対露非難と人道支援は声高らかに訴える
ロシアのウクライナ侵略で冷戦後最大の安保危機が起きている。プーチン露大統領は核兵器使用の恫喝(どうかつ)をして米国など北大西洋条約機構(NATO)の軍事介入を封じ、かつてない国際的制裁にもソ連時代の耐久戦を引き合いに出して、ウクライナ非武装中立化の目的を通そうとしている。
フジモリ氏を釈放へ ペルー
南米ペルーからの報道によると、同国の憲法裁判所は17日、人権侵害の罪で収監されているアルベルト・フジモリ元大統領(83)について、2018年10月の恩赦無効判決を覆す決定を下した。フジモリ氏は数日内にも3年ぶりに釈放される見通しだという。
【上昇気流】(2022年3月19日)
「ウクライナ」が報じられるたびにこの人の顔が浮かぶ。アレクサンドル・ソルジェニーツィン氏(1918~2008年)。旧ソ連の反体制作家で、過酷な収容所生活を描いた『イワン・デニーソヴィチの一日』や『ガン病棟』でノーベル文学賞を受賞した。
ロシア正教会トップ 侵攻に沈黙 強まる批判
ロシア正教会の最高指導者、モスクワ総主教キリル1世に対する批判の声が強まってきた。ロシア軍のウクライナ侵攻が始まって以来、一言もプーチン大統領を批判していないためだ。一方、ウクライナでキエフ総主教庁に属する正教会聖職者とモスクワ総主教庁に所属する聖職者が「戦争反対」で結束する動きも出ている。
【社説】米中協議 中国は国際的責任を果たせ
米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と中国の外交担当トップである楊潔篪共産党政治局員がローマで会談した。両氏の会談は2021年10月以来、5カ月ぶりである。この会談でサリバン氏は楊氏に対し、ウクライナ情勢をめぐる中国とロシアの連携に深い懸念を伝えた。
ウクライナへ軍事支援を、米国に圧力高まる
ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、米国にウクライナへの武器供与圧力が強まっている。米軍の対露参戦を否定するバイデン政権は、ロシアを刺激しないよう「防衛的兵器」に支援の軸足を置いてきた。だが米国内からも「もっと援助を」と声が上がる中、慎重な対応の維持は日に日に厳しさを増している。
ポーランドのウクライナ支援、主役は一般市民
ロシア軍のウクライナ侵攻から17日で3週間となる中、戦禍を免れようと国外に脱出したウクライナ難民が300万人を超えた。うち6割が目指した先が、文化も言語も似ている隣国ポーランド。一般市民が手を差し伸べる様子は、現地に在留する日本人の心も動かしている。
中国 北京五輪後、ゼロコロナ崩壊 感染拡大で自治体トップ処分
北京冬季五輪、パラリンピックが閉幕したばかりの中国で新型コロナウイルスの感染者が急増し、「ゼロコロナ」政策を続ける習近平政権は感染拡大を完全には抑え込めずに深刻化している。東北部の吉林省長春市や南部の広東省深●(=土へんに川)市、東莞市では事実上の都市封鎖(ロックダウン)に入り、責任を問われた行政幹部らの更迭も相次ぐ。香港は世界最悪の感染死亡率に陥り、中国式「ゼロコロナ」政策の限界が浮き彫りになっている。
象の糞からリサイクル ネパールから
先日、チトワン出身のネパール人と話している時、思いがけず、チトワンにある国立公園の話になった。チトワン国立公園は、1973年にネパール初の国立公園に指定され、84年には、ユネスコの世界遺産(自然遺産)にも登録されている国立公園である。
東欧3首脳がキエフを訪問、連帯と支援を約束
ポーランド、チェコ、スロベニアの東欧3カ国の首相が15日、ロシア軍の包囲作戦と攻撃にさらされるウクライナの首都キエフを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。3首脳は「ウクライナは自分たちの自由と独立のためだけでなく、われわれのためにも戦っている」とたたえ、連帯とさらなる支援を約束した。
