「新たな動員」に揺れるロシア 出回る23日国境閉鎖説
ウクライナ東部や南部を中心にロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続ける中で、ロシアが新たな動員を行うという情報がメディアで流れている。ロシアは軍事侵攻の指揮を執る新たな総司令官に、制服組のトップであるゲラシモフ参謀総長を任命しており、ロシア軍が新たな攻勢に出るのではとの見方も強い。
2プラス2 日米、反撃能力で協力深化 対中念頭 効果的運用目指す
日米両政府は11日(日本時間12日未明)、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を米ワシントンで開催した。共同発表文書では、日本政府が保有を決めた「反撃能力」(敵基地攻撃能力)について、「効果的な運用に向けて日米間で協力を深める」ことを明記した。また、宇宙空間での攻撃については、米国の対日防衛義務を明記した日米安全保障条約第5条の適用対象とすることを新たに確認した。
【上昇気流】(2023年1月13日)
英国のチャールズ国王の次男、ヘンリー王子の自伝『スペア』が発売され、波紋を呼んでいる。兄ウィリアム皇太子との確執、17歳でコカインを吸引したことのほか、陸軍時代にアフガニスタン戦争で敵の戦闘員25人を殺害したことなどを告白している。
首都治安責任者に拘束命令 ブラジル 連邦議会など襲撃で
ブラジル最高裁のモラエス判事は10日、8日に起きたボルソナロ前大統領の支持者らによる首都ブラジリアでの連邦議会や大統領府などへの襲撃事件に絡み、ボルソナロ前政権時の法相で、事件当時、ブラジリア連邦直轄区の公安局長だったアンデルソン・トレス氏と同直轄区軍警察元司令官を拘束するように命じた。トレス氏に対しては、事件当日の首都の警備体制を故意に手薄にした疑惑がかけられている。
第2次ルラ政権、多難な船出 ブラジル 議会襲撃事件で分断鮮明
今月1日に南米の大国ブラジルで、第2次ルラ政権(労働党・左派)が発足した。ルラ大統領が貧困支援や民営化事業白紙化を強調する一方、シルバ環境・気候変動相は国家レベルでの気候変動対策を発表するなど、ボルソナロ前政権からの政策転換を強調する船出となった。ただ、大統領選の無効を主張する前大統領の支持者ら約4千人が暴徒化して連邦議会や大統領府などを襲撃する事件が8日に発生。ルラ氏が異例とも言える「連邦介入令」を出して治安強化を図るなど、国内は混乱の中にある。
【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈9〉早まる侵攻予想
「ウクライナ危機は準備運動だ。もっとでかい危機がやって来る」――。
世界各国がウクライナ戦争への対応に追われる中、米戦略軍のチャールズ・リチャード司令官(当時)は昨年11月、この状況は序の口にすぎず、はるかに深刻な危機が待ち受けていると言い放った。
【韓国紙】与党は“尹心”より民心ではないのか
共に民主党内には特別な反響を残せなかったが、文喜相元国会議長の「狡兎三窟()」発言は新年の政界の話題とするに値する。万一に備えて三つの穴を掘っておくウサギのように危機管理をしなければならないという意味だ。
チャイナウオッチャーの分析に「黄金の釘」打つ石平氏の産経コラム
ある名刺交換の折、裏に黄金色の小さな丸が描かれているのをもらったことがある。相手は文筆を稼業としていた。思わず意味を尋ねた。すると与謝野晶子の歌をデザインしたものだという。
議会襲撃事件で1500人を拘束 ブラジル
ブラジルのボルソナロ前大統領の支持者ら数千人が、首都ブラジリアの連邦議会や大統領府、最高裁を襲撃した事件で、警察当局は9日までに約1500人の身柄を拘束したと発表した。ブラジルのポータルメディア「G1」などが報じた。
【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈8〉ウクライナの教訓
ロシアによるウクライナ侵攻は、台湾にさまざまな教訓をもたらした。最大の教訓は、何と言っても戦争がもたらす恐怖と破壊のリアルな現実を台湾住民に突き付けたことだろう。
韓国防空網にまた穴 北の無人機、大統領室上空を侵犯
先月、韓国領空を侵犯していた北朝鮮の無人機5機のうち1機がソウルの大統領室上空付近を通過していたことがその後判明し、波紋が広がっている。韓国は確認されたものだけで2014年や17年にも北無人機の侵犯を許しており、防空網の強化が急がれる。
ボルソナロ氏支持者が議会占拠 ブラジル 大統領選結果に異議 3000人集結
南米ブラジルの首都ブラジリアで8日午後、大統領選の結果に異議を唱えるボルソナロ前大統領の支持者ら約3000人(地元メディア報道)が連邦議会や大統領府、最高裁に侵入して破壊行為を働いた。発生当時、ルラ大統領は視察でサンパウロに滞在していた。
【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈7〉「生命線」の半導体産業
台湾北部の新竹は、ハイテク企業が集積する産業都市として知られる。新竹駅でタクシーに乗り、30分ほど行くと、「台湾のシリコンバレー」と呼ばれる新竹科学園区に着く。
コロンビア大統領 ベネズエラ訪問 マドゥロ氏と2回目首脳会談
南米コロンビアの左派ペトロ大統領は7日、隣国ベネズエラの首都カラカスを訪問し、反米左派マドゥロ大統領と会談した。両首脳は、昨年11月にも会談を行っており、今回は2回目。
年金改革で抗議デモ フランス 黄色いベスト運動も参加
フランスではマクロン政権が進める年金改革に反対する黄色いベスト運動が7日、抗議の声を上げ、パリや地方都市でデモ行進を行った。仏内務省によると、パリでの参加者約2000人を含め全国で4700人と低調だった。
【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈6〉巧妙な中国の「認知戦」
「民進党は国民党以上に汚職で腐敗している!」。台湾南部の高雄市で乗車したタクシーの車内では、60代の男性運転手の怒りの声が響いた。目的地に到着するまで与党・民進党批判は延々と続いた。
【連載】台湾海峡は今 有事は起こるか〈5〉広がる「民間防衛」
週末になるとめっきり人通りが減る台北市内のビジネス街。その一角にあるオフィスビルの会議室に、小雨交じりの早朝から老若男女が続々と入ってきた。
米下院議長にマッカーシー氏 決着に5日 異例の15回投票
米議会下院は7日未明、議長選出のための15回目の投票を行い、昨年11月の中間選挙で多数派となった共和党トップのケビン・マッカーシー院内総務が議長に選出された。造反していた党内の保守強硬派を切り崩すことで過半数の票を獲得したものの、党内対立が浮き彫りとなり、今後の議会運営に不安を残す形となった。
ドイツ歩兵戦闘車ウクライナに供与へ フランスの軽戦車供与が後押し
ドイツのショルツ首相は5日、独製歩兵戦闘車「マルダー」をウクライナに供与する意向を明らかにした。ドイツは外国に長年、重火器提供を行っていなかったが、フランスがフランス製「軽戦車」を供与することを表明、欧州連合(EU)として破壊力の大きな兵器支援を行わないハードルがなくなったことで、ショルツ首相もウクライナ軍の訓練も含め、歩兵戦闘車供与を決めた。同首相はバイデン米大統領との電話会談後の共同声明に供与を盛り込んだ。



