コラム
【上昇気流】(2022年7月1日)
東京電力管内で4日間続いた電力需給逼迫(ひっぱく)注意報が、昨日午後6時に解除された。節電の協力などによって乗り越えられたと、経済産業省は述べている。とはいえ、厳しい暑さの中、きょうから9月30日まで全国的に節電要請に入る。
価格高騰で多発するガソリン泥棒 米国から
ガソリン価格が高騰し、近所のガソリンスタンドを通るたびに価格が上昇しているのには日々驚かされている。新型コロナウイルスが感染拡大した2020年には一時1ガロン(約3・8㍑)当たり1㌦台の時もあったが、今では5㌦を超えている。しかし、価格高騰により最近増加しているガソリン泥棒のやり口の多様さにはもっと驚かされる。
【上昇気流】(2022年6月30日)
地中海世界は古代文明の揺籃(ようらん)の地だった。幾つもの文明が折り重なって築き上げられた文明圏。ギリシャ人が植民地を広げ、ローマ帝国によって統一事業が成し遂げられた。
【上昇気流】(2022年6月29日)
人間は評価する存在だ。だが、評価される存在でもある。作家の松本清張(1992年没)は批評家を嫌ったが、清張の小説にも多分に作者なりの批評(評価)が含まれている。批評の働きが全くない小説はそもそもあり得ない。
高齢者集えば病気・薬自慢に
60歳を過ぎると、同僚が体調不良で休んだなどという話を耳にすることが増えてくる。また、同級会があれば、話題になるのが医療・介護・生命保険の話、それに病気自慢だ。「最高血圧が130超えると……」などテレビのCMでもよく流れている。
広く自由な青瓦台 韓国から
大統領府の移転に伴い市民に開放された青瓦台を見学した。移転前も青瓦台には特派員として出入りできたが、常駐記者たちの部屋や記者会見場がある「春秋館」など限られた場所だけ。それだけに好きな場所を好きなだけ歩き回れる一般公開に期待が膨らんだ。
【上昇気流】(2022年6月28日)
気象庁は九州南部、東海、関東甲信の梅雨明けを発表した。いずれも平年より2週間以上早く、関東甲信は観測史上最も早い梅雨明けとなった。梅雨の期間は平年は1カ月以上あるが、今年は東海が13日間、九州南部が16日間、関東甲信が21日間だった。
【上昇気流】(2022年6月27日)
日本最古の巡礼路で約1300年の歴史を持つ西国巡礼。その十番札所で京都・宇治市にある三室戸寺(みむろとじ)に参ってきた。寺伝によると、宝亀元(770)年に光仁天皇の勅願で創建され、皇族や貴族の崇敬を集めた。
【上昇気流】(2022年6月26日)
新聞に地元のホタル祭りのチラシが入っていた。もはや祭りは終わったが、記憶に焼き付けられたのは、新型コロナウイルス禍で祭りがしばらく休止していたからだった。3年ぶりだという。
期待高まる観光客往来 台湾から
最近、日本人同士が集まるとあいさつ代わりに交わされる言葉だ。台湾は今年4月からウィズコロナ政策へと転換した。オミクロン株が重症化しにくいとされていることに加え、ワクチン接種率が向上したことが大きい。
マスク着用義務めぐり対立 フィリピンから
フィリピン国内では新型コロナウイルス感染はほぼ収束状態にあり、かなりの規制が緩和され人々の生活は元に戻りつつある。しかしここにきて地方政府と中央政府が、マスク着用をめぐり激しい対立を繰り広げている。
【上昇気流】(2022年6月24日)
「すごく楽しい42㌔でした」――。2000年のシドニー五輪女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子選手が語った言葉である。その後、好成績を残した日本選手が「楽しんだ」と言うのをよく聞くようになった。
慰霊の日と自衛官の私的参拝
今日は慰霊の日。毎年この日が近づくと、地元新聞が旧日本軍批判の記事を連載している。慰霊の日には、沖縄の陸上自衛隊幹部らが糸満市摩文仁の丘にある旧日本陸軍司令官らの顕彰碑「黎明(れいめい)の塔」を参拝しているが、これも批判の的となっている。
【上昇気流】(2022年6月23日)
中世東国の幹線道路には上道、中道、下道があった。いずれも鎌倉を起点にしていて鎌倉街道と呼ばれ、上道は武蔵府中を通過して武蔵野を縦断し、丘陵地の東縁をかすめるように北上して上野国に到(いた)る。
【上昇気流】(2022年6月22日)
都下の拙宅に配布される市広報誌の直近の特集は「風水害対策」。「『いつかやろう』ではなく『今日やろう!!』」「風水害への対策、できていますか?」と問い掛け、基本的な気象情報の入手方法、ハザードマップの一部、避難行動の手順などが示されている。
食料分配所に長い列 オーストリアから
食料無料分配所に連日早朝から、多くの人々が長い列をつくる。戦時の風景ではない。オーストリアの首都ウィーンでの平時のことだ。慈善団体が、物価高で生活食料品を買えない低所得者や移民たちに食料を配っている。最近はウクライナの避難民も、その列に加わってきた。オーストリア政府から支給される難民支援金だけでは十分ではないからだ。
Zoomでつながるカフェ
先週、居住区のまちづくり協議会(まち協)が主催する活動支援金交付・交流会に初めて参加した。と言うのは、住みよいまちづくりをする市民団体に資金支援する制度があり、自身が主宰する地域講座クラブが交付団体に認定されたからだ。
【上昇気流】(2022年6月21日)
NHK・BSのスポーツ・バラエティー番組「大相撲どすこい研」は、大相撲の現役力士や親方が登場し、体験を交えて深掘り解説する。「そういうことなのか」と感心させられ、大相撲を観(み)るのが何倍も面白くなる番組だ。



