国内
竹島の不法占拠、解消を 東京で3年ぶり大集会
島根県が条例で定める「竹島の日」(2月22日)を控えた17日、県土・竹島を守る会(諏訪邊(すわべ)泰敬会長)は都内で「第4回 東京『竹島の日』大集会」を開いた。日本の領土を守るため行動する議員連盟(領土議連)会長の新藤義孝衆院議員があいさつし、「固有領土の竹島が不法占拠されている状況を何としても解決しなければならない」と訴えた。同集会はコロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった。
代々の奥方らが愛でたもの 「前田家伝来雛人形雛道具特別展」/金沢
加賀前田家の奥方御殿として知られる金沢市の成巽閣(せいそんかく)(国重文)で、「前田家伝来雛人形雛道具特別展」が開かれ、代々の奥方らが愛(め)でた雛(ひな)人形と雛道具が展示されている。
企画展「江戸から明治へ 三つの家のファミリー・ヒストリー」
江戸から明治へと移る激動の時代、秋田藩士の菅生家と商人・升屋家、そして鉱山の重役を務めた小林家はどのような歴史をたどったのか?あまり知られていない時代に焦点を当てた企画展「江戸から明治へ三つの家のファミリー・ヒストリー」が秋田県立博物館(秋田市)で開かれている。
建国記念の日 東京 奉祝パレードに2000人 「政府主催の式典」挙行を
「日本の建国を祝う会」(会長=大原康男國學院大学名誉教授)は11日、国民の祝日「建国記念の日」を祝う記念行事を都内で開催した。明治神宮会館(東京都渋谷区)で行われた奉祝中央式典には、国会議員や22カ国の特命全権大使をはじめとする約500人が来場した。
京都府笠置町を歩く 山岳信仰の聖地・笠置山
京都府最南端の笠置(かさぎ)町、奈良市に接する標高300㍍未満の笠置山は全山が広葉樹に覆われ、麓には木津川が流れている。春は桜、秋は紅葉が人気の行楽地だが、古来からは山岳信仰の聖地で、山頂近くにある巨大な弥勒菩薩(みろくぼさつ)の磨崖仏(まがいぶつ)が本尊の笠置寺(かさぎでら)がある。
きょう43回目の「北方領土の日」北海道、元島民2世の語り部セミナーや動画・作文コンテストなど実施
昨年2月、ウクライナへの武力侵攻を始めたロシア政府は同年9月5日、わが国政府に対し北方四島とのビザ(査証)なし交流や墓参、自由訪問など北方領土における両国の合意事項を一方的に破棄し、元島民や北方領土返還運動関係者を大きく落胆させた。そうした中で北海道は返還運動の火を絶やさず、より多くの国民の周知と理解を得るため、元島民2世による語り部セミナーや動画コンテスト、中学生を対象とした作文コンテストを実施するなど、地道な取り組みを続けている。
トマホーク購入「無駄遣い」と半田氏、「説明と相談なかった」と二階氏
「敵基地攻撃能力」の保有が「安保関連3文書」に明記された。防衛費も大幅に増額される。「日本は専守防衛から1歩踏み出した」と中国や韓国が色めき立ったが、中身を見ると他国がどうこう言うほど日本の防衛力が強化されるのか、という疑問も残る。
詩歌を革新した2人の評伝 客観的な目で人と業績に迫る
2019年に亡くなった日本文学研究家ドナルド・キーン氏晩年の著作、『石川啄木』が『正岡子規』に続いて新潮文庫に収められた。日本近代の詩歌を革新した2人の文学者については、既に夥(おびただ)しい評伝が書かれているが、新鮮な感動を覚えた。子規と啄木の全人像を生き生きとよみがえらせ、その文学の本質に迫っている。
平成19年「自然首都・只見」宣言 ただみ・ブナと川のミュージアム/福島県
福島県の只見町は日本屈指の豪雪地にあり、面積の9割以上が山林だ。標高は最も低い所で360㍍。山々は1000㍍前後で、最高峰は丸山岳1820㍍。国土地理院の地図には102の山名が記載され、全国の市町村のトップ。
農耕に勤しむ民の素朴な思い 「ぞんべら祭り」と「万歳楽土」
奥能登では立春を過ぎると、1年の五穀豊穣(ほうじょう)を願う予祝神事が営まれている。輪島市門前町鬼屋(きや)に鎮座する神明宮(しんめいぐう)(鬼屋神社)で、毎年2月6日に行われている「ぞんべら祭り」と、同12日と26日、同町門前の櫛比(くしひ)神社の「万歳楽土(まんざいろくと)」だ。これらは一連の神事で、奥能登に伝承される田遊びとして、農耕にいそしむ能登人(びと)の素朴な思いを伝えている。
