国際

【韓国紙】韓日首脳シャトル外交が正常化へ

岸田文雄首相の訪韓が5月初めに実現すると見られ、今年3月の尹錫悦大統領の訪日時に合意した首脳間シャトル外交が12年ぶりに正常化する。尹大統領の積極的な対日関係改善に呼応して両国関係の正常化を加速させる一方、北朝鮮のミサイル挑発などと関連した韓日、韓米日安保協力の強化、輸出規制の解除を契機とする経済協力などが議論されるものと見られる。

【インタビューfocus】首相訪韓はムード転換の好機 太永浩・韓国与党「国民の力」最高委員

岸田文雄首相が7日から現職総理としては約5年ぶりに韓国を訪問する。3月の尹錫悦大統領訪日に呼応した「シャトル外交」で、日韓関係改善の動きが加速する可能性も出てきた。韓国与党「国民の力」の最高委員で、韓日議連にも所属する北朝鮮外交官出身の太永浩議員に、日韓関係や両国が直面する北朝鮮の武力挑発などについて聞いた。

与党ペニャ氏が当選 パラグアイ大統領選  台湾と外交関係維持へ

南米パラグアイで30日、現職ベニテス大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施され、即日開票の結果、台湾との外交関係維持を掲げる与党コロラド党(中道右派)のサンティアゴ・ペニャ元財務相(44)が当選を確実にした。ペニャ氏は「われわれ全員が求めるパラグアイの設計を始めよう」と勝利宣言した。就任は8月15日で任期は5年。再選は禁じられている。

戦術核再配備“お預け” 韓国 「拡大抑止」強化で米が説得?  

先週ワシントンで行われたバイデン米大統領と尹錫悦・韓国大統領の首脳会談では、最大の焦点となった北朝鮮の核脅威に対する抑止策で、韓国側で徐々に要望が高まる戦術核再配備の確約はなかった。韓国に再び親北政権が誕生することを米国側が不安視していることも背景にあるようだ。

中国がパレスチナ和平に名乗り、実現の難しさ伝えるディプロマット誌

外交の舞台での米国の退潮が目立つ中、中国が攻勢を強めている。ウクライナ、サウジアラビア・イランに続いて、イスラエル・パレスチナ和平に乗り出そうと仲介を申し出た。

「サッカーの王様」ペレ ブラジルの辞書に登場

ブラジルのポルトガル語辞書「マイケルズ(ミカエリス)」は26日、「サッカーの王様」と呼ばれ、昨年12月に死去した元サッカーブラジル代表選手ペレ氏の名前を、辞書の見出し語に採用した。政府系ブラジル通信が27日付で報じた。

左派勝てば台湾断交も きょう大統領選挙―パラグアイ

南米パラグアイで30日、現職の中道右派ベニテス大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施される。選挙は、10人近くが立候補する乱戦となっているが、実質的に中道右派の与党コロラド党のサンティアゴ・ペニャ元財務相(44)と、中道・中道左派の野党連合から出馬するエフライン・アレグレ元公共事業・通信相(60)の2人による一騎打ちとなっている。

ボルソナロ前大統領を事情聴取、議会襲撃事件への関与否定 ブラジル

南米ブラジルのボルソナロ前大統領が26日、首都ブラジリアの連邦警察に出頭し、今年1月に連邦議会などが襲撃された事件に関する事情聴取を受けた。聴取は2時間近く行われたが、ボルソナロ氏は一貫して事件への関与を否定したという。

駐比中国大使がフィリピンを恫喝 在台15万人労働者を人質扱い

米比防衛協力強化協定(EDCA)に基づき米軍がフィリピン国内の基地施設を利用する準備が着々と進む中、中国が苛(いら)立ちを隠せない。駐比中国大使が、比政府を恫喝(どうかつ)するような発言をし、反発が広がった。一方、中国外相と会談したマルコス大統領は、ホットラインの増設で合意するなど、中国への配慮も続ける。

米韓 拡大抑止強化で一致 バイデン氏、北に警告 核攻撃なら「体制終わる」

バイデン米大統領は26日、国賓として訪米した韓国の尹錫悦大統領とホワイトハウスで会談し、米国の核戦力を含む拡大抑止の強化で一致した。バイデン氏は会談後の記者会見で、北朝鮮が核を使用すれば、「いかなる体制でも終わりを迎えることになる」と警告した。また両国は対中国を見据え、インド太平洋地域への取り組みの強化を図ることで合意した。

