詭弁を弄する人権感覚
最高裁が事実認定した、長期間の拉致監禁による強制改宗を「説得」「ひきこもり」と、詭弁(きべん)を弄(ろう)する人物たちの人権感覚には唖然(あぜん)としてしまった。親の信仰から離れる宗教2世の人権は尊重するが、信仰を貫こうとする信者の人権は無視していいとでも思っているのだろうか。
結局、基本的人権についてダブルスタンダードを取る人物を起用するテレビ局の人権意識もその程度だということ。2世の元信者の証言は積極的に流すが、拉致監禁被害者を無視する意図はおのずと知れよう。(敬称略)
(森田清策)



