地雷爆発で5人が死亡―シリア
シリア東部デリゾール県の砂漠地帯で2日、トリュフ狩りに向かう民間人を乗せたトラックが、過激派組織「イスラム国」(IS)が路上に置いたとみられる地雷を踏んで爆発し、5人が死亡、40人以上が負傷した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が同日、報じた。
【韓国紙】韓国の22年出生率は“世界最低”0・78
歴史家エドワード・ギボンは『ローマ帝国衰亡史』で「人口急減がローマの衰亡を呼び起こした一つの要因」と分析している。その通りだ。人口は経済力と国防力の源泉であり、国家維持の根本動力だ。
イランで高濃縮ウラン確認 兵器級に近い83・7% IAEA が警鐘
ウィーンに本部を置く国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は2月28日、イランの核関連施設で濃縮度83・7%の高濃縮ウランが発見されたことを確認した。核兵器製造に使用可能とされる90%まで手の届くところまできていることから、IAEAは警鐘を鳴らしている。
史上最多のコカインを押収―ブラジル
ブラジル連邦高速道路警察(PRF)は28日、同国南西部のマトグロソドスル州において、同国史上最多となる1860㌔のコカインを押収したと発表した。政府系ブラジル通信が報じた。
パレスチナ自治区で銃撃テロ、2人死亡 止まらない暴力の連鎖
パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ナブルス近郊の町フワラで2月26日、イスラエル人を狙った銃撃テロがあり2人が死亡した。一方、ユダヤ人入植者らが報復でパレスチナの町を襲った。イスラエルとパレスチナの暴力の応酬が激しさを増している。
コロナ起源は「中国の研究所」 米エネルギー省が結論
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは26日、新型コロナウイルスの起源について米エネルギー省が「中国の研究所から流出した可能性が高い」と結論付けたと報じた。ホワイトハウスと議会関係者に最近提出された機密情報報告書の内容として伝えた。
不法移民船が沈没 南イタリア沖 59人が死亡
トルコから木造船に乗ってイタリアへの上陸を目指した不法移民船が26日、悪天候により南イタリア沖で転覆した。地元当局によると、これまでに12人の子供を含む少なくとも59人の死亡が確認された。行方不明者は数十人に上っており、死者はさらに増える可能性がある。船にはアフガニスタンやパキスタン、ソマリア、イランからの移民が乗船していたとみられる。
メキシコで大規模デモ 左派政権の選挙改革に反対
中米メキシコで26日、左派ロペスオブラドール大統領が進めている選挙制度改革法案に反対する大規模な反政府デモが行われた。デモはメキシコ各地で行われ、首都メキシコ市では、現政権下で最大規模の約50万人(主催者発表)が参加した。
3大一神教が一堂に「アブラハム・ファミリー・ハウス」 アブダビで公開へ
アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで3月1日、通称「アブラハム・ファミリー・ハウス」が公開される。3大一神教、ユダヤ、キリスト、イスラムの宗教施設を統合したもの。近年、ローマ教皇がアラビア半島を訪問、イスラエルとアラブ諸国が国交を樹立するなど、3宗教間の接近が進んでいる。
新巨大刑務所にギャング2000人移送―エルサルバドル
中米エルサルバドル政府は24日、同国中部テコルカにある米州最大の刑務所「テロリスト拘禁センター(CECOT)」にギャング構成員を中心とした受刑者約2000人を移送したと発表した。CECOTは、ギャング撲滅を目指す同国のブケレ大統領の肝煎りで建設が進められた定員4万人の巨大刑務所。
フランス 生徒が高校の女性教師刺殺
仏南西部サン=ジャン=ド=リュズ(ピレネー=アトランティック県)にあるサン=トマ=ダカン・カトリック高校のスペイン語の女性教師、アニエス・ラサールさん(53)が2月22日、授業中に刃物で生徒に刺されて死亡する事件が発生した。バイヨンヌ検察庁が明らかにした。大学進学率も高く評価された学校だっただけに仏全土に衝撃が走った。
ASEAN取込みに動く中国 インドネシア、高速鉄道7月開通へ
インドネシア初となる高速鉄道が、中国の後押しを受け7月に開通する。同鉄道は、首都ジャカルタと西ジャワの中心都市バンドンの142キロを結び6月に完工する予定だ。高速鉄道は乗車時間を在来線の3時間半から40分へと短縮する。日本と契約直前まで進んでいた建設工事を、中国が「油揚げをさらうトンビ」のようにかすめ取った、いわく付きの高速鉄道は、果たして期待通りの運行となるのか探った。(池永達夫)
【上昇気流】(2023年2月24日)
少子化対策が政権の最重要課題となっている日本だが、お隣の韓国ではわが国を上回る少子化が進んでいる。韓国統計庁によると、2022年の合計特殊出生率が0・78と7年連続で過去最低を更新。経済協力開発機構(OECD)の中で最下位だ。
サンパウロで記録的豪雨、46人が死亡―ブラジル
南米ブラジルのサンパウロ州当局は22日、週末から続く記録的な大雨による地滑りや洪水などで、これまでに46人の死亡が確認されたと発表した。行方不明者も多く、死者はさらに増える可能性が高いという。
米大学で廃止の動き 左派的多様性プログラム 白人への差別を助長
全米の多くの大学で推進されてきた「多様性の公平性と包括性」(DEI)プログラムについて、廃止する動きが出ている。白人学生への差別的扱いや教員採用の際に左派思想に同調しない求職者が排除されることへの懸念が保守派を中心に高まっているからだ。
南米チリでTPP発効 10ヵ国目
南米チリで21日、環太平洋連携協定(TPP)が発効した。TPPは、日本やオーストラリア、チリ、メキシコなど11カ国が参加、発効は10カ国目で、発効手続きを終えていない加盟国はブルネイのみとなった。



