「尹政権退陣がイテウォン追慕」韓国左派、雑踏事故を政治利用
韓国・ソウルの梨泰院(イテウォン)で日本人2人を含む156人が死亡した雑踏事故から1週間となった先週末、全国各地で「事故の責任は尹錫悦政権にある」と主張する左派系市民団体が主催した政権退陣デモが行われた。事故の責任を強引に政権になすり付ける手法は2014年のセウォル号沈没事故後などにも見られた左派お得意の扇動。政府・与党は国民が扇動に乗せられないよう注意喚起に躍起だ。
米中間選挙、あす投開票 上下院の奪還へ共和優勢
バイデン米大統領の約2年間の政権運営に対する初の審判となる米中間選挙が8日、投開票される。インフレや犯罪の増加に対する有権者の不満の高まりを背景に、与党・民主党が苦戦している。野党・共和党が下院で多数派を奪還することは確実視されており、上院でも多数派を奪還するかが最大の焦点となる。
イスラエル総選挙 ネタニヤフ氏の勝利確定
約3年半で5回目となった1日投票のイスラエル総選挙(国会定数120)は3日夜開票が終了し、ネタニヤフ元首相を中心とする右派・宗教勢力が64議席で過半数を獲得し、勝利が確定した。ネタニヤフ氏は約1年5カ月ぶりに政権復帰する見通しとなった。同氏は今後、連立政権の発足に向け支持を受ける宗教政党など各党と組閣協議に入る。
【記者の視点】米政権の左翼思想「輸出」 異質の価値観を押し付け
米国で最近、「ドラッグクイーン」と呼ばれる主にゲイのパフォーマーが派手なメークと女装で激しく踊るショーが公共の場などで開かれている。もともとはゲイバーなどに限られていたショーだが、性的少数者(LGBT)への理解を促進する目的で表舞台で堂々と開かれるようになり、学校で行われるケースも出ている。
フランス美術事情 抽象の巨匠スーラージュ 反射する黒を追求
芸術家には夭逝(ようせつ)した天才画家もいれば、生前、まったく作品が売れず、死後何年も経って世界で高額で取引されているゴッホのような画家もいる。だが、世界に功成り名を遂げ、102歳まで生きて郷里に美術館が建ち、ルーヴルで追悼式典が行われた画家はピエール・スーラージュ以外にいないかもしれない。
選挙結果に抗議デモ 大統領、道路封鎖解除呼び掛け―ブラジル
南米ブラジルで2日、大統領選挙の結果に不満を抱く保守派ボルソナロ大統領の支持者らが各地で抗議デモを繰り広げた。30日に実施された大統領選挙では、左派ルラ元大統領が僅差でボルソナロ氏に勝利していた。
フィリピン、4地方で災害宣言 台風が万聖節連休直撃
フィリピンに再び強い勢力の台風22号(フィリピン名パエン)が上陸し、死者120人を超える甚大な被害をもたらした。聖週間の連休中に到来した台風により交通機関が麻痺(まひ)し、各地で大勢の帰省客が足止めされるなどの混乱も広がった。日本をはじめとする世界各国が支援を表明している。
ミサイル発射 北「開発進展の好機」と認識
オバマ、トランプ両米政権で北朝鮮政策を担当してきたアリソン・フッカー元国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長は1日、北朝鮮が記録的な数のミサイル発射実験を実施し、7回目の核実験を行う可能性が取り沙汰されていることについて、世界各国がロシアによるウクライナ侵攻や中国と台湾の緊張の高まり、新型コロナウイルスへの対応に気を取られている中、金正恩総書記は今が「ミサイルと核の両方の開発を進展させる絶好の機会と捉えている」との見方を示した。
イスラエル総選挙、右派 過半数の見通し ネタニヤフ氏復権へ
1日に投票が行われたイスラエル総選挙(定数120、全国1区の比例代表制)は、同日夜から開票が進められ、通常投票の開票率97%の段階で、復権を狙うネタニヤフ元首相率いる「リクード」を中心とする右派勢力が、議席の過半数を獲得する見通しとなった。
ボルソナロ氏が政権移行容認
南米ブラジルの保守・ボルソナロ大統領は1日午後、首都ブラジリアの大統領府において、30日の大統領選挙決選投票の結果に関する声明を読み上げた。敗北を認める発言はなかったが、憲法を重視する姿勢を強調し、政権移行を容認する意向を表明した。
バイデン米大統領、認知機能低下か 物忘れや言い間違い相次ぐ
今月80歳を迎えるバイデン米大統領の認知機能低下への懸念が高まっている。記憶力の著しい低下を疑わせる出来事や言い間違いが相次いでいるためだ。バイデン氏の再選出馬への判断に影響する可能性があるとともに、安全保障上のリスクも指摘されている。
【連載】焦点 2022年米中間選挙(下) 中絶問題巡り攻防 どちらの党が「極端」か
米連邦最高裁が6月下旬に人工妊娠中絶を権利として認めた1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆して以来、民主党は中絶問題を前面に出し、テレビ広告作戦を展開してきた。
【連載】焦点 2022年米中間選挙(中) 現・前大統領の「効果」
「私が米国史上最も労働組合に協力的な大統領である理由は、あなた方が世界で最も優秀な労働者であるからだ」。バイデン大統領は10月上旬、メリーランド州ヘイガーズタウンにある自動車メーカー、ボルボの工場を訪れ、そこで働く従業員たちを称(たた)えた。
ボルソナロ氏、敗北を認めず―ブラジル
10月30日に行われたブラジル大統領選挙では、左派のルラ元大統領が僅差で当選を確定させた。バイデン米大統領を含む多くの首脳らが、ルラ氏に祝辞を送っているが、保守派の現職で再選を狙っていたボルソナロ大統領は、まだ敗北宣言を出しておらず、ブラジル国内に混乱が広がっている。
リモートワークで地下鉄混雑?
フランスでは、コロナ禍で急増したリモートワークが減り、職場復帰が急増すると思いきや、フランス人が好む「好きな場所で好きな時間に仕事する」働き方がすっかり定着し、田舎の自宅と都会の職場のデュアルワークが主流になりつつある。
中国海運大手 ハンブルク港の株式取得
ドイツのショルツ連立政権は10月26日、同国最大の湾、ハンブルク湾港に四つあるターミナルの一つの株式を中国国有海運大手「中国遠洋運輸集団(コスコ・グループ)」が取得することを承認する閣議決定を行った。
【連載】焦点 2022米中間選挙(上)
バイデン米大統領に対する初の審判となる11月8日の中間選挙まで1週間となった。経済や移民問題に加え、教育問題で攻勢に出る共和党に対し、民主党は中絶問題で巻き返しを図る。次期大統領選への意欲を示すトランプ前大統領の今後も占う選挙となる。
仏画家スーラージュ氏の追悼式、ルーブル美術館で開催へ
フランスの世界的に著名な現代画家、ピエール・スーラージュ氏が亡くなり、11月2日にパリのルーブル美術館中庭でマクロン大統領出席の下、追悼式が行われる。2019年暮れに100歳を記念し、同美術館で大回顧展が開催された。同美術館が生前に大回顧展を開催したのはピカソとシャガールだけで、追悼式を行うことも稀(まれ)だ。
最後の公開討論で非難合戦―ブラジル大統領選挙
【サンパウロ綾村悟】ブラジルのリオデジャネイロで28日、30日に実施される大統領選決選投票を前に、保守ボルソナロ大統領(67)と左派ルラ元大統領(77)による最後の公開討論が行われた。



