっている。

沖縄は被害者ではなく冷戦に勝利 麗澤大学客員教授・西岡力氏 祖国復帰50年で記念講演

沖縄県は今年5月15日で祖国復帰から50年を迎える。戦後の解釈では第2次世界大戦ばかりが注目される。戦後史に詳しい麗澤大学客員教授の西岡力氏は冷戦勝利史観を唱え、米軍基地を残したままの返還は沖縄を共産主義陣営から守った重要な判断だったと評価する。

【国境警報】東シナ海などで空自緊急発進

防衛省の発表によると、先週1週間で、3月25日、27~29日、東シナ海で、25、27、31日には太平洋で(うち25、27日は日本海でも)、領空侵犯の恐れがある航空機に対し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した。

【社説】米国防戦略 ロシアへの対処も重要だ

米国防総省が国防政策全般の指針となる「国家防衛戦略(NDS)」をまとめ、議会に提出した。NDSの策定はバイデン政権初となる。

日米で対中核抑止の議論を 【ウクライナ危機 識者に聞く】

中国はいくらか難しい立場に置かれている。多くの問題においてロシアの側に付いているが、一方で欧米との間に重要な利害関係を持つ。過度にロシアの肩を持てば、欧米などから反発を受ける。このことは、世界的な超大国であることが容易でないと中国に印象付けていることだろう。

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