米本土に中国「偵察気球」 核ミサイル基地情報 収集か
米国防総省は2日、米本土上空を飛行している偵察気球を発見し、監視と追跡を続けていると発表した。ブリンケン国務長官が5日から訪中する見通しの中、米中対立の新たな火種になる可能性がある。
信教の自由侵害 日本に懸念 国連人権理事会関連の会合 スイス
国連経済社会理事会で特殊諮問資格を持つ欧州の非政府組織「良心の自由のための団体と個人の連携(CAP―LC)」は1月31日、ジュネーブの国連欧州本部で、国連人権理事会のサイドイベントとして、日本における信教の自由侵害をテーマにしたカンファレンスを開いた。講演した人権活動家や専門家からは、安倍晋三元首相銃撃事件を機に日本政府やメディアが世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する憎悪を煽(あお)り、信者の人権侵害や差別が起きている状況に強い懸念が表明された。
【フランス美術事情】ピカソ 功罪問われる没後50周年
今年はスペインの巨匠画家パブロ・ピカソの没後50周年ということで、世界中で記念イベントが目白押しだ。仏美術誌コネサンス・デアールの調べでは、世界中の40近くの文化機関で、合計42の芸術イベントが「ピカソ年」にちなんで開催されるという。
ペルー大統領選来年実施を否決
ペルー共和国議会(1院制・定員130人)は1日、ボルアルテ大統領が大統領選挙を含む総選挙を来年末に前倒しするように求めた改定案を反対多数で否決した。ペルーでは、急進左派カスティジョ前大統領の罷免と逮捕に伴う反政府デモの拡大で政情不安が続いている。
旧統一教会排除に懸念 米首都で「国際宗教自由サミット」
世界において宗教の自由を促進することを目指す国際宗教自由(IRF)サミットが1月31日から2日間、米首都ワシントンで開かれ、政府高官や政治家、宗教家、人権活動家らが参加した。
フィリピン、収容所内で「ルフィ」暗躍 送還回避へ訴訟でっち上げか
フィリピンの入管施設に収容されている「ルフィ」を名乗る日本人容疑者が、日本国内で相次ぐ強盗事件の指示を出していたとされる問題で、在フィリピン日本国大使館がフィリピン当局に正式に強制送還を要請した。フィリピン政府は8日に控えるマルコス大統領の訪日を前に強制送還を実現する方針だが、容疑者によるでっち上げ訴訟により難航する可能性も出てきた。
ブラジル大統領 10日に訪米 首脳会談 ウクライナ問題で温度差も
米ホワイトハウスは1月31日、バイデン大統領が2月10日にブラジルのルラ大統領をホワイトハウスに招き、首脳会談を行うと発表した。1月1日に就任したルラ氏にとって初の訪米となる。
イスラエル軍、ジェニンで対テロ急襲 攻撃と報復の連鎖が激化
イスラエル軍による対テロ作戦が続けられているパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニンで1月26日、イスラエル軍が急襲作戦を実施し、パレスチナ人9人が死亡した。翌27日には、東エルサレムのシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)でパレスチナ人による銃撃があり、イスラエル人7人が死亡する事件が発生した。イスラエルとパレスチナ双方による暴力や報復が激化し緊張が高まっている。
ブラジル前大統領、米国長期滞在か
ブラジルのボルソナロ前大統領が27日、米国の観光ビザを米政府に申請していることが分かった。ブラジルのグロボ紙(電子版)が30日付で報じた。ボルソナロ氏は、昨年末から米南部のフロリダ州に滞在しているが、公用ビザで米国に入国しており、公務から離れているボルソナロ氏が持つビザの有効性が問題となっていた。
ドイツ、熱帯雨林保護に資金 ブラジルを援助
南米ブラジルを訪問中のドイツのシュルツェ経済協力・開発相は30日、アマゾン熱帯雨林の保護を支援するために、ブラジル政府に対して2億ユーロ(約282億円)の資金拠出を行うと発表した。政府系ブラジル通信が報じた。
「ルフィ」の仲間を強制送還へ 比入管
フィリピンの入管施設に収容中の「ルフィ」を名乗る日本人が日本国内で相次ぐ強盗事件で指示を出していた問題で、指示役の一人とされる日本人が近く強制送還されることが分かった。フィリピンの入管は30日、日本で逮捕状が出ている今村磨人容疑者を準備が整い次第強制送還することを明らかにした。今村容疑者は2020年の段階で強制送還命令が出ていたが、フィリピン国内で刑事事件をめぐる訴訟があり足止め状態にあった。しかし26日に裁判所によって棄却が言い渡され強制送還が可能となった。
バチカン、独教会「改革案」を批判 意思決定機関の新設に異議
独ローマ・カトリック教会で進行中の教会刷新活動「シノドスの道」を巡って、カトリック教会総本山のバチカン教皇庁が一通の書簡を独教会司教会議宛てに送り、その改革案の見直しを要求していたことが明らかになった。
年内の総選挙実施呼び掛け ペルー大統領
政情不安が続いている南米ペルーのボルアルテ大統領は29日、大統領選挙を含む総選挙の実施を、今年10月に前倒しして実施するように求めると発表した。総選挙の前倒しには、議会の合意が必要。
アマゾン熱帯雨林 森林の3分の1が「劣化」 ブラジル研究チーム
ブラジルのカンピーナス州立大学の研究チームは26日、世界最大のアマゾン熱帯雨林の状態が想定以上に悪化しており、全体の38%が違法伐採や干ばつなどの影響で「劣化」しているとの研究結果を米科学誌「サイエンス」に発表した。
米独主力戦車のウクライナ供与 ゲームチェンジャーにはならず
イツの主力戦車「レオパルト2」と米国の主力戦車「M1エイブラムス」のウクライナ供給が決定した。欧米の攻撃用戦車を要求してきたキーウ(キエフ)にとってハッピーエンドとなったが、米独の主力戦車がウクライナで活躍するまでには、まだハードルが控えている。
連邦警察が先住民族虐殺調査へ ブラジル
ブラジルのフラビオ・ディノ法務大臣は25日、金採掘者の大量流入などにより、アマゾン熱帯雨林地域に住む先住民族のヤノマミ族に深刻な健康被害が生じている事態に対して、「虐殺罪(ジェノサイド)」の適用も視野に入れた捜査を開始すると発表した。