パレスチナ 主流派ファタハの支持率低下 ハマスとの対立が激化

エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地ハラム・アッシャリフ(ユダヤ教呼称「神殿の丘」)で20日、イスラム組織ハマスとパレスチナ自治政府のアッバス議長が率いる主流派ファタハの支持者らの間で激しい衝突が起きた。パレスチナではファタハの支持率が低下し続けている。

韓国入試「反日」露骨 必須科目「韓国史」で偏向出題 左翼史観の学会が主導

韓国で毎年実施される大学共通の入試「大学修学能力試験(修能)」で、必須科目「韓国史」の出題分野が1910年から45年までの日本統治期とその直前の時期に偏っているとの指摘が上がっている。背景には左翼史観に凝り固まる歴史学会が入試や教科書執筆を主導してきた構造的問題がある。若者の反日意識拡大につながる恐れもありそうだ。

【韓国紙】韓流ブーム20年「相生・協力で共存共栄を」

20周年を迎えた日本国内の韓流ブームの安定した持続のために何をしなければならないか。孔炯植(コンヒョンシク)駐日韓国文化院院長が語った。

新たに72時間停戦合意 スーダン 不透明な実効性に懸念

アフリカ北東部スーダンで戦闘を続ける正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は24日、米国などの仲介で現地時間25日午前0時(日本時間同7時)から72時間の新たな停戦に合意した。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラなどが報じた。

バイデン氏、再選出馬表明 24年米大統領選 高齢不安抱え

バイデン米大統領は25日、2024年大統領選への立候補を正式に表明した。発表した動画の中で、野党共和党内の「過激派」が自由を脅かしていると主張し、「4年前に大統領選に出馬した時、米国の魂をめぐる戦いの最中にあると述べたが今もそうだ」と強調。その上で「この仕事を終わらせよう」と訴えた。

ブラジル先住民女性に環境賞 アマゾン伐採防止  

「環境分野のノーベル賞」などと呼ばれる「ゴールドマン環境賞2023」が23日発表され、ブラジル先住民族・ムンドゥルク族の女性、アレッサンドラ・コラップさん(39)が選ばれた。

増加するバチカン報道  聖職者の性的虐待が契機に 教会の隠蔽体質に変化か

バチカン発のニュースは公文や声明文がほとんどで一般の読者の関心を引く記事は少なかったが、ここにきて積極的に報道するメディアが増えてきた。直接の契機は聖職者の未成年者への性的虐待事件だ。「バチカン・ニュース」(独語版)が聖職者の不祥事を隠蔽(いんぺい)せずに報じ始めたからだ。最近ではドイツのカトリック教会フライブルク大司教区の聖職者の虐待調査結果を大きく報道して注目された。

北朝鮮最高幹部、核魚雷「佐世保も標的」 在中幹部に新型兵器巡り言及 攻撃用ドローン開発にも意欲

北朝鮮の弾道ミサイル開発に深く関与してきた最高幹部の李炳鉄・朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長が、先月から今月にかけて公開された新型兵器の核魚雷「核無人水中攻撃艇」について、海上自衛隊が駐屯する佐世保港も標的にしていると複数の幹部に述べていたことが分かった。中朝関係筋が24日本紙に明らかにした。北朝鮮の核水中攻撃艇の具体的な攻撃目標が判明するのはこれが初めて。

仏大統領再選1年困難な政権運営

フランスのマクロン大統領は昨年4月24日、右派・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン候補に決選投票で勝利し、再選されて1年が経(た)った。2017年に同じルペン氏に決選投票で勝利した後の1年に比べ、状況はあまりにも厳しい。理由の一つは自身が立ち上げた中道・共和国前進(現ルネッサンス)が昨年の国民議会(下院)選挙で過半数割れしてしまったことにある。

ブラジルと中国の国営メディア提携

ブラジル公共放送「EBC」と中国国営の新華社通信が、人的交流などを含む広範囲な提携関係を結んでいたことが分かった。ブラジル通信が17日付で報じた。

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