朝鮮半島

【社説】韓国大統領選 尹氏当選で日韓友好の復活を

5年に1度の韓国大統領選挙で保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦前検事総長が当選し、戦後最悪と言われる日韓関係の修復に向けた機運が芽生えている。ロシアのウクライナ侵攻、台湾への武力的威圧を強める中国、頻発する北朝鮮の弾道ミサイル発射など情勢が厳しさを増す中、日本や米国など民主主義国との連帯を広げて、アジア太平洋地域の安定と発展をもたらすことを期待したい。

審判された文政権の失政

韓国大統領選で保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦氏が、与党「共に民主党」の李在明氏との稀にみる大接戦を制した最大要因は、政権交代を望む世論が過半数に達していたことにある。

尹錫悦韓国次期政権、対北朝鮮強硬路線へ転換

韓国次期大統領に保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦前検事総長が決まったことで、文在寅政権が最優先にしてきた北朝鮮への融和路線は、強硬路線に転換される見通しだ。尹氏は軍事面を含む日米韓の協力強化を韓国の安全保障の基軸として重視する構え。次期政権では国内で高まる中国への反感を背景に、対中姿勢もより厳しくなりそうだ。

【韓国紙】ウクライナ事態から学ぶべきもの

ウクライナ事態はわれわれに大きな教訓を与えている。まず、国土と自由を守ろうとするウクライナの決死抗戦は感動的だ。ゼレンスキー大統領が地下壕で戦争を陣頭指揮し、女性・老人たちも銃を取って通りに立った。武器も持たず体だけでロシアの戦車を防いでいる国民たちの姿に全世界の軍事的・人道的支援が殺到している。天は自ら助くる者を助くだ。

尹氏 僅差でリード 対日・地域安保改善か

文在寅大統領の任期満了に伴う韓国大統領選挙が9日実施された。即日開票の結果、10日午前0時35分現在(開票率52・3%)、政権交代を訴えた保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦候補(61)が得票率48・4%で、革新系与党「共に民主党」の李在明候補(57)の48・2%を僅差でリードする大接戦となっている。

「アジア版NATO」創設を エスパー前米国防長官・基調講演

国連NGOのUPFと世界日報、米紙ワシントン・タイムズ、韓国紙セゲイルボが主催する「第4回シンクタンク2022フォーラム」が先月、韓国・京畿道加平郡のイベントホールで開催された。

定年後を生き抜く術ー韓国から

60歳の定年で長年勤めた職場を退職した知人に久しぶりに会った。毎日どうしているかと思って尋ねると、「午前中、1万歩歩くのが日課」だという。彼の自宅はソウルを東西に流れる漢江沿いのマンション。川沿いに整備された遊歩道を中心に2時間ほど歩き、そのまま外で昼食を済ませてから帰宅している。

政権交代か継続か あす韓国大統領選

文在寅大統領の任期満了に伴う韓国大統領選挙が明日実施される。選挙は政権交代を訴える保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦候補と自身の行政手腕をアピールする与党「共に民主党」の李在明候補による事実上の一騎打ち。選挙結果は日韓関係や混迷を深める北東アジア情勢にも少なからぬ影響を与えそうだ。

【韓国紙】分裂と敵対越え「三・一運動」顧みよ そこに存在の基礎がある

1919年3月1日午後、全国7都市で独立宣言式が挙行された。三・一運動の始まりだった。これを契機に韓半島全域で蜂起が1年以上続き、後の独立の礎になった。民権運動家の咸錫憲(ハムソコン)は言った。「三・一運動がなければ今日はない」と。われわれの現在は全てこの運動の遺産である。

【韓国紙】未来の韓中関係は感性と理性の間で

 今年は韓中国交正常化30周年。韓国動乱(朝鮮戦争)以後40年の反目を清算して“社会主義中国”と国交を結び、両国関係が刮目(かつもく)するほどの成長を遂げたことも事実だ。

