「反撃能力」、朝日が「言葉のまやかし」と批判も10~20代で賛成最多

「戦後」でない認識を

同世代は小・中・高校生時代に東日本大震災という国難を経験した。世界では米国が衰退する一方、独裁・軍拡の中国が台頭し、今年2月にはロシアのウクライナ軍事侵攻を目の当たりにした。

彼らは朝日が言うところの「ロスジェネ」(ロストジェネレーション=バブル崩壊後の就職氷河期)の子供たちである。何よりも安倍政権(2012~20年)の下で成長し、アベノミクスの恩恵を肌身感覚で知る。もはや「戦後世代」ではない。朝日のように戦後政治にしがみ付き、専守防衛を後生大事に持ち続ける世代とは大違いなのである。

「戦後」でない新たな時代に入っている。この認識なくして令和5年はない。そのことを朝日の世論調査結果は世に示した。たまには朝日にも朗報が載るのである。

(増 記代司)