【サンパウロ綾村悟】2014年9月、メキシコ南部ゲレロ州で教員養成学校の生徒43人が失踪した事件で、同国の検察当局は15日、元軍幹部のホセ・ロドリゲス・ペレス容疑者ら3人を逮捕したと発表した。ペレス容疑者には、失踪した学生の殺害などを指示した容疑がかけられている。現地メディアが報じた。
事件は、保守派のペニャニエト前政権下で発生した。教員養成学校の男子学生約100人が乗ったバスが、デモに向かう途中で警察と軍部隊の襲撃を受け、43人が拘束されたほか、銃撃により6人が死亡した。43人の行方は今も分かっておらず、殺害された可能性が高いという。



