【エルサレム森田貴裕】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニンで5月、パレスチナ人女性記者が取材活動中に銃撃を受け死亡した事件について、イスラエル軍は5日、「パレスチナ武装勢力に向けた軍による銃撃で、誤って撃たれた可能性が高い」との最終調査結果を発表した。ただ、報告書ではパレスチナ武装勢力による銃撃の可能性もあるとしている。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)も6月、独自の調査結果として「銃弾はイスラエル治安部隊から発射された」と発表していた。イスラエル軍は、「命中した銃弾が軍のものか武装勢力のものか断定は不可能」と主張していた。



