パキスタン 自爆テロで9人死亡 警察車両を襲撃

【エルサレム森田貴裕】パキスタン南西部バルチスタン州の都市シビで6日、警察車両を狙った自爆テロがあり、警察官9人が死亡、16人が負傷した。イスラエルのメディア「i24ニュース」が同日、報じた。

警察当局者によると、オートバイに乗った容疑者が、警察官を乗せたトラックに後ろから突っ込み爆発したという。

パキスタンでは、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」が政府との停戦協定の破棄を宣言した昨年11月以降、各地の警察施設などを狙ったテロ攻撃を繰り返している。

先月17日にパキスタン南部の大都市カラチで武装集団が警察署を襲撃し、4人が死亡、14人が負傷した際にはTTPが犯行声明を出した。