韓国・文大統領の5年 「積弊まみれ」厳しい評価

 韓国の文在寅大統領は今春、5年の任期満了を迎え退任するが、韓国国内では厳しい評価も少なくない。特に「積弊清算」を口実に2人の大統領経験者をはじめ保守派に司法処罰が下されるよう仕向けた一方、自ら権力型不正に関わった疑惑など数多くの積弊を生み出したという批判が目立つ。反日路線や過度な対北融和など外交面でも汚点を残し、退任後は責任問題まで浮上しそうだ。

【韓国紙】77周忌を迎えた“殉教者”尹東柱

 私はなにやら慕わしくて  この数かぎりない星の光が降り注ぐ丘の上に  自分の名前を一字一字書いてみては、  土でおおってしまいました。  (略)  ですが冬が過ぎ私の星にも春が来れば  墓の上にも緑の芝草が萌えるように  私の名の文字がうずもっている丘の上にも  誇るかのように草が一面生い茂るでありましょう。       尹東柱(ユンドンジュ)の詩『星を数える夜』の一節だ。

アジアの平和のため協力を 世界サミット閉幕 「ソウル宣言」を採択

世界平和実現の方策を各国の元・現職首脳らが話し合う「世界サミット2022」は最終日の13日、朝鮮半島の平和統一に向けた取り組みを支持するとした「ソウル宣言」を採択して終了した。

トランプ氏「強い米国を取り戻す」

 トランプ前米大統領は、13日の「世界サミット2022」に寄せたビデオメッセージで、他の国々に対し「現在の米国指導者の弱さを米国の弱さと勘違いしてはならない。米国はこれまで以上に強く、偉大になって戻ってくる」と訴えた。2024年次期大統領選に関する直接的な言及はなかったが、政権交代を実現して強い米国を取り戻す意向を強調した。

アジアの平和のため協力を

 世界平和実現の方策を各国の元・現職首脳らが話し合う「世界サミット2022」は最終日の13日、朝鮮半島の平和統一に向けた取り組みを支持するとした「ソウル宣言」を採択して終了した。この日のサミットは韓国・京畿道加平郡のイベントホールで開かれ、演説した元首脳らが、アジアの平和のためには民主主義陣営の結束が必要だと訴えた。

ワクチン開発者と国際組織に 鮮鶴平和賞授与

 世界平和や紛争解決、環境保全などに貢献した個人や団体を表彰する「鮮鶴平和賞」の第5回授賞式が12日、韓国・京畿道加平郡で行われ、英オックスフォード大のサラ・ギルバート博士と、途上国のワクチン接種を推進する国際組織「GAVIワクチンアライアンス」(本部スイス)が受賞した。

北朝鮮の非核化に「努力を」

 韓国・ソウルなどで行われている「世界サミット2022」は12日、マイク・ポンペオ前米国務長官やマーク・エスパー前米国防長官らが登壇し、活発な議論が交わされた。

ワクチン開発者と国際組織に 鮮鶴平和賞授与

 世界平和や紛争解決、環境保全などに貢献した個人や団体を表彰する「鮮鶴平和賞」の第5回授賞式が12日、韓国・京畿道加平郡で行われ、英オックスフォード大のサラ・ギルバート博士と、途上国のワクチン接種を推進する国際組織「GAVIワクチンアライアンス」(本部スイス)が受賞した。

世界サミット2022が開幕 各国指導者らが平和を討議

 世界平和実現のため各国の指導者らが集う「世界サミット2022」が11日、国連NGOのUPFとカンボジア政府の共催で開幕した。開会式は韓国・ソウルのメイン会場と韓国国会図書館、日本の会場を中継でつなぎ、世界各国から前現職首脳や宗教指導者らが参加。

世界サミット2022が開幕 各国指導者らが平和を討議

 世界平和実現のため各国の指導者らが集う「世界サミット2022」が11日、国連NGOのUPFとカンボジア政府の共催で開幕した。開会式は韓国・ソウルのメイン会場と韓国国会図書館、日本の会場を中継でつなぎ、世界各国から前現職首脳や宗教指導者らが参加。

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