メディアウォッチ
日野自動車の検査不正に「極めて悪質」と批判し猛省求めた日経社説
ロシアのウクライナ軍事侵攻という世界的大事件の陰で、日本企業、特に製造業の信頼性に関わる重大な事件が起きていた。日野自動車によるエンジンの排出ガスと燃費に関する性能試験でのデータ改竄(かいざん)である。
「核の恫喝」のロシアと核論議の封印を叫ぶ朝日は今も「相思相愛」か
ロシアのウクライナ軍事侵攻でプーチン大統領は核部隊に「特別態勢」への移行を命じ、自由諸国に「核の脅威」を突き付けた。核攻撃をどう思いとどまらせるか、これは人類の死活問題だ。それだけに今ほど「核抑止力」の在り方が問われる時はない。
在宅医療と病院勤務の医師たちの実情を映し出した朝日とSPA!
埼玉県で1月、在宅医療に尽くした医師が利用者の家族に殺される事件が起きた。週刊朝日3月4日号では「なぜ、在宅死がいいのか」と題し在宅医療を実践する医師5人に聞いている。
「核シェアリング」論議、リアリズムが欠落した朝日・東京の空理空論
ソ連崩壊後、ウクライナは米英露から説得され、すべての核兵器をロシアに渡した。
1994年の「ブダペスト覚書」には、「核兵器を放棄する代わりに、米英露3カ国がウクライナの安全を保障する」と書き込まれていた。
「非武装・中立化」を唱え続ける朝日はプーチン露大統領とうり二つ
ウクライナに軍事侵攻したプーチン露大統領の狙いは明白だ。侵攻直前の演説や和平会談で一貫して主張しているのはウクライナの「非武装」と「中立化」だ。ロシアの支配下に入れという意味だ。
人生100年時代の資産形成や年金・仕事を特集したエコノミスト
未曽有の高齢化社会、人生100年時代が到来する。厚生労働省の発表ではわが国で100歳を超える高齢者は2021年9月時点で8万6510人となり、51年連続で最多を更新している。さらに、国立社会保障・人口問題研究所の試算によれば25年には100歳を超える高齢者は13万3000人、35年には25万6000人、50年には53万2000人に上ると予測。
ロシア正教徒としてのプーチン氏の“聖戦”を読み解く新潮・佐藤優氏
ウクライナ戦争を遂行するロシア大統領ウラジミール・プーチンとは何者なのか。世界中の非難をものともせず、冷酷にウクライナを蹂躙(じゅうりん)し続ける神経は常人の理解を超えている。何が彼を突き動かし、どこでそれが満たされ、いつ侵攻が終わるのか。プーチンを動かす“哲学”に目を向けた記事を週刊誌から拾ってみる。
経済安保法案に左派系紙は社説なし、保守系紙は規制で論調割れる
半導体など重要物資のサプライチェーン(供給網)強化支援などを盛り込んだ経済安保法案が閣議決定された。同法案は、覇権的な動きを強める中国や、今回、ウクライナに牙をむいたロシアなどを念頭に、安保上重要な物資の安定供給確保や先端技術の強化を図ることが狙い。
「憲法とリベラル紙の欺瞞」を浮き彫りにさせた露のウクライナ侵攻
ロシアのウクライナ軍事侵攻は、「平和憲法」と称される現行憲法の幻想を見せつけた。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」(前文)、「平和主義」(9条)を唱えても、野蛮な国家指導者の心次第で「平和」はいとも簡単に打ち破られる。国民はそのことを実感させられた。
ウクライナの事態悪化に米政権の対露外交に疑問を呈したサンモニ
新型コロナウイルス、北京冬季五輪から話題はロシアのウクライナ侵攻が跳ね上がっている。ロシアのプーチン大統領は、21日にウクライナ東部の親露派支配地域を独立承認すると、24日に許し難い全面侵攻を開始した。
日本人としての品位に欠ける東京の「石原慎太郎氏の差別発言」特集
石原慎太郎氏が亡くなったのは、2月1日だった。その評伝や回想録など未(いま)だ各紙の紙面をにぎわせている。「死せる孔明、生ける仲達を走らす」にも似た「死せる慎太郎、生ける記者の筆を走らす」の様相を呈している。
新型コロナ「5類」への変更より法律運用での柔軟対応を説く専門家
新型コロナ感染の第6波をもたらしているオミクロン株(オミ株)は感染力の高さと重症化リスクの低さが明らかになっている。このため、感染症法で位置付けられる「2類」相当を、季節性インフルエンザと同じ「5類」相当に引き下げるべきではないか、という声が高まっている。しかし、事はそう単純ではなさそうだ。
「『新聞記者』は死んだ」とし調査報道など望めぬ現状を伝えるポスト
動画配信サービスで「新聞記者」というドラマが話題になっている、という。米倉涼子演じる記者が政府公文書改竄(かいざん)事件を追究するドラマだ。すでに映画にもなっており、主人公の女性記者を韓国女優のシム・ウンギョンが演じた。訛(なま)りのある日本語に違和感があり、どうしてこのキャスティングをしたのか分からない。
「赤旗」で立民批判、野党共闘ごり押し参院選へ
共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(2・10)は、9日の中央委員会幹部会を、翌11日付で同幹部会決議を下部組織に徹底させる10日の全国都道府県委員長会議を報じた。参院選に向けて第4回中央委員会総会(4中総)決定を再確認し、中央から末端への上意下達を図ったものだ。
エネルギー安全保障の重要性に触れず紋切り型の反原発論に終始する朝日
ロシア軍がいつウクライナに侵攻しても不思議ではない。そんなきな臭いニュースが連日、伝えられる。2014年にウクライナ領土のクリミア半島が奪われた際には、東部地域で市民を含む約1万4000人が犠牲になった。首都キエフに侵攻すれば、どれほどの血が流されるだろうか。
福島を苦しめる反原発派元首相「5人組」の「風評犯罪」に加担する朝毎
それにしても呆れた「5人組」である。菅直人、小泉純一郎、鳩山由紀夫、村山富市、細川護熙の5人の首相経験者が欧州連合(EU)の原発容認に反対する書簡を宛てた。
半導体への官民投資が世界で急加速していると指摘するエコノミスト
世界的な供給不足で話題となっている半導体。かつて日本のお家芸とされていた半導体産業が今や中国、韓国、台湾に抜かれて瀕死(ひんし)の状況と報道されていることもしばしば。ところが、実際のところは日本の半導体産業は死んではおらず、半導体の製造装置や材料といった分野でトップシェアを握るなど世界に存在感を示している。その一方で、各国では今、半導体の爆発的な需要増に備えて投資競争を拡大させている。
「太陽の孤独」との表現でいち早く石原慎太郎氏追悼記事を載せた文春
小説家であり政治家であった石原慎太郎が死去した。享年89。小説「太陽の季節」が芥川賞を受賞し(1956年)、一躍時代の寵児(ちょうじ)となる。政治家に転身した(いや、小説家は辞めていなかったのだから、兼業だったのだが)のが68年、参院選全国区で301万票を取って国政に進出した時だった。そこから政治家石原慎太郎が始まる。