「しんぶん赤旗」購読問題 全国で和歌山県が突出
全国15の都道府県庁の中で今年度、日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」(以下、「赤旗」)を公費で突出して多く購読しているのが和歌山県であることが、このほど分かった。同県庁の「赤旗」日刊紙は73部で少なくともここ数年変わらず、年間306万円余を支出してきたことになる。「赤旗」は岸田首相が昨年12月6日、破壊活動防止法に基づく監視団体の対象であると答弁した日本共産党の主要な資金源となっており、同党を公費で支える形だ。同県広報課は本紙の問い合わせに対し「来年度は、部数の見直し(削減)を行う予定」であると回答した。
日本は原潜の保有を 対中抑止と水中戦のカギに
日台の交流を促進する民間団体「日本李登輝友の会」は21日、都内で講演会を開いた。登壇した元海上自衛隊潜水艦隊司令官で元海将の矢野一樹氏は「原潜(原子力潜水艦)は世界最強の武器体系の一つを構成している」と語り、中国や北朝鮮といった安全保障上の脅威に対応するためには、原潜が必要不可欠との認識を示した。また、技術、費用、法律それぞれの面から日本が原潜を開発・保有することは可能とした上で「必要なのは政府の政治的決断のみだ」と強調した。
まなぐ凧でコロナ退散 3年ぶりに湯沢市凧あげ大会
「お正月には凧(たこ)あげて」と唱歌に出てくる「凧」だが、湯沢凧同好会会長の小野育朗(いくろう)さんは凧を自作し普及活動もしている。今春3月19日には3年ぶりに、秋田県湯沢市B&G海洋センター前広場で、第66回湯沢市凧あげ大会を予定している。
百円均一本が開く出会いの世界
東京・西早稲田の「古書現世」店主、向井透史さんの『早稲田古本劇場』(本の雑誌社)が好評だ。月刊誌『Hanada』連載中のエッセー約10年分をまとめた。古本屋の日常を自然体でつづり、それがエンターテインメントとなっている、そんな不思議な味わいを持つ本である。
四国八十八ヵ所めぐり コロナ禍 減少から回復へ
コロナ禍で減少していた四国八十八カ所めぐりのお遍路さんが、少しずつ回復している。江戸時代に盛んになった庶民の四国遍路を支えてきたのが、沿道住民による「お接待」。お遍路さんに飲食物や金銭、宿を提供し、不幸にして行き倒れになると、遺体を供養し、連れの子供などを出身地に送り返したりしている。そのお接待はどのようにして始まったのだろう。
月刊誌「文藝春秋」1月号 DIA文書の「警告」を隠蔽 旧統一教会の対北資金で臆測報道
月刊誌『文藝春秋』創刊100周年の新年特大号(2023年1月号)に掲載された記事「ペンタゴン文書入手 北朝鮮ミサイルを支える統一教会マネー4500億円」(柳錫+本誌取材班)が根拠にした米国防総省情報局(DIA)の情報報告書は「最終的に評価された情報=インテリジェンス=ではない」との警告付きであることが明らかになった。同記事はこの事実を伏せたまま、報告書の内容の真偽を検証もせずに伝聞や類推発言を連ねるだけで論を進めており、根拠の乏しい憶測記事となっている。その他にも重要な部分で事実誤認が明らかになった。
5000年前の森と住居再現 遺跡庭園「縄文の村」/東京都多摩市
京王・小田急多摩センター駅の近く、南東側に遺跡庭園「縄文の村」がある。散策していくとあちこちに縄文時代の竪穴住居が復元されており、大昔の時代に舞い戻ったような気分になる。
通りが「ギャラリー」に変身 富山県高岡市の「山町筋の天神様祭」
学問の神様として親しまれている菅原道真を祀(まつ)る“天神信仰”が盛んな富山県高岡市で、今月21日(土)、22日(日)、恒例の「山町筋の天神様祭」が開かれる。高岡では長男が生まれると、最初のお正月に母方の実家が初孫の無病息災や学業成就を祈念して、天神様の掛け軸や彫刻を贈る仕来りで、それは現在も脈々と受け継がれている。



