国内

家庭連合―名誉回復など求める 有田氏らへの訴訟、初回弁論 

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の名誉が毀損(きそん)されたとして、教団が日本テレビとジャーナリストの有田芳生氏に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、東京地裁で行われた

【連載】G7広島サミットの焦点(5)被爆地から核軍縮発信 問われる岸田首相の指導力

「核兵器のない世界」の実現をライフワークにしてきた岸田文雄首相の広島サミット開催への思いは前回日本が議長国だった2016年にさかのぼる。当時外相として、G7外相会合の広島開催と、オバマ米大統領の広島訪問を実現させた。サミットの広島開催またはG7全首脳による被爆地広島訪問は残された課題であり、7年ぶりに念願がかなった形だ。

【連載】G7広島サミットの焦点(4) 気候変動とAIルール 対策の推進に好位置の日本

世界で異常気象が多発し“荒れる地球”を鎮めるため、世界規模の温暖化対策の推進が喫緊の課題である。札幌で開いた先進7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合は、2035年までに19年比で60%削減することや、車から排出される二酸化炭素(CO2)を35年までに00年比で半減することで一致した。

弘法大師・空海の生誕1250年 「大師」号を奏請 再興図った観賢

弘法大師空海の生誕1250年の今年、生誕地とされる香川県善通寺市の総本山善通寺などで記念行事が行われている。空海は真言密教の宗祖として知られるが、教えが今に伝わるのは「大師(だいし)信仰」によるところが大きい。その大師号下賜に尽力したのが空海と同じ讃岐生まれの僧観賢(かんげん)で、地元の小学校で郷土の偉人として学習に取り入れ、成果を挙げている。

原稿には252首「昭和天皇の未発表御製」岸信介元首相を悼む3首や平和を願う御心

昭和天皇の御製(和歌)の草稿の直筆原稿とメモがこのほど見つかった。宮内庁の罫紙に書かれた原稿は、昭和天皇に近い人が保管していた物で、世界日報社が写真撮りし、分析調査を進めていた。昭和天皇の和歌の相談役を務めていた岡野弘彦氏も、「昭和天皇の真筆に間違いない」としている。原稿には252首が書かれており、昭和62年8月岸信介元首相の死去に際し、元首相を悼む3首や大島で災害救助に当たる人々を詠んだ歌など未発表の御製も含まれ、昭和史の資料としても貴重な価値を持つものだ。

【連載】G7広島サミットの焦点(1) ロシアの核恫喝 暴発懸念する準当事者の欧州

岸田文雄首相が議長を務める先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)が19~21日に広島市で開かれる。首相は被爆地から「核兵器なき世界」の発信を目指す一方、ウクライナを侵略するロシアは核兵器の使用を示唆するなど安全保障環境は悪化し、世界経済のリスクも高まる中、どう結束して対処するか焦点になる。

甲州古道の片隅にある道標 「上行講」碑/東京都八王子市

東京都八王子市にある高尾山の北側を甲州古道が通っている。JR高尾駅から小仏までこの道をバスが走っているが、蛇滝口(じゃたきぐち)のバス停近くで「上行講(じょうこう)」(写真)の石碑を見掛けた。道路の南側、小仏川よりだ。

文様の多彩さに驚き 特別展「縄文・小川忠博写真展」/秋田

特別展「縄文・小川忠博写真展」が秋田県立近代美術館(横手市)で開かれている。日本の考古学・美術研究の発展に大きく寄与した作品を集めたもので、縄文写真展実行委員会(同館ほか)の主催。

敗戦国の精神風景と鎮魂 平山周吉著『小津安二郎』を読む

今年生誕120年、没後60年を迎える日本映画の巨匠、小津安二郎。平山周吉氏の新著『小津安二郎』(新潮社)は、この年を記念するにふさわしい重厚な評伝だ。

【社説】こどもの日 未来の希望を産み育てよう

きょうは「こどもの日」。子供は未来を担う、将来の主役である。子供がいなければ、未来への希望はない。子供を産み育てることは、希望を育てることであり、これほど尊く素晴らしいことはない。

