森林火災の9割がアマゾン ブラジル

【サンパウロ綾村悟】衛星を利用して土地の利用状況や状態などを調査しているブラジルの「マップバイオマス(MapBiomas)」は13日、今年に入ってからブラジル国内で発生した森林火災の90%がアマゾン熱帯雨林に集中しているとの報告書を発表した。関係者によると、観測された森林火災の多くは何度も同じ場所で発生しており、自然発生的な火災ではなく、野焼きなど農場や牧場地としての土地利用を目的とした意図的なものだとしている。1月と2月の2カ月間で、ブラジル国内で5360平方㌔㍍の森林が火災で消失した。東京都の面積(2194平方㌔㍍)の2倍以上に相当する。