コラム
【上昇気流】(2023年4月28日)
若者たちで賑(にぎ)わう東京・渋谷の繁華街の道路を、荷台を派手なデザインの広告板にした大型トラックが、大音量を流しながらゆっくりと進んで行く。何だろうと見ると、キャバクラ嬢募集の広告だった。そんな光景に出くわした人は少なくないだろう。
【上昇気流】(2023年4月26日)
ニューヨークの超高層ビル、エンパイアステートビルの展望台からマンハッタン地区を一望すると、各ストリートが作る矩形(くけい)の中に大小のビルが無数に建ち並び、しかもまとまった街の一つの機能と秩序が感じられる。それは電子回路に素子を埋め込み一定の機能を生み出すコンピューターの仕組みと同じだ。
「やっぱり働きたくない」のか フランスから
3月末、フランス政府は年金受給開始年齢を62歳から64歳に引き上げる改革法を強引に成立させた。日本から見れば、法定退職年齢引き上げは少子高齢化で避けられないと思うが、抵抗を続けるフランス人も多い。
【上昇気流】(2023年4月25日)
急な地方出張でビジネスホテルを予約した。全国チェーンのホテルの一つだが、チェックインしようとしたら、ワクチン3回以上接種の証明があれば「全国旅行支援」が受けられるという。急いでいたこともあり、証明書は持ってきていなかった。
【上昇気流】(2023年4月24日)
都内の拙宅に近い小学校のグラウンドで日曜日ごとに、小学校中学年主体の20人ほどの野球チームが練習に励んでいる。チームは自治体の助成を得、指導する人たちは父兄も交じった地域のスポーツ経験者らだという。
【東風西風】「ブラタモリ」で楽しく学ぶ
NHKで放送される「ブラタモリ」は、出色の紀行・教養バラエティー番組である。2008年の初回パイロット版放送以来、放送回数は230回を超えている。訪問地も初回の「原宿(表参道)」など東京都内から全国に広がった。
【上昇気流】(2023年4月22日)
「経営の神様」と言われた実業家、松下幸之助さんは半世紀ほど前に「置州簡県論」を提唱した。全国に独立性の強い州を置いて県を手軽なものにする構想だ。強調したのは各州に「首都」を設けることだった。
おひとりさまの禁止 ネパールから
トレッキング好きな方には残念なニュースであるが、ネパールでは、今月(4月1日)から全土の山においてソロ(個人)トレッキングの禁止という新たな制限が加わった。全ての外国人トレッカーは、政府公認のトレッキングエージェンシーを通じてトレッキング情報管理システムカード(TIMSカード)を取得し、ライセンスを持ったガイドのサービスを受けることが義務化された。
【上昇気流】(2023年4月21日)
岸田文雄首相の選挙遊説会場に投げ込まれた爆発物にはナットのような部品が取り付けられ、殺傷力を高めようとした可能性があるという。60㍍先のコンテナに穴を開けるほどの威力だ。威力業務妨害容疑で逮捕された木村隆二容疑者だが、当然、殺人未遂容疑も視野に入れるべきである。
崩れ始めた学校の「安全神話」ブラジルから
子供が通う学校から「出入り口と校内の警備強化を行います」とのメールが届いた。近年、ブラジル各地で学校や教師・生徒を狙った暴力事件が相次いでおり、いずれも死傷者を出す事件に発展している。
【上昇気流】(2023年4月20日)
NHKBS「にっぽん百名山」で、スペシャル「バディー登山」を見た。バディーは相棒の意味で、山を友と楽しむというもの。新潟県の妙高山、長崎県対馬の白嶽、そして長野県の北穂「滝谷」が紹介された。
おばあちゃんママの奮闘 韓国から
韓国の友人が先日、日本旅行に出掛けた。還暦を迎えた奥さんに常日ごろの感謝の意を込めた旅行と聞いていたが、韓国に戻ってから聞くと、面倒を見ている孫娘を一緒に連れて行ったという。その孫はご夫妻の娘の一粒種で、実は公務員としてバリバリ働く娘に頼まれ、日中は代わりに面倒を見ているという。ママの代打役はもう3年になり、孫はおばあちゃんを「ハルモニオンマ(おばあちゃんママ)」と呼び、すっかり懐いているそうだ。