戦時下のめぐり逢いーイスラエルから
ロシア軍によるウクライナへの侵攻が始まってから、300万人もの避難民が出ているという。ウクライナには、イスラエルへの移住資格者が約20万人いるとされる。イスラエルは当初、移住資格がある避難民だけを受け入れていた。現在は、資格のない避難民2万5千人も受け入れ、状況が落ち着くまで滞在できるようにするという。
【韓国紙】韓日関係の改善は慎重姿勢で臨め
尹錫悦(ユンソンニョル)大統領当選者の登場を契機に韓国・日本関係改善の可能性が探られている雰囲気だ。だが、尹当選者は韓日関係を扱うに当たって、“石橋も叩(たた)いて渡る”気持ちで、くれぐれも慎重な姿勢で臨まなければならない。
パリ・ノートルダム大聖堂大火災 事件性なしと結論
仏日刊紙パリジャンなど複数メディアは、2019年4月15日にパリ・ノートルダム大聖堂の大火災が発生して以来、パリの警察当局が2年以上の調査をした結果、事件性はないと結論付けたと報道した。調査に当たった専門家ら関係者は、火災の再現や聞き取りなどさまざまな調査を行った結果、人為的、計画的に放火が行われた痕跡はなかったと結論付け、16日に公式発表すると伝えられた。
イスラエル・トルコ関係改善へ
イスラエルのヘルツォグ大統領は9日、トルコを公式訪問し、首都アンカラでエルドアン大統領と会談した。イスラエル大統領のトルコ訪問は2007年以来15年ぶりで、パレスチナ問題などをめぐり過去10年以上にわたって悪化していた両国の関係は、回復の兆しを見せ始めた。
【社説】ウクライナ難民 国際社会と結束し人道支援を
ロシアのウクライナ侵攻開始から20日足らずで国外に逃れたウクライナ難民は300万人を超えた。露軍の侵略により平和な暮らしを送っていた人々がミサイルや砲弾で攻撃され、第2次世界大戦後の欧州で最悪の人道危機が起きている。より一層の支援を国際社会が協力して行っていかなければならない。
ウクライナ侵攻、ロシア情報機関に異変か
ウクライナ侵攻後、ロシアのプーチン大統領が在籍した旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後継機関、連邦保安局(FSB)内部で異変が生じているもようだ。プーチン氏にウクライナ情勢を報告する立場にあったFSB幹部が自宅軟禁されたとの見方が浮上。事実なら、戦況が思うように進まない「誤算」の責任を取らされた可能性が高い。
「核の恫喝」のロシアと核論議の封印を叫ぶ朝日は今も「相思相愛」か
ロシアのウクライナ軍事侵攻でプーチン大統領は核部隊に「特別態勢」への移行を命じ、自由諸国に「核の脅威」を突き付けた。核攻撃をどう思いとどまらせるか、これは人類の死活問題だ。それだけに今ほど「核抑止力」の在り方が問われる時はない。
パリのロシア人ーフランスから
フランス人は3代さかのぼれば、国外からの移民といわれるほど、さまざまな血が混じり合っている国だ。フランスが生んだ20世紀美術の巨匠、マルク・シャガールは帝政ロシアのユダヤの寒村ヴィチェプスク(現ベラルーシ)出身だ。
アマゾン熱帯雨林 2月も記録的な消失 ブラジル
ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は11日、今年2月のアマゾン熱帯雨林の消失量が、前年比62%増の199平方㌔に達したと発表した。過去7年で最悪のレベルで、東京ドーム4250個分に当たる森林が1カ月で消失した計算となる。
【上昇気流】(2022年3月15日)
ウクライナに侵攻したロシア軍が、シリアで傭兵(ようへい)を募集している。ロシア側は1万6000人の応募があったと発表した。ウクライナ軍の激しい抵抗でロシア軍に想定を超える戦死者が出ていることが背景にあるようだ。



