中南米
前大統領、ワクチン接種改竄疑惑で聴取 ブラジル
ブラジルのボルソナロ前大統領は16日、首都ブラジリアの連邦警察本部に出頭し、新型コロナウイルスのワクチン接種記録の改竄(かいざん)疑惑などに関する聴取に応じた。現地メディアによると、ボルソナロ氏は3時間半に及ぶ聴取を受けた。同氏には、新型コロナウイルスのワクチン接種記録を「非接種」から「接種済み」に改竄した疑いがかけられている。
憲法審議会選挙 右派勢力が圧勝 チリ左派政権に打撃
南米チリで7日、新憲法の草案を審議する「憲法審議会(51議席)」の選挙が行われ、右派勢力が過半数を超える議席を獲得した。
現地からの報道によると、中道・中道右派の2政党が議決に必要とされる5分の3の議席を上回る33議席を獲得した。急進左派ボリッチ氏が所属する与党の中道左派連合は17議席にとどまった。その他に、先住民が1議席を獲得した。
パラグアイ次期大統領に祝意―台湾総統が電話
4月30日の大統領選挙で当選した南米パラグアイのペニャ次期大統領(中道右派・与党コロラド党)は5日、ツイッターを通じて台湾の蔡英文総統から当選を祝福する電話があり、台湾と関係強化を進めることなどで合意したことを明らかにした。
「離米・親中」外交が鮮明 ブラジル・ルラ政権 中南米で中国の影響力拡大 イラン軍艦寄港も認める
ブラジルの左派ルラ大統領による「離米・親中」外交が続いている。ブラジルの外交方針は「中立」が基本だが、2月には米国の反対にもかかわらずイラン軍艦の寄港を認めた。先月の訪中時には、新興5カ国(BRICS)間の決済で人民元などを用いることを提案するなど、中国寄りの姿勢を見せた。中国が外交攻勢を掛ける中南米では、台湾と断交する国も相次いでいる。ブラジルの動きは、中南米での中国や反米派の存在感をこれまで以上に強めるものとなっている。
与党ペニャ氏が当選 パラグアイ大統領選 台湾と外交関係維持へ
南米パラグアイで30日、現職ベニテス大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施され、即日開票の結果、台湾との外交関係維持を掲げる与党コロラド党(中道右派)のサンティアゴ・ペニャ元財務相(44)が当選を確実にした。ペニャ氏は「われわれ全員が求めるパラグアイの設計を始めよう」と勝利宣言した。就任は8月15日で任期は5年。再選は禁じられている。
「サッカーの王様」ペレ ブラジルの辞書に登場
ブラジルのポルトガル語辞書「マイケルズ(ミカエリス)」は26日、「サッカーの王様」と呼ばれ、昨年12月に死去した元サッカーブラジル代表選手ペレ氏の名前を、辞書の見出し語に採用した。政府系ブラジル通信が27日付で報じた。
左派勝てば台湾断交も きょう大統領選挙―パラグアイ
南米パラグアイで30日、現職の中道右派ベニテス大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施される。選挙は、10人近くが立候補する乱戦となっているが、実質的に中道右派の与党コロラド党のサンティアゴ・ペニャ元財務相(44)と、中道・中道左派の野党連合から出馬するエフライン・アレグレ元公共事業・通信相(60)の2人による一騎打ちとなっている。
ボルソナロ前大統領を事情聴取、議会襲撃事件への関与否定 ブラジル
南米ブラジルのボルソナロ前大統領が26日、首都ブラジリアの連邦警察に出頭し、今年1月に連邦議会などが襲撃された事件に関する事情聴取を受けた。聴取は2時間近く行われたが、ボルソナロ氏は一貫して事件への関与を否定したという。
ブラジル先住民女性に環境賞 アマゾン伐採防止
「環境分野のノーベル賞」などと呼ばれる「ゴールドマン環境賞2023」が23日発表され、ブラジル先住民族・ムンドゥルク族の女性、アレッサンドラ・コラップさん(39)が選ばれた。
バイデン米大統領、アマゾン保護に5億㌦拠出表明
バイデン米大統領は20日、主要国の首脳や閣僚が参加した「エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム」(オンライン会議)において、アマゾン熱帯雨林の保護のために向こう5年間で約5億㌦(約670億円)を拠出すると発表した。
ディアスカネル大統領が再選 ―キューバ
カリブ海諸国キューバの人民権力全国会議(国会に相当)は19日、国会議員の投票による大統領選挙が行われ、現職ディアスカネル大統領(62)の再任が決まり、同日就任した。任期は5年で、連続2期まで。
ブラジル大統領 ウクライナ侵攻を非難 米国の反発に配慮か
ブラジルのルラ大統領は18日、ロシアのウクライナ侵攻が「ウクライナの領土の一体性を侵害している」と非難した。ルラ大統領が、ロシアに対してウクライナ問題でここまで厳しい姿勢を示すことは極めて珍しく、発言に注目が集まっている。首都ブラジリアでルーマニアのヨハネス大統領との昼食会で言及した。
ブラジル上院選出馬を検討か ボルソナロ前大統領
昨年10月の大統領選挙で現職の左派ルラ氏と接戦を繰り広げたブラジルの右派ボルソナロ前大統領が、2026年の総選挙(大統領、国会議員、知事選)において、大統領選挙ではなく上院選への出馬を検討していることが分かった。ブラジルのフォーリャ紙(電子版)などが16日に報じた。
連邦議会襲撃事件で前大統領に聴取命令―ブラジル
ブラジル最高裁は14日、ボルソナロ前大統領の支持者ら約4000人が1月8日に首都ブラジリアの連邦議会と大統領府、最高裁判所を襲撃した事件で、10日以内にボルソナロ前大統領に対する聴取を行うように連邦警察に命令した。ボルソナロ氏には、襲撃事件を扇動した容疑などが掛けられている。
ブラジル大統領 訪中出発 習氏と会談 経済など意見交換か
ブラジルのルラ大統領は11日、1月の就任後初の訪中に出発した。15日まで中国の北京と上海に滞在する予定で、14日には習近平国家主席との首脳会談も予定されている。米国を超える最大の貿易相手国、中国との経済関係強化とウクライナ問題への対応などが話し合われる見込み。



