元ナチ親衛隊秘書に有罪―ドイツ

【パリ安倍雅信】ドイツ北部イツェホーの法廷は１９日、第２次世界大戦時にシュトゥットホーフ強制収容所の親衛隊司令官の元秘書に対して、有罪判決を言い渡した。欧州メディアが一斉に報じた。同被告は１万５００人以上の殺害ほう助と５人の殺害未遂に加担した罪で裁かれた。

当時１８歳の被告は民間労働者だったが、収容所の事務所の窓越しに毎日、その惨状を見て死者の事務処理も行っており、詳細に何が起きているか知りながら２年間仕事を続けたとして、２年間の執行猶予付きの判決が下された。