月刊誌「選択」が誤報に居直り 本紙と韓国紙を混同

「通例」を理由に修正せず

<9月9日付世界日報から「選択」への「抗議文」>

「選択」編集部御中
2022年9月9日

貴誌「選択」2022年9月号「統一教会『学術界汚染』も深刻」について

貴誌の記事につきまして、謝罪と訂正を求めます。

 2022年9月号の同記事は弊紙「世界日報」と韓国の「세계일보(世界日報)」の2つの異なる新聞を混同させて記述されています。常に精度の高い記事を載せる貴誌の姿勢からするならば、これはずさんな取材・調査、認識不足・誤認によるものと推察されますが、そうでない場合、意図的に読者を混乱させ誤解を与えようとした悪意あるものと考えざるを得ません。

 いずれにせよ、同記事は事実に反する箇所があるばかりか、同記事では、冒頭部分で1975年に創刊されたと記載するなど、一般人の認識をして当社が発行する弊紙を「世界日報」と表現していることが明確ですが、本文中では、韓国の「세계일보(世界日報)」に掲載された記事等をあたかも弊紙「世界日報」が掲載したかの記述が、最初のページ(100頁)89行のうち半分以上の45行にも及び、読者に大きな誤解を与えるもので、誤報と断ぜざるを得ません。
謝罪と訂正を求めます。

<事実誤認箇所(要点のみ)>

<一九七五年の創刊時には、朝鮮日報や東亜日報など、韓国大手新聞社の記者が多数引き抜かれた。>

 世界日報は1975年1月1日、東京で創刊されましたが、同記事にある「創刊時には、朝鮮日報や東亜日報など、韓国大手新聞社の記者が多数引き抜かれた」という事実はありません。
 なお、1989年に韓国ソウルで韓国の新聞である「세계일보(世界日報)」が創刊された事実はありますが、当社とは別法人であり、その採用について当社は一切関知しておりません。

<世界日報のホームページの「企業理念」のページには、「世界日報設立者」として文鮮明・韓鶴子夫妻の写真が大きく紹介されている。このページは韓国語版しかないため、「日本人にはわかりにくい」>

 当社(日本の世界日報)のホームページには「会社概要」のページはありますが、「企業理念」の面はなく、文鮮明・韓鶴子夫妻の写真もありません。また、文鮮明師は弊紙の「設立者」でもありません。
 韓国の세계일보(世界日報)のホームページにはご指摘の記載があるようですが、当社は一切関知していません。韓国の新聞である韓国の세계일보(世界日報)のページが韓国語で表記されているのは他の韓国メディアのサイトと同様に日本人を読者対象と想定していないのと同様であり、当然のことと推察します。

<二〇一七年五月十日付の同紙デジタル版には、発足したばかりの文在寅政権の行方を占う専門家のインタビューとして、…、日本の韓国研究の第一人者として知られる慶應義塾大学の西野純也教授のコメントが写真とともに紹介されている。西野氏は…>

 弊紙の「2017年5月10日付」紙面には、米カーネギー財団のダグラス・パール副会長や、西野教授の写真もコメントは掲載されていません。西野氏は、「16年1月11日付や17年1月3日付にも」登場していません。恐らく韓国の세계일보(世界日報)に掲載されたものと推察されますが、上述のとおり、文脈上ここでいう「同紙」が弊紙を指すことは明確であり、事実誤認であることが明確です。

 以上が誤報の要点となります。貴社において、再度ご確認いただき、9月14日(水曜)昼までに、本件「謝罪と訂正」についての貴社のお考えをご回答いただきますようお願いいたします
 ご対応のほどよろしくお願いいたします。

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世界日報社広報担当  岩田 均
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