「パワハラ禁止」の陳情 全国15の市町村で採択 共産党機関紙「赤旗」購読勧誘問題

市議の圧力7割が「ある」 「赤旗」勧誘で千歳市

続いて「ある」と答えた職員に対し、「市議会議員から購読の勧誘を受けたとき、購読しなければならないというような圧力を感じたことがありますか?」で、「ある」と答えたのが47人。71・2%が「圧力」を感じている。

この結果を踏まえ千歳市議会は「本市議会においては政党機関紙購読への勧誘が多く発生すると想定される4月の人事異動を前に、本陳情を採択すべきものであると決定した」との採択理由をまとめた。

この市庁舎内での「赤旗」購読勧誘・配達・集金問題は2014年、神奈川県鎌倉市が30年以上も購読勧誘を継続してきたことが疑問視され、「職務の中立性」を理由に禁止に踏み切ったことで問題化。勧誘の実態調査を求める陳情が同年5月、福岡県行橋市の市議により全国の1788自治体に送付された。以来、管理職への購読強要を禁止する陳情や請願が相次いでいる。