【エルサレム森田貴裕】シリア東部デリゾール県の砂漠地帯で2日、トリュフ狩りに向かう民間人を乗せたトラックが、過激派組織「イスラム国」(IS)が路上に置いたとみられる地雷を踏んで爆発し、5人が死亡、40人以上が負傷した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が同日、報じた。
シリア西部ハマ県では先月27日、ISが置いたとみられる2カ所の地雷の爆発で、トリュフ狩りをしていた民間人10人が死亡、12人が負傷した。
シリアの砂漠地帯ではここ数週間で、トリュフ狩りをする民間人らを狙ったISによるとみられる攻撃や地雷の爆発で、100人以上が死亡している。
シリアでは、米国などの支援によりISが掃討された2019年3月以降、砂漠地帯に潜伏するIS残党によるテロ攻撃が続いている。



