
【ソウル竹澤安李紗】恒久的な平和世界実現を目指すネットワーク「平和サミット2023(主催=天宙平和連合、以下UPF)」が3日、韓国・ソウル市内のホテルで開幕した。世界70カ国の前・現職首脳約50人を含め、指導者など約1000人が参加し、オンラインでも配信された。
同サミットは「世界平和文化に向けた世界秩序における現代の課題」というテーマで5日まで開催され、韓鶴子UPF総裁が主催者を代表して講演した。「今日の世界で起きている問題を見ると、宗教間の葛藤と紛争、思想の戦いがあり、自国の利益だけを追求している」と指摘。続けて、ソマリアの気候変動による食糧危機問題などを例に挙げた上で、世界のために80万㌦を寄付することを表明した。
トランプ前米大統領はビデオメッセージで「われわれは政府によってではなく、神の手によって権利、自由、尊厳に恵まれるべきだ」と語った。また、登壇したマイク・ポンペオ元米国務長官は、宗教の自由の重要性を訴え、「お互いの宗教を認め尊重することで真の平和が実現できる」と強調した。
このほかニュート・ギングリッチ元米下院議長やコソボのアルビン・クルティ首相らが祝辞を送った。



