銃撃で民間人ら53人死亡、ISか―シリア

【エルサレム森田貴裕】シリア中部ホムス県の砂漠地帯で17日、過激派組織「イスラム国」(IS)によるとみられる銃撃があり、トリュフ狩りをしていた民間人ら53人が死亡した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が同日、報じた。犯行声明は出ていない。

ホムス県の砂漠地帯では12日にも、ISによるとみられる銃撃で、トリュフ狩りをしていた民間人4人が死亡、10人が負傷した。

一方、米中央軍は17日、シリア北東部で16日にクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)と連携して実施したISへの掃討作戦で、IS幹部が死亡したと発表した。作戦中に米兵4人と軍用犬が負傷した。

シリアでは、米国などの支援によりISが掃討された2019年3月以降、砂漠地帯に潜伏するIS残党によるテロ攻撃が続いている。