朝鮮半島
数え年を続けるワケ 韓国から
外国人が韓国で戸惑うことの一つに年齢の数え方がある。韓国では生まれた瞬間に「1歳」となり、新年を迎えるごとに全員が一斉に年を一つ取る韓国式数え年が用いられてきた。ある韓国の知人と初めて会った時、確か筆者より2歳年上だと聞いたのに、後で同い年であると分かった。韓国人はうまく使いこなしているが、こちらとしてはややこしい。
疑惑捜査巡り新旧政権激突 韓国
韓国の文在寅政権が、退任後に予想される自らと周辺が関わった不正疑惑に対する捜査を恐れ、それを回避する検察骨抜きの法案を国会で通過させようとしている。来月発足の尹錫悦新政権は検察人事などに影響力のある法相に最側近を登用して対抗する構え。早くも新旧政権が激突している。
文在寅氏を追及できない理由
韓国の大統領は悲惨な末路をたどってきた。初代の李承晩(イスンマン)大統領から朴槿恵(パククネ)大統領まで18代11人の退任後を見ると、亡命が1人、暗殺1人、有罪判決5人、自死1人、親族の逮捕・訴追が2人だ。
尹錫悦氏への過大な期待
尹錫悦氏の大統領当選は韓国保守層を歓喜させている。保守言論界の重鎮・趙甲済(チョカプチェ)氏は月刊朝鮮4月号で「ほとんど一人の力で左翼運動圏政権から権力を奪還した」「世界史的事件」とまで言っている。
【韓国紙】BTS、軍入隊の意向に変化か?
防弾少年団(BTS)は2013年デビュー以来、いつも「メンバー全員が軍隊に行く」と公言してきた。ところが最近、BTSが兵役問題を所属会社に一任したことが分かり、考えが変わったのではないかと危惧されている。
【韓国紙】外貨準備より重要な“通貨同盟”
2015年4月、ロシアの外貨準備高が歴代最低水準(3560億㌦)へ下落した。14年クリミア半島侵攻後、西側制裁のためだ。外貨準備高が戦時には軍資金だということを悟ったロシアは、あたふたとウクライナ侵攻直前に歴代最高値(6300億㌦)まで増やした。それなりに国際社会の制裁に備えたのだ。
配車アプリでラクラク 韓国から
ソウル郊外に住む知り合いの家を訪ね、その帰りにタクシーに乗ろうと思った時のことだ。うっかりしてスマホを自宅に置いてきたため、大通りで「流し」を捕まえようと思ったが、一向に捕まらない
韓国に半島有事への警戒感 ウクライナ危機と共通点
ロシアによるウクライナ侵攻は、さまざまな点で韓国に安全保障上の課題を改めて突き付けている。特に韓国とウクライナは核を保有する独裁国家と隣り合わせ、強大国に囲まれた地政学的な宿命まで共通する。このため朝鮮半島有事への警戒感も高まっている。
【韓国紙】企業が検察出身者招聘に出た理由 捜査活発化に備え布石
大統領選挙が終わった後、財界の内外では特定企業の名前が載ったリストが出回った。「新政府がS、Hグループにまずメスを入れる」という内容だった。誰が作成したのか分からないが、具体的な理由まで書かれ、もっともらしかった。
脱「文在寅路線」 「非常識」な革新政治に歯止め
「文政権の5年間は、われわれが半世紀以上、常識と考えてきた自由民主主義と市場経済が覆されそうになった時期。だが、尹氏当選でようやくそれにも歯止めが掛かる」
韓国大手政策研究所の元所長は、尹氏当選の意義をこう語った。
【韓国紙】ウクライナ事態と自国優先主義 韓国外交も重要な時期
ロシアのウクライナ侵攻が1カ月近く続いているが、事態が解決される妙案がない。米国を含む西側諸国が侵攻にまともに対応できていないという批判を避けることはできない。
対日改善に意欲 「徴用工」「慰安婦」の棘抜くか
「お互いできるだけ早く対面でもお会いし、対話を行いたいということは、私からも先方(尹錫悦氏)からもあった」
当選した尹氏と電話会談した岸田文雄首相は、記者団に会談内容をこう明らかにした。
「日米韓」復元へ 中朝の脅威に断固対応
今回の韓国大統領選は、得票率0・73ポイントという僅差で尹錫悦氏が勝利した、稀(まれ)に見る大接戦だった。投票終了時刻と同時に発表された地上波放送局3社による共同の出口調査でも、与党候補の李在明氏との差は極(ご)くわずか。直前の世論調査などから敗北を覚悟していた李氏陣営には一時、「十分に逆転可能」という期待が芽生え、高揚感に包まれた。
政権交代の申し子 権力に媚びぬ「公正」の人
尹氏の当選が決まった翌日、民放が尹氏をゲストに招いて昨年9月に放送した芸能番組が再放送された。番組収録時、すでに大統領選出馬を宣言していた尹氏は、あるエピソードを紹介した。
尹錫悦氏、大統領府の主要機能を国防省庁舎へ
韓国の尹錫悦次期大統領は20日、記者会見し、執務室など大統領府の主要機能をソウル市竜山区の国防省庁舎に移すと発表した。5月10日の政権発足前に準備を完了し、現在の大統領府(青瓦台)は発足時に国民に公開する。
【韓国紙】韓日関係の改善は慎重姿勢で臨め
尹錫悦(ユンソンニョル)大統領当選者の登場を契機に韓国・日本関係改善の可能性が探られている雰囲気だ。だが、尹当選者は韓日関係を扱うに当たって、“石橋も叩(たた)いて渡る”気持ちで、くれぐれも慎重な姿勢で臨まなければならない。
【韓国誌】核ミサイルに固執する金氏3代
北朝鮮が今年に入って9回、ミサイルを発射している。月刊中央(3月号)で韓国グローバル国防研究フォーラム事務総長の李(イ)興碩(フンソク)国民大大学院兼任教授が北朝鮮は「なぜミサイルに執着するのか」を書いている。
【韓国誌】「米国も中国も」が答えなのか?
韓国の大統領選で保守野党「国民の力」の尹(ユン)錫悦(ソンニョル)候補が当選し、5年ぶりに政権交代が実現した。これまでの文(ムン)在寅(ジェイン)左派政権によりズタズタにされた日韓関係、米韓関係が“正常軌道”に戻っていくかに注目と期待が集まっている。



