中南米

キューバで同性婚合法化へ

共産党一党独裁が続くカリブ海諸国のキューバで25日、同性婚の賛否などを問う国民投票が行われ、賛成多数で可決された。国民投票の結果を受けてディアスカネル大統領が26日、改正法案に署名し、同性婚が正式に合法化された。

アマゾンの森林火災急増―ブラジル

アマゾン熱帯雨林で、今年度発生した森林火災の数が、すでに昨年全体の発生件数を上回っていることが分かった。ブラジル国立宇宙研究所(INPE)が19日に発表した統計から明らかになった。

反米左派ニカラグア政府、米CNN放送を停止

中米の反米左派・ニカラグア政府は21日、米CNNのスペイン語放送を一方的に停止させた。CNNの関係者が22日に発表した。ニカラグア政府から放送停止の理由は説明されていないという。

ブラジル大統領選 来月2日1次投票 保守派の現職か カリスマ元職か

南米の大国ブラジルで、10月2日に大統領選挙の1次投票が実施される。7人が出馬しているが、実質的に右派・自由党の現職ボルソナロ大統領(67)と、左派・労働党のルラ元大統領(76)による一騎打ちとなっている。近年、中南米で左派政権が次々と誕生し、地域の左傾化が加速しているだけに、大きな注目を集める選挙となっている。

コロンビア 和平交渉開始 左翼武装ゲリラの残党と

南米コロンビアのペトロ大統領は18日、左翼武装ゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)の残党と和平交渉を開始したと発表した。ペトロ氏が自身のツイッター(SNS)を通じて公開した。

ブケレ大統領が再選出馬明言 エルサルバドル 憲法で連続再選禁止

中米エルサルバドルのブケレ大統領(41)は15日、独立記念日の演説で、2024年の大統領選挙に再選を目指して出馬することを明言した。同国の憲法では連続再選は禁止されているが、大統領寄りの判事で占められた最高裁が昨年9月、出馬を認める判断を下していた。

メキシコ、学生失踪事件で軍幹部らを逮捕

2014年9月、メキシコ南部ゲレロ州で教員養成学校の生徒43人が失踪した事件で、同国の検察当局は15日、元軍幹部のホセ・ロドリゲス・ペレス容疑者ら3人を逮捕したと発表した。ペレス容疑者には、失踪した学生の殺害などを指示した容疑がかけられている。現地メディアが報じた。

ブラジル大統領選、2候補の差縮まる

【サンパウロ綾村悟】10月2日に第1次選挙が実施されるブラジル大統領選挙は、14日に公表された最新世論調査で、右派・自由党の現職ボルソナロ大統領(67)と左派・労働党のルラ元大統領(76)の支持率差が主要世論調査では初めて10ポイントを切ったことが明らかとなった。 クアエスト社が全国2000人の有権者を対象に今月10日~13日に行った世論調査で、首位を走るルラ氏が支持率42%、ボルソナロ氏は34%と、その差は8%となった。 大票田の一つ、リオデジャネイロ州で、ボルソナロ氏の支持率がルラ氏を上回るなど、これまでにない動きが出ている。同州はボルソナロ氏の支持層である保守的なキリスト教福音派の影響力が強いことでも知られる。 ボルソナロ氏はカトリック教徒だが、ミシェリ夫人が敬虔(けいけん)な福音派教徒で、ボルソナロ氏も同性婚やジェンダー教育、人工妊娠中絶などの社会問題で保守的な立場を取ることが多い。 こうした中、同氏は12日に出演した福音派向けのラジオ放送で、「大統領は神の意思で行っている。選挙で敗北すれば政界引退も考えている」などと発言した。 支持率3位のシロ・ゴメス元セアラ州知事は7%となっており、ルラ氏とボルソナロ氏による決選投票入りの公算が大きい。

