ルラ大統領の支持率が低迷 ブラジル

【サンパウロ綾村悟】世論調査会社のダッタ・フォーリャ社は2日、ルラ大統領の最新の支持率が38%、不支持率が29%だったと公表した。ルラ氏は昨年10月の大統領選挙の決選投票で有権者から約51%の支持を得て当選しており、現時点での支持率の低迷ぶりが明らかになった。

第1次ルラ政権時(2003~10年)に、ブラジルの高度経済成長を実現させ、80%近くの支持率を誇ったカリスマ政治家のルラ氏だが、2期目は経済の停滞など厳しい状況に直面している。

ルラ氏は、今年1月1日に就任。調査は先月29~30日にかけて2028人を対象に対面形式で行われた。