バイデン米大統領、アマゾン保護に5億㌦拠出表明
バイデン米大統領は20日、主要国の首脳や閣僚が参加した「エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム」(オンライン会議)において、アマゾン熱帯雨林の保護のために向こう5年間で約5億㌦(約670億円)を拠出すると発表した。
ヘロドトスの『歴史』再考 文明は東から西へ移動する
紀元前5世紀の歴史家、ヘロドトスの著した『歴史』は、荒唐無稽な話が多いとか、フィクションがあると批判されていたが、現代では、文化人類学や社会学の方法が研究に取り入れられて、材料の宝庫として注目されるようになった。
ディアスカネル大統領が再選 ―キューバ
カリブ海諸国キューバの人民権力全国会議(国会に相当)は19日、国会議員の投票による大統領選挙が行われ、現職ディアスカネル大統領(62)の再任が決まり、同日就任した。任期は5年で、連続2期まで。
香港で統制強化説く中国高官 デモ要因「根絶されず」
中国で香港政策を統括する夏宝竜・香港マカオ事務弁公室主任は13~18日、香港を訪問し、講演で2019年に発生した大規模な反政府デモについて「混乱要因はまだ根絶されていない」「外国勢力の活動、街頭での暴力復活を警戒せよ」と述べ、取り締まりの徹底化を呼び掛けた。
ブラジル大統領 ウクライナ侵攻を非難 米国の反発に配慮か
ブラジルのルラ大統領は18日、ロシアのウクライナ侵攻が「ウクライナの領土の一体性を侵害している」と非難した。ルラ大統領が、ロシアに対してウクライナ問題でここまで厳しい姿勢を示すことは極めて珍しく、発言に注目が集まっている。首都ブラジリアでルーマニアのヨハネス大統領との昼食会で言及した。
米国 TikTok禁止の動き後退 民主党、若年層離反を懸念 政府へのロビー活動強まる
米国で短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を巡り、安全保障上の懸念から警戒感が高まっていたが、その一方で国内での使用禁止が実現する見通しは後退しつつある。若い有権者の支持を失うことへの懸念やTikTok側がロビー活動を強化していることなどが背景にあるとみられる。
停戦合意も衝突続く 死者270人
スーダンの首都ハルツームなどで15日に始まった正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の衝突は18日も続き、世界保健機関(WHO)がスーダン保健省の報告として発表したところによると、4日間の戦闘で少なくとも270人が死亡、2600人以上が負傷した。
米NYに中国の「警察拠点」 FBI 運営で男2人逮捕
米連邦捜査局(FBI)は17日、ニューヨークに中国の「警察拠点」を設立し、運営に関与したとして61歳と59歳の男2人を逮捕した。2人は中国政府の代理人として行動し、反体制派の監視や脅迫のために警察拠点を利用していたという。
スーダンの衝突で185人死亡 国連 激化なら「壊滅的打撃」
スーダンの首都ハルツームなどで15日に始まった正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の衝突は17日も続き、国連によると、3日間の戦闘で少なくとも185人が死亡し、1800人以上が負傷した。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラなどが報じた。
ブラジル上院選出馬を検討か ボルソナロ前大統領
昨年10月の大統領選挙で現職の左派ルラ氏と接戦を繰り広げたブラジルの右派ボルソナロ前大統領が、2026年の総選挙(大統領、国会議員、知事選)において、大統領選挙ではなく上院選への出馬を検討していることが分かった。ブラジルのフォーリャ紙(電子版)などが16日に報じた。
ウクライナ産農産物禁輸 欧州委「容認できず」 ポーランドとハンガリーに警告
欧州委員会は16日、ウクライナからの安価な農産物が自国の農業に損害を与えるとしてポーランドとハンガリーが輸入禁止措置を取ったことを「容認できない」と批判した。2カ国が禁止したのは穀物、野菜、果物、乳製品、砂糖、肉類で6カ月間、輸入禁止措置は有効としている。欧州委員会は貿易政策を決定するのは「個々の加盟国次第ではない」と述べた。
“スパイ政党”また議席獲得-韓国国会補選 摘発の北工作組織と密接
数々の北朝鮮追従路線で物議を醸してきた韓国の親北政党「進歩党」が先日行われた国会議員の補欠選挙で勝利し、失っていた議席を復活させた。今年に入って韓国を震撼(しんかん)させた各種スパイ事件で摘発された容疑者の大半が同党やその前身、統合進歩党の関係者であっただけに、今回“スパイ政党”とも言うべき同党の候補者が当選し、「ゆゆしき事態だ」(韓国メディア)とする警戒の声が上がっている。
連邦議会襲撃事件で前大統領に聴取命令―ブラジル
ブラジル最高裁は14日、ボルソナロ前大統領の支持者ら約4000人が1月8日に首都ブラジリアの連邦議会と大統領府、最高裁判所を襲撃した事件で、10日以内にボルソナロ前大統領に対する聴取を行うように連邦警察に命令した。ボルソナロ氏には、襲撃事件を扇動した容疑などが掛けられている。
訪中のブラジル大統領、人民元など自国通貨決済呼び掛け
中国を訪問中のブラジルのルラ大統領は13日、上海で新開発銀行(NDB)の本部を訪問、新興5カ国(BRICS)諸国間の貿易では人民元を含む自国通貨で決済できるようにすべきだと主張した。
米機密文書流出 21歳空軍州兵を逮捕 「現実の戦争を見せる」目的
米政府の機密文書が流出した問題を巡り、米連邦捜査局(FBI)は13日、マサチューセッツ州空軍州兵のジャック・テシェイラ容疑者(21)を逮捕した。司法省によると、機密扱いの国防情報を「不正に持ち出し、保持、送信した」疑いがある。FBIは機密文書の入手経路の解明などについて、捜査を進める。
70年代生まれの民主党支持の理由
韓国は保守派の尹錫悦政権になって「国交正常化後最悪」と言われた日韓関係を修復しようとする動きに拍車が掛かっている。最大の懸案だった「元徴用工」問題も韓国政府が「弁済」する形で「賠償金」を支払うことになり、既に何人かが受け取った。
中国の超限戦に無防備な韓国
「超限戦」とは「2000年以来、中国共産党と人民解放軍が全世界を相手に展開する新しい戦争」のことだ。東亜日報社が出す総合月刊誌新東亜(4月号)が「中国の超限戦―新しい戦争の到来」の著者で、その危険性を訴え続けているイ・ジヨン啓明大教授をインタビューし、「超限戦に無防備に露出している韓国」の対応を考えている。
ロシアで強まる恐怖政治 SNS投稿で逮捕者が続出 経済は悪化、ルーブル急落
ウクライナ侵攻が膠着(こうちゃく)状態となる一方、石油や天然ガスの輸出が減少し経済面でも苦境に陥ったロシアで、戦争反対派の摘発が相次いでいる。プーチン大統領は治安機関代表らとの会議で「情報提供者は体制の基礎である」と述べたといい、恐怖政治が強まりつつある。



