【サンパウロ綾村悟】ブラジルの国家石油・天然ガス・バイオ燃料監督庁(ANP)は21日、9月の1日当たりの原油・天然ガス生産量が、過去最高の405万バレルを達成したと発表した。原油のみでは、1日当たり314万バレルだという。
ブラジルは、1日当たりの原油生産量が世界9位の302万バレル(2021年統計)、中南米では1位となる。原油生産の74%をプレサルトが占める。プレサルトは、ブラジル沖の岩盤層の下にある深海油田の総称。
世界的なエネルギー不足と燃料高騰で、ブラジルの深海油田の新規入札にも注目が集まりつつあるという。
30日のブラジル大統領選挙決選投票で再選を狙っている保守派のボルソナロ大統領は、国営石油公社「ペトロブラス」の民営化を進めようとしている。



