教職をブラックな職場と決めつける経済評論家だが解決案は見えず

教員の質的低下憂う

記事は最後に、若者の教職離れが進んでいることに言及している。これも大変由々しき問題で、令和2年度に採用された公立小教員の採用倍率は、過去最低の2・7倍。これ以上低下すれば、教員の質の確保ができなくなる問題が、前面に出て来ざるを得ない。記事に答えはないが、教員の社会的ステータスを劇的に上げる以外に問題を解決することはできないのではないか。

(片上晴彦)