“精子提供”で出産したレズビアンのカップルを紹介するNHKの意図

高校生に子育て語る

さらに、教育の問題もあった。カップルは「自分たちを顔の見える存在として、ありのままの姿を伝えたい」として、高校生を前に子育てなどについて語っているという。NHKは「男女のカップルでないというだけで、子供を持ちたいという気持ちは同じ」(男子生徒)、「好きな人と結婚するのが一番。男性であっても女性であっても、どちらでもなくても関係ない」(女子生徒)などの感想を引き出していた。

彼女たちを紹介した番組の意図はどうあれ、パートナーシップを導入する自治体が増えて、日本でも「プライド月間」行事が活発に行われるようになれば、精子提供で出産するレズビアンカップルがさらに増えることを予感させるNHKの特集だった。

(森田清策)