
【サンパウロ綾村悟】ウルグアイ、アルゼンチン、チリ、パラグアイのサッカー協会関係者は2日、ウルグアイの首都モンテビデオのセンテナリオ競技場で記者会見を行い、2030年のサッカー・ワールドカップ(W杯)に4カ国の共同開催で立候補することを明らかにした。
ウルグアイは、1930年に行われた第1回大会の開催国。当時の参加国は13カ国で、優勝はウルグアイ、準優勝はアルゼンチンだった。同大会には、日本も招待されたが、財政難などを理由に辞退している。
2日の記者会見には、南米サッカー連盟(COMEBOL)のドミンゲス会長も出席し、W杯100周年の節目となる大会をウルグアイで開催すべきだと強調した。決勝戦は、1930年大会と同じウルグアイのセンテナリオ競技場で行うことを想定している。
センテナリオ競技場は、ウルグアイの建国100周年を記念して1930年に竣工。FIFAの「歴史的建造物」にも指定されており、サッカー史を代表するスタジアムの一つだ。
2030年大会には、スペインとポルトガルも共同開催で立候補している。24年大会は、米国、カナダ、メキシコの共同開催で行われることが決まっている。



