中南米
議会襲撃事件に93%が反対 ブラジル世論調査 前大統領支持者も大半賛同せず
ブラジルの世論調査会社ダタフォリャは12日、8日に起きた議会襲撃事件について、93%が破壊行為に反対すると回答した。事件では、昨年10月の大統領選挙結果に異議を唱える保守派ボルソナロ前大統領の支持者ら約4千人が暴徒化し、首都ブラジリアの連邦議会や大統領府、最高裁に侵入して破壊行為を働いていた。
25年国連気候会議 アマゾン招致を ブラジル大統領発表
ブラジルのルラ大統領は11日、2025年に開催予定の国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)を、アマゾン熱帯雨林に接する同国北東部パラ州の州都ベレンに招致すると発表した。
首都治安責任者に拘束命令 ブラジル 連邦議会など襲撃で
ブラジル最高裁のモラエス判事は10日、8日に起きたボルソナロ前大統領の支持者らによる首都ブラジリアでの連邦議会や大統領府などへの襲撃事件に絡み、ボルソナロ前政権時の法相で、事件当時、ブラジリア連邦直轄区の公安局長だったアンデルソン・トレス氏と同直轄区軍警察元司令官を拘束するように命じた。トレス氏に対しては、事件当日の首都の警備体制を故意に手薄にした疑惑がかけられている。
第2次ルラ政権、多難な船出 ブラジル 議会襲撃事件で分断鮮明
今月1日に南米の大国ブラジルで、第2次ルラ政権(労働党・左派)が発足した。ルラ大統領が貧困支援や民営化事業白紙化を強調する一方、シルバ環境・気候変動相は国家レベルでの気候変動対策を発表するなど、ボルソナロ前政権からの政策転換を強調する船出となった。ただ、大統領選の無効を主張する前大統領の支持者ら約4千人が暴徒化して連邦議会や大統領府などを襲撃する事件が8日に発生。ルラ氏が異例とも言える「連邦介入令」を出して治安強化を図るなど、国内は混乱の中にある。
議会襲撃事件で1500人を拘束 ブラジル
ブラジルのボルソナロ前大統領の支持者ら数千人が、首都ブラジリアの連邦議会や大統領府、最高裁を襲撃した事件で、警察当局は9日までに約1500人の身柄を拘束したと発表した。ブラジルのポータルメディア「G1」などが報じた。
ボルソナロ氏支持者が議会占拠 ブラジル 大統領選結果に異議 3000人集結
南米ブラジルの首都ブラジリアで8日午後、大統領選の結果に異議を唱えるボルソナロ前大統領の支持者ら約3000人(地元メディア報道)が連邦議会や大統領府、最高裁に侵入して破壊行為を働いた。発生当時、ルラ大統領は視察でサンパウロに滞在していた。
コロンビア大統領 ベネズエラ訪問 マドゥロ氏と2回目首脳会談
南米コロンビアの左派ペトロ大統領は7日、隣国ベネズエラの首都カラカスを訪問し、反米左派マドゥロ大統領と会談した。両首脳は、昨年11月にも会談を行っており、今回は2回目。
ブラジル マラカナン競技場近くの通りを改名 「王様ペレ通り」に
リオデジャネイロ市当局は4日、ブラジルサッカーの聖地として知られるマラカナン競技場の北側にある通りを、昨年末に82歳で死去した元ブラジルサッカー代表のペレ氏にちなみ、「王様ペレ通り」に改名した。
「サッカーの王様」ペレ氏の葬列を市民が見送る―ブラジル
昨年末に82歳で亡くなった「サッカーの王様」ペレ氏の柩(ひつぎ)が3日、通夜が行われたビラ・ベウミロ競技場(ブラジル1部サントス本拠地)を出て、サントス市内の墓地に収められた。
左派のルラ大統領が就任 ブラジル 演説で前政権の批判展開
南米ブラジルで1日、12年ぶりの「返り咲き」となった左派のルラ大統領(77)が就任した。就任式が行われた首都ブラジリアの大統領府前には、数万人の支持者らが集まり、ルラ氏が所属する左派・労働党(PT)のカラーでもある赤色に広場が染まった。
「ピンクの潮流」が再来 左派政権が席巻する南米 格差拡大し政情不安定
南米諸国で左派政権が連鎖的に発足し、「ピンクの潮流」とも呼ばれた2000年代初頭に似た動きが強まっている。コロナ禍とウクライナ紛争による経済危機が各国に拡大する中、公約した格差是正に「希望」を抱かせ支持を集めたが、米国との外交関係は薄まり、直面する経済問題の解決には決め手を欠き支持率が低下するなど、多くは盤石とも言えない状況だ。
ボルソナロ氏、大統領交代式を欠席へ―ブラジル
ブラジルの保守派ボルソナロ大統領は30日、1月1日のブラジル大統領交代式を前に空軍機で米国に向けて出国した。米フロリダ州オーランドに1カ月ほど滞在する予定だという。交代式は欠席する。
「サッカーの王様」ペレ氏死去 W杯に4度出場3度優勝
「サッカーの王様」と呼ばれた元ブラジル代表のペレ(本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント)氏が29日午前、サンパウロ市内の病院で死去した。死因は、結腸がんの転移による多臓器不全。82歳だった。
銃の携行、一時禁止
ブラジル最高裁のモラエス判事は28日、大統領就任式の安全性を確保するため、首都ブラジリアでの銃器・銃弾の携行を一時的に禁止すると発表した。同日付で発行し、1月2日まで携行許可証の有無にかかわらず禁止される。
ブラジル 首都で爆発物、大統領就任妨害
ブラジルの首都ブラジリアの警察当局は24日、空港近くのタンクローリーに爆発物を仕掛けた容疑で、パラー州在住の54歳の男性を逮捕した。ブラジルメディアが26日までに報じた。
チリ大統領、パレスチナに大使館設置へ
南米チリの左派ボリッチ大統領は21日、任期中を目処(めど)にパレスチナ自治区に大使館を設置する方針を明らかにした。ボリッチ氏は同日、首都サンティアゴでパレスチナ系住民の集いに出席し、その場で大使館設置の意向を説明していた。ウレホラ外相が22日、現地メディアに向けて大使館設置方針を確認した。
内閣改造で首相新たに指名 ペルー デモ拡大、政情不安続く
反逆罪などの容疑で拘束されている急進左派カスティジョ前大統領に代わって政権を率いる南米ペルーのボルアルテ大統領は21日、内閣改造を行い、首相と4人の閣僚を新たに指名した。新首相にはオタロラ国防相が就いた。



