中東・アフリカ
アラブ連盟首脳会議 アラブの団結求める シリア大統領も参加
アラブ連盟(21カ国・1機構)首脳会議が19日、サウジアラビア西部ジッダで開催された。アラブ連盟は、中東地域の問題解決にアラブ諸国の団結を求める「ジッダ宣言」を採択した。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤが同日、報じた。
武装組織との攻撃の応酬続く―イスラエル軍
パレスチナ自治区ガザ地区で9日に始まったイスラエル軍と武装組織「イスラム聖戦」との攻撃の応酬が続いている。イスラエル軍は13日、ガザ地区にあるイスラム聖戦の作戦本部やロケット弾発射台などを標的とした空爆を実施したと発表した。
空爆で武装組織司令官殺害 イスラエル軍 ガザからロケット弾500発
イスラエル軍は11日、パレスチナ自治区ガザ地区で武装組織「イスラム聖戦」を標的とした空爆を実施し、ロケット部隊の司令官を含むイスラム聖戦メンバー3人が死亡したと発表した。イスラエル軍によれば、10日から11日朝までにガザ地区のイスラム聖戦の拠点など147カ所を標的に攻撃を行ったという。
長期化なら地域不安定化も スーダン衝突 サウジ停戦交渉に進展なし イスラエルが仲介申し出
スーダンで衝突を続ける正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の代表団は7日、サウジアラビア西部ジッダで、米国とサウジの仲介により停戦に向けた直接協議を行った。軍とRSF双方は協議について、人道支援のための一時停戦が目的としており、戦闘終結に向けたものではないとしている。イスラエルはスーダンとの和平協定に調印できなくなる可能性を懸念する。
中国がパレスチナ和平に名乗り、実現の難しさ伝えるディプロマット誌
外交の舞台での米国の退潮が目立つ中、中国が攻勢を強めている。ウクライナ、サウジアラビア・イランに続いて、イスラエル・パレスチナ和平に乗り出そうと仲介を申し出た。
パレスチナ 主流派ファタハの支持率低下 ハマスとの対立が激化
エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地ハラム・アッシャリフ(ユダヤ教呼称「神殿の丘」)で20日、イスラム組織ハマスとパレスチナ自治政府のアッバス議長が率いる主流派ファタハの支持者らの間で激しい衝突が起きた。パレスチナではファタハの支持率が低下し続けている。
新たに72時間停戦合意 スーダン 不透明な実効性に懸念
アフリカ北東部スーダンで戦闘を続ける正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は24日、米国などの仲介で現地時間25日午前0時(日本時間同7時)から72時間の新たな停戦に合意した。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラなどが報じた。
停戦合意も衝突続く 死者270人
スーダンの首都ハルツームなどで15日に始まった正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の衝突は18日も続き、世界保健機関(WHO)がスーダン保健省の報告として発表したところによると、4日間の戦闘で少なくとも270人が死亡、2600人以上が負傷した。
スーダンの衝突で185人死亡 国連 激化なら「壊滅的打撃」
スーダンの首都ハルツームなどで15日に始まった正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の衝突は17日も続き、国連によると、3日間の戦闘で少なくとも185人が死亡し、1800人以上が負傷した。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラなどが報じた。
訪中のブラジル大統領、人民元など自国通貨決済呼び掛け
中国を訪問中のブラジルのルラ大統領は13日、上海で新開発銀行(NDB)の本部を訪問、新興5カ国(BRICS)諸国間の貿易では人民元を含む自国通貨で決済できるようにすべきだと主張した。
イスラエル、パレスチナと聖地で衝突 ロケット攻撃・テロ相次ぐ
エルサレム旧市街にあるイスラム教聖地ハラム・アッシャリフ(ユダヤ教呼称「神殿の丘」)にある「アルアクサ・モスク」で5日に起きたパレスチナ人とイスラエル治安部隊の衝突以降、パレスチナのイスラム過激派によるロケット弾発射やテロ攻撃が相次ぎ、緊張が高まっている。トルコとイランは、イスラム諸国の団結を呼び掛けた。
エルサレムに「アブラハム和平」を 衝突繰り返すイスラエルとパレスチナ
エルサレムはユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教の3大一神教の聖地だ。そのエルサレム旧市内のイスラム教聖地のある「アルアクサ・モスク」周辺で5日夜(現地時間)、イスラエル治安部隊とパレスチナ人らが衝突を繰り返した。
イスラエル軍 レバノンとガザを空爆 ハマスに報復
イスラエル軍は7日、レバノン南部とパレスチナ自治区ガザ地区にあるイスラム組織ハマスの軍事拠点などに空爆を行ったと発表した。イスラエルに向けたロケット弾の集中砲火に対する報復だとしている。
抗議デモ激化で停止 イスラエル司法改革
イスラエルでは、ネタニヤフ政権が進める司法制度改革を巡り大規模な抗議デモが続き、国内の分裂は安全保障上の脅威だとして改革中止を求めたガラント国防相が更迭された。ネタニヤフ首相の辞任を求める抗議行動が新たに発生するなどし混乱が拡大する中、ネタニヤフ氏は法案の停止を決定した。
イラク戦争20年で頓珍漢な社説を展開する左派紙、矛先は日本にも
イラク戦争から20年が経った。この戦争をすっかり忘れたという人もいれば、記憶にない若者もいよう。そこで事典から引くと「2003年3月20日から5月1日まで、サダム・フセイン政権が国連による大量破壊兵器の査察に非協力的だという理由から、国連安保理の明確な決議のないまま、米国が英国と強行した戦争」(現代用語辞典『知恵蔵』朝日新聞社)とある。
戦闘で兵士10人死亡―イエメン
イエメン西部の都市マーリブ近郊で21日夜、イエメン暫定政府軍と反政府武装組織フーシ派の戦闘があり、軍関係者らによると、兵士10人が死亡した。中東の衛星テレビ局アルアラビアが22日、報じた。
トルコ、大地震被災地で洪水 14人死亡、5人不明
先月の大地震で被害を受けたトルコ南東部で、14日から15日にかけて降った大雨の影響で洪水が発生し、ソイル内相によると、少なくとも14人が死亡した。トルコのアナトリア通信が15日、報じた。5人が行方不明となっており、ダイバーを含む救助隊員約300人が捜索や救助活動を続けている。
サウジ・イラン外交関係正常化 イエメン内戦にも影響か
サウジアラビアとイランが10日、中国の仲介により外交関係の正常化で合意した。対立を続けてきた両国の代理戦争ともいえるイエメン内戦に終止符が打てるか。両国の緊張緩和で、イエメン内戦に重大な影響を与える可能性がある。
宿泊施設で自爆知事ら16人死傷―ソマリア南部
ソマリア南部ゲド州の都市バルデラで14日、政府関係者が宿泊する施設に爆発物を積んだ車両が突っ込み自爆し、建物が倒壊するなどして警備員5人が死亡、ゲド州知事を含む11人が負傷した。サウジアラビア紙「アラブ・ニュース」などが同日、報じた。国際テロ組織アルカイダ系イスラム過激派アルシャバーブが犯行声明を出した。
外交関係正常化で合意―サウジとイラン
サウジアラビアとイランは10日、外交関係の正常化で合意したと発表した。両国の国営メディアが同日、報じた。2カ月以内に双方の大使館を再開する方針。両国の代表が中国の仲介により北京で6日から4日間にわたり協議を行っていた。



