国際

ブラジル マラカナン競技場近くの通りを改名 「王様ペレ通り」に

リオデジャネイロ市当局は4日、ブラジルサッカーの聖地として知られるマラカナン競技場の北側にある通りを、昨年末に82歳で死去した元ブラジルサッカー代表のペレ氏にちなみ、「王様ペレ通り」に改名した。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈4〉港湾権益買い漁る中国

観光客を乗せ、細長い港湾をくぐり抜けるように進むクルーズ船。デッキからは、巨大なコンテナ船やタンカー、海軍艦艇のほか、貨物の積み下ろしを行うガントリークレーンが間近に見える。圧巻の光景だ。 台湾南部にある高雄港は、世界第17位のコンテナ取扱量を誇り、海軍も利用する台湾最大の港湾。港湾都市という高雄の特徴を観光資源にするため、港湾内を周遊するクルーズ船が運行されている。

【フランス美術事情】「パリ、どこにもない」展/移民歴史博物館

フランスは世界中から多くの移民を迎え入れ、アラブ系移民はフランスの人口の1割に達する約600万人が暮らし、ユダヤ系は60万人で、いずれもヨーロッパ最大のコミュニティーを形成している。かつてコスモポリタンの町と呼ばれたパリには外国人居住者が今も多い。

フィリピン、元日に国際空港が麻痺 300便、6・5万人に影響

フィリピンで元日、マニラ首都圏にあるニノイ・アキノ国際空港の管制システムに障害が発生し、すべての航空便の発着が停止するトラブルが発生した。新年の旅行客で混雑する国の玄関口は大混乱に見舞われ、数万人の乗客がスケジュールの変更を余儀なくされた。管制システムのレーダー喪失は国家安全保障に関わるとの懸念もあり、原因究明と改善を求める声が強まっている。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈3〉着上陸侵攻の現実味

建物の中に足を踏み入れると、聞き慣れた音楽が流れていた。「軍艦マーチ」である。どこか懐かしい気分になった。

【上昇気流】(2023年1月6日)

ロシアの侵略が続くウクライナでは、激しい戦闘の中での年明けとなった。東部ドネツク州マケエフカでは、米国提供兵器によるウクライナ軍の攻撃で兵士89人が死亡したとロシア国防省が発表した。ロシアが死者数を個別に発表するのは異例だ。

「サッカーの王様」ペレ氏の葬列を市民が見送る―ブラジル

昨年末に82歳で亡くなった「サッカーの王様」ペレ氏の柩(ひつぎ)が3日、通夜が行われたビラ・ベウミロ競技場(ブラジル1部サントス本拠地)を出て、サントス市内の墓地に収められた。

イスラエル ネタニヤフ新連立政権が発足 懸念強まるパレスチナとの衝突激化

 イスラエルで昨年12月29日、右派政党「リクード」党首のネタニヤフ元首相率いる新連立政権が発足した。パレスチナに強硬な極右政党や宗教政党と連立を組んだ新政権は、イスラエル史上最も右寄りとされ、イスラエルとパレスチナとの衝突が激化する懸念が強まっている。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈2〉澎湖諸島からの報告(下)

台湾・澎湖諸島の最大都市、馬公市の中心街から車を30分ほど走らせると、対岸から馬公の街並みを望める蛇頭山に着く。その高台から右手に視線を向けると、海軍艦艇が数隻停泊しているのが見える。日本統治時代に建設された軍港は、今なお台湾防衛の重要拠点として欠かせない役割を果たしている。

【韓国紙セゲイルボ】将来への期待と憂慮が交差する癸卯年

癸卯(みずのとう)年の新年が明けたが、大韓民国の将来に対する期待と憂慮が交差している。大韓民国は全世界が注目するほどの圧縮した経済成長と民主化の成功で賛辞を受けたが、発展国家モデルと権威主義統治による構造的な脆弱(ぜいじゃく)性のため今日の経済と政治は安定しているとは言い難い。