共和制移行問う国民投票へ カリブ海アンティグア

カリブ海諸島の島国で、英連邦加盟国アンティグア・バーブーダのブラウン首相は10日、現行の英国王を元首とする立憲君主制から共和制への移行を問う国民投票を3年以内に実施する意向を明らかにした。現地紙が11日付で報じた。

決選投票入りが濃厚か ブラジル大統領選

10月に実施されるブラジル大統領選に関する最新の世論調査が公開され、再選を目指す現職ボルソナロ大統領の支持率が伸びる一方で、ルラ元大統領の支持率が頭打ちとなっており、決選投票入りの公算が大きくなっていることが分かった。

充電器ないアイフォーン販売停止 ブラジル政府

ブラジル政府は6日、米アップルのブラジル子会社に対して、電源アダプターが同梱されていない同社製のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売停止を命じるとともに、同子会社に対して1227万レアル(約3億3400万円)の罰金を科した。ブラジルメディアが報じた。

レジオネラ症の可能性 4人死亡の原因不明肺炎 アルゼンチン

世界保健機関(WHO)は3日、アルゼンチン北西部のトゥクマン州で先月中旬に原因不明の肺炎が確認され、これまでに4人が死亡した件で、「レジオネラ症の可能性が高い」との調査結果を発表した。

反暴力の大規模デモ 副大統領暗殺未遂で アルゼンチン

南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで2日、クリスチナ・フェルナンデス副大統領(69)への暗殺未遂事件に反対する大規模デモが行われた。

副大統領 間一髪の暗殺未遂 アルゼンチン 政権の実力者

南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで1日、クリスティナ・フェルナンデス副大統領(69)が間一髪で暗殺を免れる事件が発生した。事件は、フェルナンデス氏の自宅前で発生、SNSに投稿された動画では、同氏が自宅前に集まった支持者に応じていたところ、群衆の中からいきなり自動拳銃を構えた男の手が伸びて、フェルナンデス氏の眼前に迫る様子が映し出されている。

中国からの投資が激増 ブラジル 「地元産業を破壊」の声も

ブラジルのフォーリャ紙は31日、2021年に中国がブラジル向けに行った投資が前年比で3倍に増加したと報じた。ゲデス財務相らからは、中国からの膨大な投資が地元産業や市場を破壊しかねないとの懸念の声が上がっている。

先住民部族「最後の1人」が死亡 ブラジル

ブラジルの国立先住民保護財団(FUNAI)は30日、違法伐採業者らによって部族が殺害され、「最後の1人」となって生き残っていた先住民の男性が死亡したと発表した。氏名、年齢不詳の先住民男性は、ブラジル北西部ロンドニア州のアマゾン熱帯雨林内にある広大な先住民保護区に住んでいた。

ベネズエラとコロンビア、外交関係を再開

南米コロンビアの左派・ペトロ大統領は28日、首都ボゴタの大統領官邸に隣国ベネズエラの駐コロンビア大使を迎え、信任状に署名した。同日、コロンビアの駐ベネズエラ大使も首都カラカスに着任し、3年間断絶していた外交関係が正式に再開した。

ロデオショーに登場 ブラジル大統領 再選へ支持層にアピール

10月のブラジル大統領選で再選を目指している右派・自由党のボルソナロ大統領(67)は25日、サンパウロ州のバレトスで開かれた中南米最大のロデオ(カウボーイ)フェスティバルに登場、数万人の観客の中で乗馬姿を披露した。

アマゾンで森林火災増加、1日に3358件

ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は25日、アマゾン熱帯雨林での森林火災が増加しており、22日には1日だけで3358件もの森林火災が発生したと発表した。INPEによると、観測が始まって以来、過去最悪といわれた2019年の数字をも上回っているという。

ブラジル大統領選 ルラ氏「日本などを常任理事国に」

10月に実施されるブラジル大統領選挙で最有力候補となっている左派・労働党所属のルラ元大統領(76)は22日、サンパウロ市で外国人記者団向けの記者会見を開き、国連の機能を強化するために「拒否権の廃止と常任理事国メンバーの拡大」が必要だと主張した。

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