
【エルサレム森田貴裕】イスラエル軍は7日、レバノン南部とパレスチナ自治区ガザ地区にあるイスラム組織ハマスの軍事拠点などに空爆を行ったと発表した。イスラエルに向けたロケット弾の集中砲火に対する報復だとしている。
イスラエル軍報道官は、「レバノン南部のハマス拠点3カ所、ガザ地区のハマスの武器製造施設や地下トンネルなど10カ所以上を標的として空爆を実施した」と述べた。また、今後の攻撃に備えイスラエル北部と南部の部隊を増強するという。
レバノン南部からは6日、イスラエル北部へ向けロケット弾34発が発射され、イスラエル軍の防空システム「アイアンドーム」が25発を迎撃したが、5発が町や村に着弾。イスラエル人3人が軽傷を負い、複数の建物に被害が及んだ。