中国発のコロナ再拡散を警戒 伊がEUに規制措置要求

中国が「ゼロコロナ」政策を撤回し、春節(旧正月、1月21~27日)を控え、海外で過ごす中国国民が増えることが予想されている。欧州で「新型コロナウイルスは収束した」という声がウイルス学者の間から出てきた矢先、感染者が急増し、死者も増えている中国から旅行者が飛んで来るとのニュースを受け、欧州諸国は戸惑っている。

【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈1〉 澎湖諸島からの報告 上

台湾南部の高雄から飛行機でわずか40分。小型プロペラ機から空港に降り立った瞬間、ビューッという猛烈な風が襲ってきた。普通に立っているのも困難なほどだ。ここは台湾本島の西方約50キロに位置する澎湖諸島。澎湖県のホームページによると、大小合わせて90の島々から成り、複雑な海岸線の総延長は約450キロにも及ぶ。

左派のルラ大統領が就任 ブラジル  演説で前政権の批判展開

南米ブラジルで1日、12年ぶりの「返り咲き」となった左派のルラ大統領(77)が就任した。就任式が行われた首都ブラジリアの大統領府前には、数万人の支持者らが集まり、ルラ氏が所属する左派・労働党(PT)のカラーでもある赤色に広場が染まった。

「ピンクの潮流」が再来 左派政権が席巻する南米 格差拡大し政情不安定

南米諸国で左派政権が連鎖的に発足し、「ピンクの潮流」とも呼ばれた2000年代初頭に似た動きが強まっている。コロナ禍とウクライナ紛争による経済危機が各国に拡大する中、公約した格差是正に「希望」を抱かせ支持を集めたが、米国との外交関係は薄まり、直面する経済問題の解決には決め手を欠き支持率が低下するなど、多くは盤石とも言えない状況だ。

NATOのアジア拡大を 台湾有事へ米国介入は明確 元国務省中国政策首席顧問 マイルズ・ユー氏

米国では、覇権主義的な動きを強める中国が安全保障上の最大の脅威だとして、超党派での対応が進められている。トランプ前政権時代に米外交の対中シフトに取り組んだ元国務省中国政策首席顧問のマイルズ・ユー(中国名・余茂春)氏に、米国の対中政策やアジアの安全保障などについて聞いた。

ボルソナロ氏、大統領交代式を欠席へ―ブラジル

ブラジルの保守派ボルソナロ大統領は30日、1月1日のブラジル大統領交代式を前に空軍機で米国に向けて出国した。米フロリダ州オーランドに1カ月ほど滞在する予定だという。交代式は欠席する。

英仏スペイン 対中水際対策を強化 コロナ感染拡大受け

中国での新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、中国からの渡航者に対し、イタリアに続き、フランスとスペインが30日、抗原検査の陰性証明の提示を求める方針を発表した。英国も同国に向かう航空便の搭乗前に陰性証明の提示を求める措置を明らかにした。イタリアのメローニ首相が欧州連合(EU)全加盟国で同様の措置を取ることを要求していたが、現在も消極的な加盟国がある。

ベネディクト16世死去 前ローマ教皇 13年生前退位  

ローマ・カトリック教会前教皇で名誉教皇のベネディクト16世が31日、死去した。95歳だった。バチカン教皇庁が発表した。

ウクライナ、欧州に試練の冬 EU、今年2・6兆円規模の支援

ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して10カ月以上が経(た)った。当初、電光石火の攻撃で首都キーウを占領しようとしたロシア軍は、ウクライナ軍の激しい抵抗に遭い、戦闘はドンバス地方東部の盆地とその南部農業地帯に移った。

長期化するロシアの軍事侵攻 火が付くウクライナ魂 露正教会にも批判高まる  

ロシアのプーチン大統領が昨年2月24日、ウクライナに軍を侵攻させて以来、ロシアとウクライナ両国だけではなく、欧州を含む世界の政治、安保、軍事、経済に大きな影響を与えている。軍事大国ロシアの攻撃に対してウクライナ軍の士気の高さは世界を驚かせた。一方、プーチン大統領の指導力に疑問が呈され、プーチン氏の精神的支えのロシア正教最高指導者キリル1世への辞任要求の声が世界の正教会から聞かれだしている。

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