熱波、山火事、雷雨 異常気象続く欧州
熱波が続いたフランスでは今週に入り、南部の大半が嵐に見舞われる可能性があり、すでに雷雨や雹(ひょう)が降っている。16日夕、首都パリで1時間に10~40㍉の雨が降り、複数の地下鉄駅構内に水が流れ込んで駅は閉鎖された。
イスラエル軍 イスラム聖戦を先制攻撃
イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区の武装組織「イスラム聖戦」との間で3日間にわたった攻撃の応酬は、エジプトの仲介により双方が停戦合意に達し、7日夜から停戦に入った。ガザ地区における今回の攻撃の応酬は、昨年5月に11日間続いた紛争以来、最も激しいものとなった。
法執行機関への脅迫増加-米 FBI本部で銃撃事件も
米連邦捜査局(FBI)によるトランプ前大統領の自宅への家宅捜索をめぐり、トランプ氏支持者からは、政治目的に基づいた不当な捜査だとして不満が高まっている。その一部は、攻撃的になっており、FBIなどはソーシャルメディアに投稿された法執行機関に対する暴力的な脅迫が増加していると警告している。
左派ルラ元大統領がリード ブラジル大統領選開始
ブラジルで10月2日に投開票される大統領選挙が16日、公式に開始された。15日、立候補届が締め切られ、現職で保守のボルソナロ大統領、左派のルラ元大統領ら12人が出馬した。
台湾有事に神経尖らす韓国 米介入なら「同盟の役割」
ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発した中国が台湾周辺海域で軍事演習を実施し、白書に「武力使用を放棄しない」と明記するなど、改めて台湾有事に関心が集まる中、韓国も有事への備えに神経を尖(とが)らせている。台湾に近い尖閣諸島の領有を脅かされている日本と異なり、韓国に安全保障への直接的影響を懸念するムードはあまりないが、台湾有事に連動した北朝鮮の動向には無関心でいられないようだ。
女子選手ら「公平な機会を」米国 Tジェンダーの競技参加で
女子スポーツへのトランスジェンダー選手の参加をめぐって米国で論争が高まっている。トランス選手の権利拡大の一環として進められてきたが、これに反対する女子選手たちが次々と声を上げている。反対派による集会で、その訴えを聞いた。
トランプ氏ら、安倍氏の功績称える
ソウルで開かれている国際会議「サミット2022・指導者会議」(主催・UPF)で12日、首脳経験者らから先月凶弾に倒れた安倍晋三元首相の功績を称(たた)え、急逝を惜しむ声が相次いだ。
児童ポルノ対策にプライバシー懸念
欧州連合(EU)の欧州委員会は、児童ポルノ防止のためにネット上のコンテンツ検出に人工知能を活用した監視プログラムの計画を進めている。欧州データ保護監督局と欧州データ保護委員会は11日、欧州委員会の規制草案に伴うプライバシー侵害への懸念を表明した。
台湾へのサイバー攻撃多発 米下院議長訪問時
ナンシー・ペロシ米下院議長が台湾を訪問した今月2日と3日を中心に、台湾では総督府や国防部などのウェブサイトが一時閲覧不能になったほか、駅構内やコンビニエンスストア店内の電子掲示板にペロシ氏の訪台を非難する言葉が映し出されるなど、中国によるものとみられるサイバー攻撃が多発した。台湾侵攻の際に実行される可能性が高い「ハイブリット戦」を想定して行われたとの見方が出ている。
台湾侵攻時、露・北が陽動作戦も
ロシア軍のウクライナ侵攻から今月下旬で半年を迎える。東アジアでも懸念される中国の台湾侵攻リスクの高まりや武力威圧を強化する北朝鮮など、ユーラシア大陸の東西で安全保障問題が急浮上している。最悪のシナリオは中国、ロシア、北朝鮮が強力なタッグを組んで西側に立ち向かってくることだ。それがあり得るのか、国際関係アナリストの松本利秋氏に聞いた。
ナイフ振り回した男を射殺 仏ドゴール空港で
フランスのパリのドゴール空港内で10日、ナイフを振り回していた男が国境警察によって射殺された。男は同空港内に住む40代のホームレスで、現場の警備員に対して手に持ったナイフで威嚇したため駆け付けた国境警察が制止しようとしたが襲いかかったため、警官が発砲し、その後死亡が確認された。その様子は港内に設置された防犯カメラに記録されていた。
侵攻長期化で苦しむロシア 外交で「包囲網」切り崩し
ウクライナ侵攻が長期化し、制裁にも苦しむロシアが外交で「対露包囲網」を切り崩そうとしている。イランとの接近でイスラエルを牽制(けんせい)する一方で、トルコの取り込みを進めているのだ。ペロシ米下院議長の台湾訪問では、米中衝突に向け中国を煽(あお)ったが、こちらは不発に終わった。
保守ボルソナロ大統領が追い上げ―ブラジル大統領選
10月に大統領選挙を控えているブラジルで、最新の世論調査が8日に公表され、現職保守ボルソナロ大統領と左派ルラ元大統領との支持率差が1桁台にまで大きく縮小していることが分かった。
3度目の熱波襲来 フランス 山火事再び発生
フランスは今年3度目の熱波に襲われ、気象庁メテオ・フランスは9日時点で大西洋岸の南西部16県と南部ガール県とボクリューズ県の計18県の熱波警戒レベルを上から2番目のオレンジに指定した。先月末、山火事で最も被害を受けた西部ジロンド県では、再度大規模な山火事が発生し、すでに6000㌶が焼失した。
米大学で失われる言論の自由 最高裁判事が授業を辞退
米国の大学で、言論の自由が脅かされていることへの懸念が高まっている。中絶問題をめぐり抗議運動が強まる中、連邦最高裁のクラレンス・トーマス判事は、ジョージ・ワシントン大学で10年以上続けてきた授業を辞退した。大学内で、異論を排除しようとする左派の動きが強まっている。
【韓国紙】韓国新政府に要求される外交とは?
国際情勢が揺れ動いている。欧州でのロシアのウクライナ侵攻で始まったロシアと北大西洋条約機構(NATO)間の対決構図は東アジアで台湾をめぐる米国と中国の衝突につながった。新しい冷戦秩序の下の強大国間覇権戦争の幕が上がったようだ。
トランプ氏宅をFBIが捜査 「検察権の乱用」と反発
トランプ前米大統領は8日、声明を発表し、南部フロリダ州にある自宅の「マールアラーゴ」が連邦捜査局(FBI)による家宅捜索を受けたと発表した。米メディアによると、トランプ氏が退任後に公文書を持ち出したことに関する捜査で、トランプ氏や共和党議員らは不当な捜査だとして強く反発している。
「鉄のカーテン」開放は資金援助の見返り 独ラジオ「機密文書」公表
1989年、ハンガリー社会主義労働者党(共産党)政権はオーストリアへの国境を開放した。その結果、多数の旧東独国民がこの国境を通過して西側の自由世界に殺到、旧東独社会主義統一党(共産党)政権が崩壊する契機となった。ところが、ドイツ公共放送ラジオ局が4日、「ハンガリー政府が旧東独国民のため鉄のカーテンを開いたのは当時の旧西独政府がハンガリーの債務を救済した見返りの可能性がある」と報じた。
イスラエル軍がガザ攻撃、10人以上死亡
パレスチナ自治区ガザ地区で5日午後から6日朝にかけ、イスラエル軍による過激派組織「イスラム聖戦」を標的とした軍事作戦が行われ、イスラム聖戦司令官1人を含む戦闘員10人以上が死亡した。



