コラム

【上昇気流】(2022年5月4日)

米電気自動車大手テスラの最高経営責任者であるイーロン・マスク氏が米ツイッター社買収に成功した。買収の目的はさまざまだろうが、ツイッター社が投稿者を監視しながら、その評価を自在に上げ下げしている点に疑問を持ったことも一因だ。「評価の根拠が分からない。恣意(しい)的なのではないか」との疑念はあったようだ。

味のアイデンティティー 韓国から

 外国暮らしが長くなると、誰しも和食が無性に食べたくなるもの。残念ながら「日式」と呼ばれてきた韓国式和食ではなかなか満足できないものだ。韓国食は味のベースが「コチュジャン」(唐辛子みそ)や「コチュカル」(粉唐辛子)、胡麻(ごま)油、ニンニクなどで、醤油(しょうゆ)や塩、胡椒(こしょう)がベースの和食とはかなり違う。「フェートッパッ」(韓国式マグロ丼)にコチュジャンをドバっとかけて食べるのは、いまだにためらう時がある。

自分の「味」を探す

地方に住む執筆者から、あく抜きしたタケノコが大量に送られてきた。春を告げる旬の味を堪能できるとあって、社員が大喜びで分け合った。筆者も恵みにあずかったが、単身赴任で1人暮らし。「どう料理したらいいのか」と迷った。そんな時、頼りになるのが妻。すぐスマホを手にした。

【上昇気流】(2022年5月3日)

大型連休で金沢市を訪れた。今年は3年ぶりに新型コロナウイルス感染対策での行動規制がなく、人出は戻ってはきているが、ひと頃に比べるとまだまだという感じだ。新幹線の自由席も十分余裕があった。

【上昇気流】(2022年5月2日)

知床遊覧船遭難事故を起こした運航会社「知床遊覧船」のずさんな安全管理の実態が次々と明らかになっている。事故当日、出航を決めたいきさつはその最たるもの。

【上昇気流】(2022年4月5日1)

ゴールデンウイークはきょうで3日目。初日の4月29日はあいにくの雨で肌寒かった。東京・吉祥寺に出掛け、雨で人出は少ないだろうと思っていたら、家族連れや若いカップルなどで混雑していた。

コンビニおにぎりがお目見え フィリピンから

フィリピンでも日本食は人気で、日本人が足を運ぶような本格的な店から、お手頃な庶民向けの店までバラエティーも豊む。

【上昇気流】(2022年4月30日)

かつて「ゆとり教育」で日本の子供たちの学力が著しく低下したことがある。2006年の国際的な学習到達度調査(PISA)は散々な成績で、これを契機に「脱ゆとり」へと舵が切られた。

【上昇気流】(2022年4月29日)

きょうは「昭和の日」。昭和天皇の誕生日である。ウクライナ政府の公式とされるツイッターに、昭和天皇の顔写真をヒトラー、ムソリーニと並べた動画が投稿され、SNS上で批判が相次いだ。日本政府も駐日ウクライナ大使館とウクライナ大統領府に抗議したため、すぐに写真は削除された。

ペサハの新しい過ごし方 イスラエルから

イスラエルでは、4月15日の日没から22日の日没まで、ユダヤ教のペサハ(過ぎ越し祭)を祝った。旅行好きなユダヤ人は、この1週間の休みを利用してよく外国に出掛けていた。

【上昇気流】(2022年4月28日)

冷戦時代末期にソ連を旅したことがあった。1990年4月、モスクワのホテルで荷を解いてテレビのスイッチを入れると、ドキュメンタリーフィルムが放映されていた。救世主キリスト大聖堂の爆破場面だ。

【上昇気流】(2022年4月27日)

ロシアのウクライナ侵攻が続いており、天然ガスや石油の供給不安から各国のエネルギー事情に大きな変化が生まれている。欧州連合(EU)の石炭火力の比率は侵攻前の10%から13%に、特にドイツでは25%から37%に急上昇。中国も石炭を増産するという。

学年担任で児童を見守る

先日、東京都江戸川区の第四葛西小学校(永浜幹朗校長、教員36人、児童742人)で行われた「小学校における教科担任制の導入と効果的な運用」という教育関係者の勉強会に参加した。

【上昇気流】(2022年4月26日)

新型コロナウイルスの感染拡大で、リスクの高い首都圏から地方へ移住する動きが若い世代を中心に続いている。これが確かなトレンドになるのかどうか注目されるが、NHK・BSでこの4月から「いいいじゅー!!」という新番組が始まった。

【上昇気流】(2022年4月25日)

北海道・知床沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ」が浸水し、多くの死者が出ている。捜索が続いているが、残りの乗客乗員の無事を願うばかりだ。

【上昇気流】(2022年4月24日)

「行き行けど菜の花の黄の地平線」(藤丹青)。菜の花は黄色という色彩だけでインパクトがある。種からとろりとした油が取れるというのは、花を見ただけではなかなか結び付かない。

【上昇気流】(2022年4月23日)

令和になって、もうすぐ丸3年。早くも政権は安倍―菅―岸田の3代目へと移ろい、世界はウクライナ戦争でついに暴風圏に突入した。長かったような短かったような。妙な感覚の3年である。

龍となるコウモリ軍団 タイから

里山に暮らしていた幼少の頃、春夏の遊びの定番は野山での昆虫獲りだった。

【上昇気流】(2022年4月22日)

青と黄の2色から成るウクライナ国旗は、今や日本人にもよく知られるようになった。青は空、黄は麦畑を表すというが、ウクライナのひまわり畑を想像する人もいるだろう。

人生初のサーカスを楽しむ ブラジルから

ブラジルは、新型コロナウイルスの流行が終わったかのような高揚感が広がっている。街中は人であふれ、サッカーの試合やコンサートなども新型コロナ流行前と同じように開催されるようになった。

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