ウクライナの教訓生かせ
憲法審、中山方式に限界
平沢勝栄衆院議員(自民)

ロシアのウクライナ侵攻で日本人の憲法に対する意識は変わった。ウクライナの立場に、いつ日本が置かれてもおかしくない。日本はこの戦いから教訓をしっかりと学び、今後に生かしていく必要がある。日本国憲法には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあるが、日本の周りは良い国ばかりではない。どうやって国民を守るのか。北朝鮮による最初の拉致があった年、海上保安庁は不審船を見つけていたが、北朝鮮の領海近くまで追い払うだけだった。憲法をこのままほっておいていいはずがない。
小野泰輔衆院議員(維新)

衆院憲法審で発言しているが、過去の議論の積み上げを理解しないといけない。とても「サル」のできることではなく、私は寝る時間を削って原稿を書いている。緊急事態においても国会が機能するための議論をする中で、国会議員の任期延長が問題となった。憲法改正に向けて議論を進めたいが、全ての会派が同意しないといけない中山方式の限界が憲法改正の具体案について審議する段階で障害となっている。このまま時間が過ぎてはいけない。最終的に民主主義にのっとり、多数決で決めていく。国民投票法の改正においては、ネットでのフェイクニュースなどをどうしていくかが課題となる。議論するだけでなく、成果に結び付けていきたい。



