コラム
春はスイーツの季節 フィンランドから
5月1日はいわゆるメーデーだったが、フィンランドでは「バップ」(vappu)と呼ばれ、春の到来を祝う日でもある。今年はコロナ禍の規制が解除されたこともあり、「バップ」前夜祭の4月30日の夕方には、街頭に多くの人があふれた。
【上昇気流】(2022年5月13日)
大型連休中にしばらく田舎の実家に滞在し、何度か歩いて7分ほどのスーパーに買い物に行った。往復しているうちに、あることに気付いた。ビニール袋や買い物かごを提げて歩いている買い物客をほとんど見掛けないことだ。
【地球だより】繰り返すな ゲルニカの惨禍!
スペイン内戦中の1937年、反乱軍を支援するドイツ空軍が、北部バスク地方の小都市「ゲルニカ」を爆撃してから今年で85年になる。この戦争の凄惨(せいさん)さは、スペインの天才画家パブロ・ピカソの描いた傑作「ゲルニカ」により、あまねく世界に知られることになった。
【上昇気流】(2022年5月12日)
大型連休の一日、東京都調布市にある神代植物公園に出掛けた。先回やって来たのは秋で、カラマツの紅葉が見事だったが、今は初夏。新緑に萌(も)えて、草木が勢いよく成長する季節になったと実感する。
自衛隊感謝決議に共産が反省?
沖縄の本土復帰とともに配備された自衛隊は、本来の任務ではなかった緊急患者空輸を1972年に開始し、今年4月に搬送数が総計1万件を超えた。このことを感謝する決議が4月25日の那覇市議会で、共産党を含む賛成多数で可決された。
【上昇気流】(2022年5月11日)
政府は量子技術を将来の社会経済システムに取り込むための戦略を決定した。2030年を視野に量子技術による生産額を50兆円規模に拡大したり、国産の量子コンピューター初号機を22年度に整備したりするなど、すさまじい意気込みだ。
芸術もロシアの標的に フランスから
フランスは、ロシア軍のウクライナ侵攻で美術館が脅威にさらされていることを受け、ウクライナの美術・文化研究者を支援している。研究者たちがフランスに避難し、研究を安心して継続できるよう国を挙げて支えていく構えだ。
消えた「花まつり」の行事
大型連休もあっという間に終わってしまった。その最後の日曜日となった8日は何の日か。子供でも分かる(子供の方がよく分かる)ような問いだ、5月の第2日曜日だから母の日。街を歩くと、店頭の宣伝やフラワーショップで赤いカーネーションや、バラの花束を見掛けた人も少なくないのではないか。
【上昇気流】(2022年5月10日)
対独戦勝記念日の演説でロシアのプーチン大統領が、ウクライナでの「特別軍事作戦」を「戦争状態」と宣言するのではないかとの観測があった。しかし演説では、ウクライナ侵攻を正当化したものの、戦争宣言はなかった。
【上昇気流】(2022年5月8日)
ゴールデンウイークでは、日本各地の観光地が人であふれていたことが報道された。そのせいなのか、東京郊外の気流子が通勤に使っている道がかなり空(す)いていた。人の流れも少なく、車の往来もそれほどなかった。
蓄音機の父 ホーンの別荘 明治の館/栃木県日光市
栃木県日光市の輪王寺の東側に明治の館がある。今では西洋料理の店として知られているが、料理店となったのは昭和52年から。建てられたのは明治後期で竣工(しゅんこう)は不詳。平成18年に国登録有形文化財に指定された。
大分県立美術館で「原点から現点」展
「コシノジュンコの創作の本質は、服飾とそれをまとった人が織りなす姿を通じて、宇宙や自然、人間など、我々を取り巻く万物の理(ことわり)、そして、そこに宿される真・善・美を指し示そうとするところにある」
フランス美術事情 「パイオニア 狂騒の20年代のパリの芸術家」展
フランス元老院(セナ)が所有するパリのリュクサンブール美術館での展覧会には常に特別な意味がある。それは国家を意識したものだが、別にフランス人芸術家しか扱わないという意味ではない。事実、イタリア人のモディリアーニの大回顧展も同美術館は行った。
【上昇気流】(2022年5月7日)
憲法記念日の新聞社説の中に鈴木義男氏の名を見つけ、憲法の制定論議がなされた第90回帝国議会(1946年)のやりとりが脳裏に浮かんだ。鈴木氏は日本社会党の結成に関わり、片山・芦田内閣で司法相などを務め、憲法制定にも関与した▼社説は鈴木氏が憲法に「生存権」を盛り込むように訴え実現させたとし、これをもって「米国側の『押しつけ』ではなかった」と論じていた。脳裏に浮かんだのはそのことではない。憲法前文をめぐる鈴木氏の嘆き節だ。
【上昇気流】(2022年5月6日)
京都の祇園祭、岐阜県高山市の高山祭などユネスコ無形文化遺産に登録されている「山・鉾・屋台行事」33件の一つ、石川県七尾市の青柏祭の曳山行事が3年ぶりに行われた。高さ12㍍、重さ20㌧もあり、日本一の大きさを誇る3基の山車は「でか山」の愛称で親しまれている。
【上昇気流】(2022年5月5日)
ウクライナ東部のドンバス地方では、支配拡大を目指すロシア軍とウクライナ軍との激しい攻防が続いて膠着(こうちゃく)状態にある。ロシア軍の作戦に遅れが生じているとの分析もある。
ミヤコカナヘビ、絶滅の危機に
ミヤコカナヘビは2010年代に入ってから個体数の著しい減少が指摘され、現在は宮古島市自然環境保全条例の保全種、沖縄県天然記念物、種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に指定



