コラム
【上昇気流】(2022年7月11日)
東京から東海道新幹線に乗って浜松を過ぎた辺りから、田畑間の空き地に以前は見られなかった太陽光発電のソーラーパネルが設置されているのを何カ所も見掛ける。小規模だから施設用か家庭用か。再生可能エネルギー事業が拡大している証しであろう。
【上昇気流】(2022年7月10日)
「冷房の頭の痛きまで効きて」(金川ふみ子)。外出して、あまりの暑さに途中で喫茶店などを探してしまう。クーラーの風に当たると一時的に気分が良くなるのだが、徐々に冷気の強さに鳥肌が立ち、いたたまれず店を出ることが多い。
【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(13) マレーの虎・山下奉文(中)二・二六事件で昭和天皇の顰蹙買う
昭和17年7月、山下奉文(ともゆき)は新設される第1方面軍司令官に転補の命を受け秘(ひそ)かにシンガポールを離れ、ソ満国境に近い牡丹江に赴いた。防諜(ぼうちょう)を名目に発令は伏せられ、内地への立ち寄りも、マレー作戦に関する天皇への軍状奏上も許されなかった。今や国家的英雄となった彼が何故、凱旋の機も与えられず満蒙の奥地に送り出されたのか。
【心をつむぐ】12年ぶりのおながわみなと祭り
宮城県女川町では、12年ぶりに「おながわみなと祭り」(第55回)が今月の24日(日)に開催されることになった。平成23年の東日本大震災の困難を乗り越え、コロナ禍から2年を経ての開催だ。
【国境警報】中国領海侵入 また最長更新 沖縄・尖閣沖 海警2隻64時間超
沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の領海に5日未明から侵入している中国海警局の「海警」2隻について、第11管区海上保安本部(那覇市)は7日午後、領海内の連続滞在時間が2012年9月の尖閣国有化以降、最長だった64時間を超えたことを確認した。
【上昇気流】(2022年7月8日)
「イナフ・イズ・イナフ」――。「もうたくさんだ」という意味の英語で、日本人にもその感じがよく分かる。スキャンダルの相次ぐ英国のジョンソン首相に抗議し、保健相を辞任したジャビド氏の言葉だ。ジョンソン氏を辞任表明に追い込んだ政府関係者や国民の声でもある。
キリスト教徒の結婚式 イスラエルから
先日、アラブ系イスラエル人でキリスト教徒の友人の結婚式に出席した。結婚式はホテルのチャペルで行われた。これまで、ユダヤ教徒やイスラム教徒の結婚式に参席したことはあったが、キリスト教徒の結婚式は初めてだった。
【上昇気流】(2022年7月7日)
ロシアの反体制指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は、モスクワ東方の「ロシアで最も恐ろしい刑務所」で獄中生活を送り、プーチン大統領の肖像の下に座らされているという(小紙7月3日付)。
【上昇気流】(2022年7月6日)
危機管理の対象となる「危機」の共通点は①予知することが極めて難しく、突然にやってくる②予想の規模を超えている③平時の考え方では対応できない(志方俊之・帝京大名誉教授)。
ウクライナ危機とフランス人の心 フランスから
フランス人の人生観を表す言葉に「セ・ラ・ヴィ」という決まり文句がある。意味は「人生そんなもの」「仕方がない」という半分諦め気味の悲観的表現。しかし、長年筆者がフランス人を観察してきたことからいえば、この言葉は我慢できる段階を意味する。
12年ぶりの海開き
記録的な速さで梅雨が明けた。故郷のある東北南部では、6月の梅雨明けは初めてのことだ。筆者の子供時代、暑さが続くのは7月末からお盆までの2週間余りと短かったが、今年は3カ月間続く長い夏になりそうだ。暑さに弱い東北人としては「体にこたえるな」と憂鬱(ゆううつ)になっていたところに、うれしいニュースが故郷から伝わってきた。
【上昇気流】(2022年7月5日)
映画「男はつらいよ」で、寅さんが旅先から東京・柴又の「とらや」に電話をかける場合、旅館か公衆電話からのことが多い。公衆電話であれば、今はなくなった赤電話かピンク電話である。
【上昇気流】(2022年7月4日)
メダカは戦前から戦後の一時期、都会人の手軽な観賞魚として不動の地位を占めていたようだ。以前、千葉県成田市の熱帯魚などの卸・小売の業者に、先代の話として戦時中のエピソードを聞いたことがある。
【上昇気流】(2022年7月3日)
猛暑が続いている。いつも夕方から夜にかけて読書をするために利用している近郊の駅前の喫茶店は、ここ数日、満員に近く混んでいる。そのため、ほかの店を当たらなければならないほど。
【上昇気流】(2022年7月2日)
暑い、暑いとぼやく日が続くと、天気予報もさることながら「でんき予報」が気に掛かる。でんき予報とは電力使用の予測のことで、供給力との比率を示し、停電の恐れがあれば節電を促す。東京電力のホームページにある。