「緊急事態」無規定に疑問を 新しい憲法をつくる国民大会 現行憲法は統治目的

憲法記念日の3日、改憲派団体の「新しい憲法をつくる国民会議(=自主憲法制定国民会議)」は都内で大会を開いた。同団体の清原淳平会長は「独立主権国家の憲法には、当然のこととして緊急事態への対処条項が明文化されている」とした上で、日本国憲法に緊急事態に関する規定がないことについて「国民の皆さまにはまず疑問に思っていただきたい」と訴えた。

命と安全を守る議論を 緊急事態対応の必要性訴え 改憲派集会で首相メッセージ

緊急事態における国会議員の任期延長など、改憲に関する議論が進みつつある中で迎えた憲法記念日の3日、全国各地で改憲派と護憲派がそれぞれ集会を開いた。

「性自認」の法制化に反対

性的少数者(LGBTなど)理解増進法案について、「性別不合当事者の会(=森永弥沙事務局長)」などの4団体は1日、東京都内で女性や性的少数者など当事者からの声を紹介しながら、「性自認」の法制化に対して反対の立場を示した。

【世日クラブオンライン講演会】台湾守るには国家承認を エルドリッヂ研究所代表 エルドリッヂ氏が講演

世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良)の定期講演会が29日、動画サイト「ユーチューブ」の配信を通じて行われ、元在沖海兵隊太平洋基地政務外交次長でエルドリッヂ研究所代表のロバート・D・エルドリッヂ氏が「台湾を守れなくなった日米同盟」と題して講演。「台湾を守るには日米など世界各国が台湾を国家承認することが重要」で、これが「中国に対しての大きな抑止力になる」と述べた。

「パワハラ禁止」の陳情 全国15の市町村で採択 共産党機関紙「赤旗」購読勧誘問題

地方自治体の庁舎内で、日本共産党の議員らが自治体の幹部職員らに政党機関紙の購読を勧誘する際、パワハラによって勧誘することを禁止するよう求める陳情が、3月地方議会において「少なくとも4市議会」で採択されたことを本紙3月29日付で報道したが、その後の調査で全国8都道府県の15の市町村で、同様の陳情が採択されていたことが分かった。一つの定例議会の会期中に同趣旨の陳情が多数採択されたのは初めて。

短歌革新運動への旅 正岡子規が訪れた南山閣/仙台市

宮城県仙台市の北西部、青葉区八幡から国見に上っていく坂道にかつて南山閣という文学者のサロンがあった。

もともとは伯爵格の小領主 約650年間も続いたハプスブルク家

ハプスブルク家が登場したのは11世紀といわれている。

【宗教と政治】“逆風”にも地盤揺るがず 旧統一教会信者を公表し7選 ルポ 美馬秀夫・徳島市議

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)信者であることを公表し、統一地方選後半戦で徳島市議選に立候補した美馬秀夫氏(73)が7選を果たした。旧統一教会バッシングの逆風の中、地元の支持者や家庭連合の地元メンバーが結束。堂々と信念を披歴する美馬氏に感動し、宗教を超えて支援する人も現れた。美馬氏の7選は、宗教と政治、信教の自由問題に一石を投じるものとなった。

日本共産党 三つの「後退」 議席、党員、機関紙 「赤旗」は85万部に減少

日本共産党は、統一地方選後半戦の結果を受けて、機関紙「しんぶん赤旗」25日付1面に中央委員会常任幹部会名の「お詫(わ)び」と「支持へのお礼」を含めた総括を掲載した。

野党、足並みそろわず自滅 衆参補選 立憲民主は3戦全敗

立憲民主党は23日投開票の衆参5補欠選挙で衆院千葉5区、山口4区、参院大分選挙区に公認候補を擁立したが、全敗だった。参院大分、千葉5区は勝算のある選挙だっただけに痛い。立民は一昨年の衆院選と昨年の参院選ともに議席を減らしており、党の退潮傾向がより鮮明となった。

注目記事